夏の魔法がなくたって　気づけば、その姿を目で追っている。すべての瞬間、スポットライトの真ん中にいるようなやつだ。見ないでいるほうが難しい。
　多分、龍水もSAIの視線に気がついている。そうわかってからは隠そうとするのも馬鹿らしくなった。見られるのには慣れているから、どうせこんな視線ひとつ歯牙にもかけないのだろう。
　SAIと違って社交的な龍水は、昔からいつもいろんな人に囲まれていた。癖が強い性格ではあるが、それ以上にそのカリスマ性や闊達さは人を惹きつける。あまつさえ、だれにだって「欲しい！」と来たもんだ。
　はあ、とSAIはため息をついて、仲間と笑っている龍水ををぼんやりと見つめる。
　まるで違う世界の人間だ。そう感じると、もやもやしたなにかが胸の中に影を落とす。これも昔からだ。インドで龍水に関する記事を見つけたときも、こんな気持ちになっていたと思い出す。

龍の揺り籠　運転がうまいな。そう褒めると、きまってSAIは複雑な顔をする。
　かつてのインドでは日本の交通マナーは通用しなかったと話では聞いたことがある。向こうでは貴様もスピード違反したのか、とたずねると、スピード違反なんて存在しないよ、と肩をすくめていた。つまりは無法地帯だからどれだけ速度を出しても問題ないということらしい。ルール無用の運転をしていた姿を見たかったと好奇心を抱いてしまうほど、SAIの運転は丁寧で滑らかだ。
　とは言っても、SAIがドライバーを務めることは多くはない。雇っている運転手の仕事をむやみに奪うことはないし、そもそも龍水自身も運転はできるのだ。
　だから、こうしてSAIが龍水を迎えに来たときくらいしか機会はない。

［webオンリー展示］Good boy.「よしっ、終わったっ」
　ディスプレイから顔を上げて背伸びをする。最後に時間を確認してから、二時間が経っていた。
　ふう、と息を吐いて冷めきったコーヒーに手を伸ばして、ようやくSAIはずっとそこにいた人影に気づく。
「りゅ、龍水っ⁉」
　ソファに座ってこちらを見ていたのは、弟、龍水だった。様子から察するに、今来たばかりというわけではなさそうだ。
「終わったのか」
「う、うんっ、……ごめん待たせた？」
「構わん」
　龍水はいつもどおり鷹揚にうなずいて、
「待ってたぞ」
　と言った。
「ああ、うん……？」
　ごめんの返事が構わない、なのだから、龍水が求めているのは謝罪ではないのだろう。しかし、じっと訴えるように見つめてくる瞳がなにを期待しているのかSAIは皆目見当もつかず戸惑う。

⑨すれ違いSAI龍コント最終回後おまけ🐉「SAIは俺としたいことセックスしかないのか？」
🦏「は？🤯えっ？は？そっ！そんなわけっ！ないっ‼️」
🐉「そうか。(きいたら何かまずかったか？(・・？)」

りゅーすいくん的には、次はSAIと何しようかな？どこいこうかなと考えてる時に、SAIは何か俺としたいことないのかな？と思って、今まで才くんがしたいって言ってきたことを集計してみたら第1位がそれで、他があんまりなかったからきいただけで、別に何の不満もないし、ただの日常会話のつもりで聞いただけ。(いちばん最初の恋人はいるのかと同じノリ)

だけどこの言い方されたらそれにしか興味無い最低男みたいな感じになるので…😅
そう受けとった才くんは否定しようとするけど実際自分の言動思い返してみるとそれ以外のことに龍水を誘った記憶が思い出せず…(たまにゲームしよとかはあるけど)

⑦-①→ハッピーじゃない分岐2つ龍水くんが慣れてきた頃
～序章～
ある日のセックス後↓
🦏「龍水最近こわがらなくなったね」
🐉「😮…そういえばそうだな？🤔」
🐉(しまった…！SAIは嫌がる俺の方が好みだったんだ…！最近はSAIが俺のすることに喜んでくれているのがわかるから俺も嬉しくなっていた。やっぱり泣いた方がいいのか？でも俺はSAIに求められるとすぐ嬉しくなってしまう…嫌がるってどうすればいいんだ？やはりSAIには内緒で練習しておくべきだったか？いやでもSAIは何やら拘りがあるみたいだったから演技だとやはりバレてしまうか…)
🐉「SAIは前の俺の方が好みか…(･ ･`)」
🦏「えっ！😳いやっ、こわくなくなったんなら良かったじゃないかっ！全然っ大丈夫😅💦」

