pagupagu14
DONE青春の1コマ/カムユウ(パラツー)大団円エンド後の両片思いのカムユウです。夏休み設定です
青春の1コマ 「あー…涼しい、」
夏も真っ盛り、暑さが耐えきれず宿題に手がつかなかったカムイは冷気を求め近くの公民会の自習室へと向かう。席が空いてることを望んでいき空いてる席を探していると小さく聞き覚えのある声で呼ばれ思わずカムイは振り向いた。
「ゆ、ユウキちゃん…!」
小声で近づけばたまたま空いていたユウキの隣にカムイは腰掛けた。
「ユウキちゃんも来てたんだ?」
「暑いですから涼みついでに宿題をと思って。先輩は?」
「俺もそんな感じ……でも、夏休みにユウキちゃんに会えるとは思わなかったな…」
「え?」
「い、いやいや!なんでも!」
小声でぼそりと聞こえない声で呟いた後カムイはユウキと同じように宿題を広げた。
カリ、カリ、となるシャーペンの音に耳を澄まそして冴えた頭で宿題の問題を解いていく。そして大分時間が経ち伸びをしたところでくすくすとユウキの笑う声が聞こえた。気づけば空は赤く染まり始めており自習室の人ももう少なくなっていた。皆、帰る準備をしている。
1058夏も真っ盛り、暑さが耐えきれず宿題に手がつかなかったカムイは冷気を求め近くの公民会の自習室へと向かう。席が空いてることを望んでいき空いてる席を探していると小さく聞き覚えのある声で呼ばれ思わずカムイは振り向いた。
「ゆ、ユウキちゃん…!」
小声で近づけばたまたま空いていたユウキの隣にカムイは腰掛けた。
「ユウキちゃんも来てたんだ?」
「暑いですから涼みついでに宿題をと思って。先輩は?」
「俺もそんな感じ……でも、夏休みにユウキちゃんに会えるとは思わなかったな…」
「え?」
「い、いやいや!なんでも!」
小声でぼそりと聞こえない声で呟いた後カムイはユウキと同じように宿題を広げた。
カリ、カリ、となるシャーペンの音に耳を澄まそして冴えた頭で宿題の問題を解いていく。そして大分時間が経ち伸びをしたところでくすくすとユウキの笑う声が聞こえた。気づけば空は赤く染まり始めており自習室の人ももう少なくなっていた。皆、帰る準備をしている。
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DONEセナ様の掌の上/カムユウ+セナ(パラツー)カムユウ前提のセナとユウキとカムイのお話。カムイとセナ双子の姉弟設定のお話です。双子設定時空はお姉ちゃんしてそうでセナ様良い…なんかよくある女子校のあれてきなやつをさせたやつです(蝶々事件であったやつ的なの)
セナ様の掌の上 「ユウキ、ちょっと待って」
「え?」
「はい、そのまましゃんとして」
セナに言われるがまま背筋を伸ばせば目の前のセナはくすくすとおかしそうに笑った。
「いえ、あなたがとても緊張しているみたいだから」
「う…」
だってセナからいい匂いがするから、とも。好きな人にセナがとてもよく似ているから、とも言えず顔を赤くしながら黙れば変わらずセナは笑った。
「タイが曲がっていたわよ、ユウキ」
「あ、ありがとう…!」
そのことがまた恥ずかしく顔を赤くすれば慈しむような目でこちらを見つめ、セナは私の鼻の頭をちょんと押した。不思議に思っていると周りの視線が向けられていることに気づき、そしてタイをなおしてもらうという意味にハッとする。
742「え?」
「はい、そのまましゃんとして」
セナに言われるがまま背筋を伸ばせば目の前のセナはくすくすとおかしそうに笑った。
「いえ、あなたがとても緊張しているみたいだから」
「う…」
だってセナからいい匂いがするから、とも。好きな人にセナがとてもよく似ているから、とも言えず顔を赤くしながら黙れば変わらずセナは笑った。
「タイが曲がっていたわよ、ユウキ」
「あ、ありがとう…!」
そのことがまた恥ずかしく顔を赤くすれば慈しむような目でこちらを見つめ、セナは私の鼻の頭をちょんと押した。不思議に思っていると周りの視線が向けられていることに気づき、そしてタイをなおしてもらうという意味にハッとする。
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DONEHappy Valentine Day!/カムユウ(パラツー)一日遅れのバレンタインカムユウです!背景は実際にわたしが作ったやつ!
