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    #アル1主

    slekiss

    DONEはい今日は何月何日ですか? そうですね1月6日です(嘘
    そんな訳で大遅刻かましたアルベルト(とシアンさんの)誕生日ネタ。ほんのりアル1主。何でも許せる方向け。
    外国では間接ちゅーはあまり意識しないときいたので、そこらへんは敢えて突っ込んで表現していません。

    1主:シアン・ローズ。口の悪いツン多めのツンデレ。今回はかなりのデレ(当社比)
    朝がクソ弱い。

    以上を踏まえておけば読めると思われます。
    わける、いわう その日、シアン・ローズは明けきらぬ薄暗い街の中を歩いていた。
     人々が起き出すには少しばかりまだ時間がある。冬の朝特有の空気が容赦なく剥き出しの頬を刺し、思わずぶるりと身震いした。
    「あ、シアンさーん、こっちこっち」
     聞き馴れた声に顔を上げれば、早朝にもかかわらず何故か行列を成している一角が目に留まる。その中央あたりで手を振っているのは、シアンを呼び出した張本人。
    「よかったー、約束通り来てくれたんだね」
     おはよう、と笑顔とともに挨拶をくれたのは、茶色の髪に大きな黄色いリボンが印象的な少女、トリーシャであった。
    「おう、おはよう。てかこんな朝っぱらから何の用だよ」
     ふわあ、と欠伸をしながら問うと、彼女はいきなりシアンの腕をとらえた。そのまま呆気にとられたままのシアンと自分の立ち位置をくるりと入れ替える。
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    slekiss

    PASTアル1主前提のお題(無防備なきみに恋をするシリーズ)の1と2番目を、貧乏根性で載せてみる。
    本当は5題を時系列に沿わせてふたりの関係を進めていくつもりだったのだが、お題元がなくなってしまったので諦めた。因みに某所に載せたアル1主は3番目になるはずだったもの。
    無防備なきみに恋をするシリーズ1・2「無防備なきみに恋をする」シリーズ

    1.誰にでもスキだらけ


     第一印象は最悪だった。

     冷静に話し合うといった雰囲気は微塵もなかった。

     にらみ合いが続き、一触即発の空気が漂って。

     出会って数秒で、互いを敵とみなした。

     もう少し違った出会い方をしていたら

     素直に『スキ』と言えただろうか。

     気持ちを洗いざらいぶちまけて

     抱き締めることができたなら

     楽になれるのだろうか。

     決着はまだ、つきそうにない。









    「無防備なきみに恋をする」シリーズ

    2.眠るきみに秘密の愛を


     その日、アルベルト・コーレインは疲弊していた。
     掛け持ちで所属している第三部隊の仕事で、徹夜で魔物退治をしていたのだ。
     そういう依頼の場合は、いつもなら友人で同僚──今は一応『上司』でもあるが──のシオンと一緒にこなすのだが、今回は生憎と別の依頼が重なってしまい、仕方なくアルベルトひとりで受けることにしたのだ。
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