⑧ すれ違いSAI龍最終回！ 龍水くんもSAIの対応に慣れてきて時間が経ったある日のこと…

🐉「SAIー！！新しいアミューズメントパークができた！！一緒に行こう！！！」
🦏「え～ちょっと待ってこれ🐉「じゃあいい！他の奴と行く！お土産は買ってくる！😆🎶💗💨」
🦏「Σ(ﾟﾛﾟ;えっ、ちょっ、龍水っ！？も…もういない……」

才くん、初めてのフラれ…

もう才くんの反応に慣れきった龍水くん、才くんのえ～とかに全く意味はないことを知ってる。
俺の誘うことにはだいたい付き合ってくれるしSAIも俺と遊ぶの楽しいみたい。断る時は本当に用事がある時で俺が好きかどうかは関係ない。
今回は本当に新しい遊び場が楽しみすぎて才くんのえ～の後まで待てなかっただけ！もう才くんに好かれてることを知っているから返事が返ってくるまで不安そうに待つりゅーすいくんはいないのだ！(えーさみしい～🤦‍♀️(でも多分これが健全なんだよ…🤦‍♀️

⑦龍水くん理解してきたよ結局話し合いで答えがでるはずもなく、そのまま関係続けてく(龍水くんは大丈夫な日もあれば駄目な日もあり…みたいな状態)
んですけどある日龍水くんは気付きます。
(SAIの奴、俺が不安がってる方が興奮してないか？🤔)
龍水くんにその趣味はないけれど、そういうのが好きな人もいるということは知ってる。SAIもそうなのか？かしこい龍水くんは才くんに聞きます。
🐉「SAIは俺が泣いている方が好みなのか？」
🦏「そんなわけないっ！😫」


否定されてしまったが、龍水くんの経験による推測は正しいので…
才くんの言動と本心にズレが生じてることにだんだん気がついてきます。
才くん、本人に自覚は全くないけれど初動否定で入ってしまいがちなので龍水くんの行動にもストップかけがちだったんですよね。(龍水くんのやる事がデケーのが悪いとこもあるが…😅)

⑥原因話し合いコント急にセックスこわくなっちゃったりゅーすいくん！理由を探るために話し合いを始めます。


‎🦏「なんで急にこわくなっちゃったの？」
‎🐉「わからん…」
‎🦏「昨日まではノリノリだったの、アレなんだったの？」
‎🐉「あれは、SAIが俺を好きだと言ってくれた時にしたのが気持ち良くてもっとしたくなったから…」
‎🦏「そ、そうなんだ…あ、でもそれを僕が止めたから嫌われてると思ってこわくなっちゃったんだよね？あってる？」
‎🐉「ああ。」
‎🦏「でも今そうじゃないってことがわかったでしょ？じゃあ大丈夫じゃないの？」
‎🐉「そのハズなんだが、何故かこわいと感じてしまった。俺にも理由がわからん…」
‎🦏「え、でもちょっとまって、その前はさ、僕に嫌われてると思ってたんでしょ？あのときはどう思ってたわけ？？」

⑤ハッピーエンドへの道ハッピーエンドセックス中↓

龍水くん、まだ感情がちゃんと落ち着いてなくて涙ポロポロこぼれちゃってたけど、でもそれを才くんが、何回も大丈夫？って優しく聞いてくれてたから龍水くんも大丈夫って答えてたけど、
🦏「ねぇ、泣くたびいちいち止まってたらさぁ…」
🐉「とっとまらなくていい」
🦏「お前が待って欲しいって言ったんじゃないか」
🐉「それは、さいが俺のことをきらいだと思ったからで、そうじゃないならSAIのすきにしていい」
🦏「あのさぁ～その嫌いか嫌いじゃないかって判断やめろよ。僕は龍水が好きって言ってんのに」
🐉「(• •｡) 」
🦏「その全然わかんないみたいな顔やめて」
🐉「すまん…(. . `)」

④SAI龍喧嘩からのハッピーエンド涙止まらんまま抱かれたあと、疲れて寝ちゃって、で目が覚めたあと隣で寝てる才くんの背中見ながらまた、俺はどうしたらいいんだ、SAIにまた嫌われてしまったけれどここにいていいんだろうか、自分の気持ち、SAIに嫌われてた頃に戻せるだろうか？いや、戻そう、とか考えてまたかなしくなってたところ、
目が覚めた才くんにめっちゃ優しい顔で「おはよう😊」って頭なでられてあれ(・・)💦？ってなる。
SAIは俺のこと嫌いになったんじゃ…？って思ってそれをそのまま聞こうとするけど声が出なくて、いつも通りに動けない自分がこわくて、また涙ぽろりしながらこわい…ってこぼしたら、
才くんが「そんなに気持ち良かったの？」って聞くからは？😮ってなる。意味わからんすぎてきょとん…😶としてたら「？…(・・？こわくなっちゃうくらい気持ち良かったのかな～って…？」って言われて