Happy Valentine Day 「「できた!!」」
二人の声が借りた家庭科室に響く。日付は2月14日。つまりはバレンタインだ、お互いに作ったものを送り合おうと約束した俺とユウキちゃんは学校の家庭科室を借り、二人して互いに贈るものを作っていた。とはいうが、作るものも一緒だったけれど一緒に作ったという事実が嬉しいのだからそこのあたりは特に問題はない。
「えっと、じゃあ…ユウキちゃん…俺からのバレンタインチョコ、受け取ってくれる?」
試行錯誤の末我ながら割と上手く出来た方のラッピングに包んだチョコを手渡すとにっこりと笑ってユウキちゃんは受け取ってくれた。
「ありがとうございます、嬉しいです」
「はー…一緒に作ったっていうのに緊張した…」
息を吐き出す俺にくすくす笑いながらユウキちゃんは俺よりも可愛らしい、女の子らしいラップで包んだチョコを俺に渡してくれた。
699二人の声が借りた家庭科室に響く。日付は2月14日。つまりはバレンタインだ、お互いに作ったものを送り合おうと約束した俺とユウキちゃんは学校の家庭科室を借り、二人して互いに贈るものを作っていた。とはいうが、作るものも一緒だったけれど一緒に作ったという事実が嬉しいのだからそこのあたりは特に問題はない。
「えっと、じゃあ…ユウキちゃん…俺からのバレンタインチョコ、受け取ってくれる?」
試行錯誤の末我ながら割と上手く出来た方のラッピングに包んだチョコを手渡すとにっこりと笑ってユウキちゃんは受け取ってくれた。
「ありがとうございます、嬉しいです」
「はー…一緒に作ったっていうのに緊張した…」
息を吐き出す俺にくすくす笑いながらユウキちゃんは俺よりも可愛らしい、女の子らしいラップで包んだチョコを俺に渡してくれた。
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DONE【栖原カムイHBSS】ショコラの約束/カムユウ(パラツー)一月中ならセーフってことでカムイ誕生日おめでとう記念のやつですがお祝い的なのはネタ切れしてきたので来月のVDに向けてのお話です。続きはVD当日か二月に上げるかも
【栖原カムイHBSS】ショコラの約束 「ユウキちゃんって男の人から貰うチョコってどう思う?」
「どうって……」
そわそわとした様子で聞かれてユウキはあることに思い付き笑みを浮かべた。
「嬉しいですよ」
「ほ、本当?」
「本当です」
「じゃあ、手作りは?」
「嬉しいですよ。特に好きな人からは」
「す、好きな人……」
沈みそうになる様子を見て思わずユウキは肩を竦めた。
(その【好きな人】が私であることには思い至らないんだなあ、先輩は)
と呆れつつもユウキは隣のカムイの顔を見上げた。
「え、えっとじゃあ…ど、どういうのが好きとか嬉しいとかある?」
「…焼き菓子の方が好きかもです」
「焼き菓子っていうと…」
「ブラウニーとか、ガトーショコラとか?」
「なるほど…お、オレ!頑張るね!」
846「どうって……」
そわそわとした様子で聞かれてユウキはあることに思い付き笑みを浮かべた。
「嬉しいですよ」
「ほ、本当?」
「本当です」
「じゃあ、手作りは?」
「嬉しいですよ。特に好きな人からは」
「す、好きな人……」
沈みそうになる様子を見て思わずユウキは肩を竦めた。
(その【好きな人】が私であることには思い至らないんだなあ、先輩は)
と呆れつつもユウキは隣のカムイの顔を見上げた。
「え、えっとじゃあ…ど、どういうのが好きとか嬉しいとかある?」
「…焼き菓子の方が好きかもです」
「焼き菓子っていうと…」
「ブラウニーとか、ガトーショコラとか?」
