あさい
涂鸦牢獄のメシがマズすぎる死刑囚は今日も藹々「────それでは、恐れ入りますがこちらへお入りください」
「ふ、このような杜撰な造りの檻程度で悪魔憑きを封じ込められるとでも? お前たちの安心が、こんなくだらないことで保てればいいがな」
「……っ、し、失礼します王子殿下……っ!」
「王子殿下……? 黒目、黒髪だと……?」
「……死刑囚か。どのような罪科を背負ってこの場に居るのか興味も無いが、逃げ場もなくこの俺と向き合うことになるとは憐れなものだ。せいぜい機嫌を損ねぬよう大人しくしていることだ」
「ああ、そうするよ。……そうしたいんだが……。…………ど、どうしたんだいったい、そんなにソワソワして。大丈夫か? 腹でも痛いのか?」
「えっ。俺を、気にかけるとは……。いや、そうではなく、この俺にそのような言葉をかけるとは恐れ知らずな……」
5924「ふ、このような杜撰な造りの檻程度で悪魔憑きを封じ込められるとでも? お前たちの安心が、こんなくだらないことで保てればいいがな」
「……っ、し、失礼します王子殿下……っ!」
「王子殿下……? 黒目、黒髪だと……?」
「……死刑囚か。どのような罪科を背負ってこの場に居るのか興味も無いが、逃げ場もなくこの俺と向き合うことになるとは憐れなものだ。せいぜい機嫌を損ねぬよう大人しくしていることだ」
「ああ、そうするよ。……そうしたいんだが……。…………ど、どうしたんだいったい、そんなにソワソワして。大丈夫か? 腹でも痛いのか?」
「えっ。俺を、気にかけるとは……。いや、そうではなく、この俺にそのような言葉をかけるとは恐れ知らずな……」
あさい
涂鸦た、助かった……!クロードの顔立ちのおかげで……!!そう、クロードさんならね「お、おいあれクマじゃないか……?」
「おや本当だ。明らかに僕たちへ向かって突進してきているね」
「カイゼ様とノイルは別のクマに襲われていて迎撃不可能です!」
「……仕方ない……!」
「やるんですか? 今、ここで……?! クマに……?!」
「────ふぅ。クマがメスで助かった。二分の一の賭けだったからヒヤヒヤさせられたが……もう大丈夫だぞ。カイゼたちと合流しよう」
「た、助かった……!! クロードの顔立ちのおかげで……!!!」
◆◆◆
「……くしゅんっ! うぅ……っくしゅ! くしゅん!」
「くしゃみ連発じゃねぇか。風邪なら早いとこドロシーに診てもらえよ」
「それがね、これは風邪じゃなくて……くしゅっ、花粉症っていって、体に合わないものに対して反応が起こっちゃってる感じで、くしゅんっ、どうしようも……なくて。うう……」
4597「おや本当だ。明らかに僕たちへ向かって突進してきているね」
「カイゼ様とノイルは別のクマに襲われていて迎撃不可能です!」
「……仕方ない……!」
「やるんですか? 今、ここで……?! クマに……?!」
「────ふぅ。クマがメスで助かった。二分の一の賭けだったからヒヤヒヤさせられたが……もう大丈夫だぞ。カイゼたちと合流しよう」
「た、助かった……!! クロードの顔立ちのおかげで……!!!」
◆◆◆
「……くしゅんっ! うぅ……っくしゅ! くしゅん!」
「くしゃみ連発じゃねぇか。風邪なら早いとこドロシーに診てもらえよ」
「それがね、これは風邪じゃなくて……くしゅっ、花粉症っていって、体に合わないものに対して反応が起こっちゃってる感じで、くしゅんっ、どうしようも……なくて。うう……」
あさい
供养メタネタ。プレイヤーが何周も何周もするうちに初めからうっすらと闇堕ルートの蓋が開きかけるようになってしまったオバレク男子たちによるユヒルちゃん包囲網を書こうとしたものの、流石にご都合ifすぎない?怒られるよ!と思いボツにしました 1131
あさい
涂鸦騎士団時代のノイルとユージンさん、たまにグリンダさんの妄想会話文こんな日もあったねこの後めちゃくちゃ大乱闘した
「そこの若い騎士様たち! 一杯飲んでかなーい? サービスするよ」
「お。なァ寄ってこうぜ」
「あ? またグリンダにドヤされんじゃねぇか」
「アレはおまえが派手にケンカしやがったからだろーが。管巻いたおっさんに絡まれたくらい受け流せねぇモンかねぇ」
「うっせーな、好き放題言われっぱなしでうまい酒なんか飲めっかよ! オマエも結局手出したじゃねぇか」
「おれは降りかかる火の粉を払っただけだっつの。昔からおまえと居るとやたら変な流れになんだよなァ、ノイル。毎回なんなんだ」
「ンなことオレが聞きてぇよ! つかオマエについてった先で巻き込まれただけのもあっただろが、全部オレだけのせいにすんじゃねぇよ!」
3646「そこの若い騎士様たち! 一杯飲んでかなーい? サービスするよ」
「お。なァ寄ってこうぜ」
「あ? またグリンダにドヤされんじゃねぇか」
「アレはおまえが派手にケンカしやがったからだろーが。管巻いたおっさんに絡まれたくらい受け流せねぇモンかねぇ」
「うっせーな、好き放題言われっぱなしでうまい酒なんか飲めっかよ! オマエも結局手出したじゃねぇか」
「おれは降りかかる火の粉を払っただけだっつの。昔からおまえと居るとやたら変な流れになんだよなァ、ノイル。毎回なんなんだ」
「ンなことオレが聞きてぇよ! つかオマエについてった先で巻き込まれただけのもあっただろが、全部オレだけのせいにすんじゃねぇよ!」