③-①泣きながら抱かれるりゅーすいくんがみたい③の途中から分岐してます↓
🤦‍♀️←こいつはどうしてもツッコミたい私


🦏「龍水、入るよ」
入った瞬間涙を拭う龍水が見えた。
🐉「すまん、SAI、大丈夫だ」っていつもの顔で言おうとしてるけど次の涙が目に浮かんでる。

🦏「あのね、龍水、ごめんね」
🐉「謝らないでくれSAI、悪いのは俺だ」
🦏「ちがう、龍水は悪くないよ」
🐉「だが、でもっ…」
話そうとして堪えてもどんどん涙溢れてきちゃう龍水くん
🦏(龍水がこんなに泣く姿見たことない、そんなに僕とセックスしたいの…？(違うって！🤦‍♀️)
正直かわいい…(それはそう🤦‍♀️))

なのでもういきなりちゅーして
🦏「ねぇ龍水、やっぱり今日もしてもいい？」って聞く

③日めくりりゅーすいくん毎日毎日毎日やってくる日めくりりゅーすいくんの部分は各々お好きなさいりゅを好きなだけどうぞ
って感じなんですけど、一応私の妄想書きます。

①朝、時間…！って飛び起きて準備して出ていくのを才くんが寝ながらいってらっしゃ～いって言ってくれたのが嬉しくて今日もしたい！と思う。
割と急いで帰ってきたけど、遅くなっちゃったからSAIもう寝てるかなと思ったら起きてる！でもお風呂入ってる間に寝そう、急いで出たけどSAIがリビングにいない！部屋に戻っちゃった😫でもしたいな、まだ起きてるかな？って思いながら部屋のドアノックしたらまだ起きてた！良かった！したいっていったらいいよって笑って言ってくれた！やった！ → 成功‼️

②-① Hしたいりゅーすいくんと気づかない才くん①のあとすぐ1回セックスしたんですけど、今までは才くんが何故自分を抱くのか分からないまましてたのが、才も俺のことが好きって思いながら初めてしたから、いつもよりめっちゃ幸せで気持ちよくてうれしかったりゅーすいくん。
もっとしたいと思うけれど今まで才くんが来てくれたときしかしたことがなかったからどうやって誘えばいいのかわかんない。そもそも俺からいっていいのか？いやSAIも好きって言ってくれたからいいはずだ…言うぞっ！って思うけど、タイミングが合わなかったり、掴めなかったり、言えなかったりで数日過ぎてしまう…
ex.
・りゅーすいくんが家に帰ると才くんはもう寝ていた → 失敗！
・どうやって誘うか考えながらSAIが帰ってくるのを待っていたらソファで寝落ち。帰ってきたSAIにベッドで寝なよって言われる → 失敗！

②すれ違いSAI龍コント続き今まではHするタイミング才くん次第で龍水くんから誘うことはなかったけど(才がしたがる時が龍水くんには意味不明でわからなかったから)、才も自分のことが好きみたいと知った今、俺からしたいって言ってもいいのだろうか…？いやでも…と言えないままソワソワしながら数日過ぎ、
やっと才くんがその気になってくれてめっちゃ嬉しいんだけどここ数日ずっとそればっかり考えちゃってたからちょっとモジモジしちゃって、
それを才くんに「どうしたの？」って聞かれて、
照れながら「実はずっと前からしたいと思ってた…''((⑉• •⑉)❤︎」って答えるもんだから才くんはもうめっちゃかわい～～～～！！！！！💗💗💗

①すれ違いSAI龍コント～前提～
最終回後、才くんは科学チーム所属日本在住。
りゅーすいくんは才くんとは別に家あるけど、世界中動き回っているのでほぼ家には帰らず、日本に戻った時は才くんのお家に泊まる、を繰り返していたけど、まあなんやかんやあり、

「お前自分の家帰ってんの？」「帰ってるが？」「その割にはここにずっといない？」「それもそうだな…」「「……」」「💡隣の家を買うか❗️」「いやっ！ここに住めよっ！！Σ＼(ﾟДﾟ;)」

となり、
晴れて一緒に住むことになったのである。
付き合ってはない。やることはやっとる。

からの妄想↓

考え方全然違うから認識ズレがめっちゃ起こる才龍かわいいねぇって話です。


同居して割と経ってから突然りゅくんが「才は恋人いないのか？」って聞いて「え！？はぁっ？えっ、えぇ〜」ってなる