「なるほど…お、オレ!頑張るね!」
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DONE怖くないハロウィンを/カムユウ(パラツー)ホラーが苦手なカムイ。ユウキの提案で幸せなハロウィンを過ごす話。
一日遅れは許しておくれやす……
怖くないハロウィンを 「はぁぁぁぁ~~ああ……」
重たいため息を吐くカムイが気になってユウキはつい声をかけた。
「どうしたんですか?悩み事ですか、カムイ先輩」
「ユウキちゃん!…うーん、悩みっていえば悩みなんだけど…」
「話してみてください!話せば楽になるかもしれませんし…」
そう言われてしまえば渋々カムイは話し出す。
「えっと、オレが…ホラーってかお化けってか怖いものってか苦手なの知ってるよね?」
「…はい」
ゆっくりユウキが頷くとカムイは苦笑いを浮かべる。
「で、そのー…さ。ハロウィンが近いとさテレビのCMとか……番組とか、その…さ」
そう言って段々青くなっていくカムイの顔にユウキは察する。
「遊園地のCMとか、映画もこの時期ですから怖いの多いですもんね…」
1468重たいため息を吐くカムイが気になってユウキはつい声をかけた。
「どうしたんですか?悩み事ですか、カムイ先輩」
「ユウキちゃん!…うーん、悩みっていえば悩みなんだけど…」
「話してみてください!話せば楽になるかもしれませんし…」
そう言われてしまえば渋々カムイは話し出す。
「えっと、オレが…ホラーってかお化けってか怖いものってか苦手なの知ってるよね?」
「…はい」
ゆっくりユウキが頷くとカムイは苦笑いを浮かべる。
「で、そのー…さ。ハロウィンが近いとさテレビのCMとか……番組とか、その…さ」
そう言って段々青くなっていくカムイの顔にユウキは察する。
「遊園地のCMとか、映画もこの時期ですから怖いの多いですもんね…」
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DONE七夕の日に秘めた願いを/カムユウ(パラツー)大団円エンド後の両片思いカムユウの七夕です。両片思いがほんと似合うねカムユウは…
七夕の日に秘めた願いを 「僕、七夕なんて初めてしたよ!願い事を書いて括るなんです変なお祭り」
「変なって…そういう風習だからなぁ…」
「ふふ、でも楽しいよね?雪波」
「うん!」
Θにて、伊吹、雪波、日向そしてリョウまでも加えてユウキたちは七夕パーティーをしていた。こんな大勢で七夕パーティーをするなんて初めてで昨日から浮き足立ってしまっていたユウキはにこにこと笑って皆の様子を眺めていた。
「楽しそうだね、ユウキちゃん」
「わっ…栖原先輩…!」
「あはは、ごめんごめん。驚かせちゃった?」
「あ、いえ…私が考え事してただけなので…」
「考え事?」
「はい。まあ、考え事っていうか…楽しいなって、そう…思ってたんです」
恥ずかしそうに笑うユウキにカムイは笑みを返す。
758「変なって…そういう風習だからなぁ…」
「ふふ、でも楽しいよね?雪波」
「うん!」
Θにて、伊吹、雪波、日向そしてリョウまでも加えてユウキたちは七夕パーティーをしていた。こんな大勢で七夕パーティーをするなんて初めてで昨日から浮き足立ってしまっていたユウキはにこにこと笑って皆の様子を眺めていた。
「楽しそうだね、ユウキちゃん」
「わっ…栖原先輩…!」
「あはは、ごめんごめん。驚かせちゃった?」
「あ、いえ…私が考え事してただけなので…」
「考え事?」
「はい。まあ、考え事っていうか…楽しいなって、そう…思ってたんです」
恥ずかしそうに笑うユウキにカムイは笑みを返す。