sigekoajigonomi
SPUR ME展示用めだにか漫画(描きかけ)です!スペースお立ち寄りいただきありがとうございます!続きは後々描いていきます。
パスワードはイベントのあった日付4桁です
まだトータル何ページになるかも未定で、
今のところ全文はweb公開かなと思ってはいますが
個人的に気に入ったら印刷出して折本にするかも…
続報はツイッターにて、気長にお待ちください 10
こともり
MOURNINGボツになっためだ→にかss。着地点を見失ったので供養。糖度低めのビター寄り。タップすると全画面で読みやすくなるらしいです。
花いちもんめ「あの子がほしい」と言われる側の子供だった。花いちもんめの話だ。
俺は、人が自分に何を求めているか、何を期待しているかが何となくわかる。わかってしまう。幼い頃からそういう視線に晒されてきたから過敏になっているのかもしれない。
だから自分を変えた。何も求められない人間になった。友達も恋人もいらない。引き換えに手に入れた日常は快適だった。期待されないってこんなに楽で身軽なんだと初めて知った。
そして迎えた二年のクラス替え。話し相手、いや友達が一人できた。目高優一くん。入学式で会った俺の師匠。
目高くんは不思議なひとだった。飄々としていて、ともすれば近寄りがたい雰囲気だけど、話してみると気さくで面白い。どこのグループにも顔が利くのにどこにも属していない。普通なら角が立ちそうなことも、目高がそう言うならとみんなが納得する。
4250俺は、人が自分に何を求めているか、何を期待しているかが何となくわかる。わかってしまう。幼い頃からそういう視線に晒されてきたから過敏になっているのかもしれない。
だから自分を変えた。何も求められない人間になった。友達も恋人もいらない。引き換えに手に入れた日常は快適だった。期待されないってこんなに楽で身軽なんだと初めて知った。
そして迎えた二年のクラス替え。話し相手、いや友達が一人できた。目高優一くん。入学式で会った俺の師匠。
目高くんは不思議なひとだった。飄々としていて、ともすれば近寄りがたい雰囲気だけど、話してみると気さくで面白い。どこのグループにも顔が利くのにどこにも属していない。普通なら角が立ちそうなことも、目高がそう言うならとみんなが納得する。
isona07_2
DOODLEめだにか。二階堂君の初恋を永遠と咀嚼したいと思っている人間がかいた。短い。ドラマおめでとうございます。楽しみです。円盤買いますね。「二階堂…」師匠の声が聞こえる。それは甘く蕩けそうな声音で、僕はその声を聴いた瞬間に甘いチョコレートを思い浮かべてしまった。僕の頬に、師匠は手を添える。その手はザラザラとしていて、手が荒れているな、と思った。師匠の手は僕より大きい。それでいてあったかかった。肌が乾燥していてザラザラしているのがちょっとイヤだったけど、まぁ、許容できる範囲だった。
二階堂、と、もう一度僕を呼ぶ。その声に「なぁに」と答える僕の声はまるで猫の鳴き声のようで、何だか恥ずかしくてたまらなかった。誤魔化すように瞬きをする。そんな僕の様子に師匠はクスリと笑って「カワイイ」といった。カワイイ、可愛い!?僕は師匠のその発言に目を丸くせずにはいられない。正直『可愛い』という言葉は人生で腐るほどに言われてきた言葉だ。僕が高校生になる前、周りの人たちはは躍起になって僕にカワイイという言葉を投げかけてきた。僕としては他人が僕に向けて伝えてくる『カワイイ』という言葉はとても不思議で仕方がなかったのだが、それでも周りの皆は僕の事をひっきりなしに可愛いというので、ああ僕は可愛いのだな、と、そのようなことを僕は不必要に必然的に理解 2311