カンディ
DOODLE第四屍支部(赤衣#1)1:未知の世界いつも通りの朝、、いつも通りの、、いつも通りなんて、、
いつ起きてもそこは薄暗い世界、
この世界の中心には昨日から電源がつきっぱなしのパソコンが自らの熱を抑えようと唸っている。
他に言うことがあるとすれば、卵が腐ったものとアールグレイの紅茶を足して2で割ったような匂いがたちこめているくらいだろうか、
(こんな汚い部屋に住んでいる人間は数少ないだろうな、、)
その世界のたった1人の住人は思った。
(コンコン)
静かな空間に扉を叩く音が響くと同時に、部屋の外からオドオドとした声が聞こえてくる
『曲ちゃん、、今日で28歳でしょ、、?そろそろ仕事探さないと、、お母さんは曲ちゃんがこのままだと心配で、、』
『うるさい、、私はこのまま死んでも後悔なんてない、、いいからほっといてよ、』
837いつ起きてもそこは薄暗い世界、
この世界の中心には昨日から電源がつきっぱなしのパソコンが自らの熱を抑えようと唸っている。
他に言うことがあるとすれば、卵が腐ったものとアールグレイの紅茶を足して2で割ったような匂いがたちこめているくらいだろうか、
(こんな汚い部屋に住んでいる人間は数少ないだろうな、、)
その世界のたった1人の住人は思った。
(コンコン)
静かな空間に扉を叩く音が響くと同時に、部屋の外からオドオドとした声が聞こえてくる
『曲ちゃん、、今日で28歳でしょ、、?そろそろ仕事探さないと、、お母さんは曲ちゃんがこのままだと心配で、、』
『うるさい、、私はこのまま死んでも後悔なんてない、、いいからほっといてよ、』
カンディ
DOODLE第四屍支部(死山#1)1:記憶喪失朝起きると、リビングと繋がっている私の部屋からは、早起きの母親がキッチンでいつものベーコンと目玉焼きを乗せた厚切りのパンを用意してくれているのが見えて、
そこに私は寝ぼけた目をしながらボサボサになった髪を手で宥めて欠伸をしながら『おはぁよぉ』と言う。
それに対してお母さんも笑顔で『おはよう』と返してくれる
いつも通りの朝、そう、いつも通りの
ただ、今日は何かが違った。
目に光が入ってくる、眩しさに耐えながら目を開けると、私の前にはやつれた顔をした右目が隠れた女性が私を覗き込んでいる、
『だ、誰!?』
『ようやく起きましたか、詳しい説明は後で、とにかく着替えてください。出勤時間が遅れて怒られるのは貴方だけじゃないんです、、』
912そこに私は寝ぼけた目をしながらボサボサになった髪を手で宥めて欠伸をしながら『おはぁよぉ』と言う。
それに対してお母さんも笑顔で『おはよう』と返してくれる
いつも通りの朝、そう、いつも通りの
ただ、今日は何かが違った。
目に光が入ってくる、眩しさに耐えながら目を開けると、私の前にはやつれた顔をした右目が隠れた女性が私を覗き込んでいる、
『だ、誰!?』
『ようやく起きましたか、詳しい説明は後で、とにかく着替えてください。出勤時間が遅れて怒られるのは貴方だけじゃないんです、、』