tomoko
PROGRESS公然の秘密2、開催おめでとうございます。途中まで、しかも書きなぐりのそのままですが、こんなお話を書こうとしています。
パスワードは店内のお品書きをご覧ください。
表紙は同人誌表紙メーカー様よりお借りしました。 15
結城 廉
PAST合同誌の漫画をR直前までノベライズしてみました。童話パロ大好きなんですよねえ。
いつかまとめてみたいんですが、、
fairy tale〜赤ずきん〜 once upon a time...
――オーブ王国という国の辺境の村に、愛らしい女の子が住んでおりました。
光をはじく金色の髪を大きな赤いずきんで隠していたため、誰もが名前ではなく『赤ずきん』と呼んでいました。
「よーし、準備完了」
赤ずきん――カガリは、中身を確認し終えたバスケットを抱え、元気に立ち上がった。手作りのクッキーとパン、小さな瓶に入れたワインも入っているから、それなりの重量がある。けれど、どれも置いていくことなどできない。
腰を痛めて寝込んでしまっている大切な人に、どうしても届けてあげたいのだ。
「じゃ、行ってくるな!」
見送ってくれる姉代わりともいうべき女性に声をかけると、彼女は心配そうに顔を曇らせた。
6659――オーブ王国という国の辺境の村に、愛らしい女の子が住んでおりました。
光をはじく金色の髪を大きな赤いずきんで隠していたため、誰もが名前ではなく『赤ずきん』と呼んでいました。
「よーし、準備完了」
赤ずきん――カガリは、中身を確認し終えたバスケットを抱え、元気に立ち上がった。手作りのクッキーとパン、小さな瓶に入れたワインも入っているから、それなりの重量がある。けれど、どれも置いていくことなどできない。
腰を痛めて寝込んでしまっている大切な人に、どうしても届けてあげたいのだ。
「じゃ、行ってくるな!」
見送ってくれる姉代わりともいうべき女性に声をかけると、彼女は心配そうに顔を曇らせた。
calmdestorm2
PASTフーファン小説以前、#ティアラのおとぎ話 というフーファン童話企画があった時に、違うところにアップしていた作品です。
湯葉の野菜春巻きと厚揚げ豆腐の『竹取物語』のパロディ小説。
結構長文で、捏造いっぱいですよ!!
なんちゃって竹取物語庭に炊かれた焚き火にくべられたその途端、衣は炎をまとい勢いよく燃えてしまいました。
若草色の髪を揺らし、長身の男は燃えゆく衣から来訪者へとゆっくり視線を移します。
衣……『火鼠の皮衣』なる物を持ってきた来訪者は、意気揚々とした様子は何処へやら、萎縮したまま冷や汗を流しその瞳を見つめ返します。
否……見つめ返しているのではなく、目を逸らせないと言った方が正しいでしょうか。
硬直し言い訳すら語ろうとしない相手に、長身の男はわざとらしくため息をつき、自身の眼鏡の位置を直します。
「貴方を咎めはしません。罪に問う価値もなさそうですから。
その代わり、二度と私の現れないように」
にこり、と擬音が聞こえてきそうな微笑みを浮かべ、男は最早ただの邪魔者と化した来訪者を追い払いました。
9326若草色の髪を揺らし、長身の男は燃えゆく衣から来訪者へとゆっくり視線を移します。
衣……『火鼠の皮衣』なる物を持ってきた来訪者は、意気揚々とした様子は何処へやら、萎縮したまま冷や汗を流しその瞳を見つめ返します。
否……見つめ返しているのではなく、目を逸らせないと言った方が正しいでしょうか。
硬直し言い訳すら語ろうとしない相手に、長身の男はわざとらしくため息をつき、自身の眼鏡の位置を直します。
「貴方を咎めはしません。罪に問う価値もなさそうですから。
その代わり、二度と私の現れないように」
にこり、と擬音が聞こえてきそうな微笑みを浮かべ、男は最早ただの邪魔者と化した来訪者を追い払いました。
ranmao_cos
MAIKINGオリジナル小説赤ずきんちゃんは狼くんに食べられたい❤親の転勤により、御伽学院に通うことになった転校生・大神零。彼は狼族の出自を持ち、その狼のような優雅な姿勢と鋭い眼差しで、周囲を圧倒していた。一方、転校そうそうに、彼は半ば強制的に、ビッチと有名な噂の赤ずきんこと、赤井林檎と出会う。彼は、自由奔放な性格と美貌で、男子生徒たちから熱狂的な支持を受けていた。
しかし、零は彼の虚栄心と傍若無人な態度に対して、全く興味を示さなかった。彼は自分自身の目的を追求するために、周囲の噂話や人間関係には一切興味を持たなかった。
そのため、彼は周囲からは冷たく見られることもあったが、彼自身はそれを気にすることなく、淡々と学校生活を送っていた……。
「おい! 起きろよ!」
突然の大声と共に体を揺さぶられ、零はゆっくりと目を開ける。目の前には、一人の少年が立っていた。
1290しかし、零は彼の虚栄心と傍若無人な態度に対して、全く興味を示さなかった。彼は自分自身の目的を追求するために、周囲の噂話や人間関係には一切興味を持たなかった。
そのため、彼は周囲からは冷たく見られることもあったが、彼自身はそれを気にすることなく、淡々と学校生活を送っていた……。
「おい! 起きろよ!」
突然の大声と共に体を揺さぶられ、零はゆっくりと目を開ける。目の前には、一人の少年が立っていた。