sei_rannnn
MOURNING[供養]バレンタインのばへし。主へのチョコを買いに行く長谷部に山姥切国広が嫉妬する話。主へし要素ありなのかな?これも未完。審神者は出てきません。バレンタインのばへし※時空移動の捏造あり。モブ店員が出てきます。
長谷部と山姥切国広は、平成時代のとある年、2月の初旬のとある街にいた。そこは駅に直結した商業施設で、地下1階のバレンタインフェアは女性が通路を埋め尽くしていた。そこでは臨時にチョコレートの販売ブースが並び、店員が自店舗のチョコレートを購入してもらうべく小さく切ったチョコレートを手当たり次第に配布していた。
そこにダークグレーのピンストライプのスーツに紺のトレンチコートを羽織ったへし切長谷部と、戦装束の防具を取り払った姿の山姥切国広がいた。常に纏う布の代わりにパーカのフードを被ったその顔は人だかりを前に青ざめていた。
「おい、ここ、なんだよな……?」
「ああ、そうだ」
3137長谷部と山姥切国広は、平成時代のとある年、2月の初旬のとある街にいた。そこは駅に直結した商業施設で、地下1階のバレンタインフェアは女性が通路を埋め尽くしていた。そこでは臨時にチョコレートの販売ブースが並び、店員が自店舗のチョコレートを購入してもらうべく小さく切ったチョコレートを手当たり次第に配布していた。
そこにダークグレーのピンストライプのスーツに紺のトレンチコートを羽織ったへし切長谷部と、戦装束の防具を取り払った姿の山姥切国広がいた。常に纏う布の代わりにパーカのフードを被ったその顔は人だかりを前に青ざめていた。
「おい、ここ、なんだよな……?」
「ああ、そうだ」
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MOURNING[供養]パンケーキのばへしのその後支部の現パロばへし↓の続きを書こうとしていた
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=5750003
パンケーキのばへしのその後長谷部に呼び出されたのは一緒にパンケーキを食べに行ってから2週間後のことだった。やけに改まった文面で、待ち合わせ場所はカラオケボックス。俺も長谷部もあまりカラオケには行かない方だから長谷部の意図が読めないままその場所まで来た。電車の乗り継ぎのタイミングが良かったらしく10分ほど早く着いたのだが、すでに長谷部が待っていた。紙袋を手に持っている。俺に気付くと一瞬の間があってすっと右手が挙がるのが見えた。長谷部と同じ仕草を返して近寄る。長谷部の口角は上がっているのに目が泳いでいた。
「早いな」
「ああ、まあな」
「ところで用件は何だ」
「それは中に入ってから話す。まずは受付だ」
そわそわと落ち着かない様子で目線をあちらこちらへやりながらこちらを見ずに話す。言い終わったかと思うとふいと身を翻して受付へ向かった。
773「早いな」
「ああ、まあな」
「ところで用件は何だ」
「それは中に入ってから話す。まずは受付だ」
そわそわと落ち着かない様子で目線をあちらこちらへやりながらこちらを見ずに話す。言い終わったかと思うとふいと身を翻して受付へ向かった。