Recent Search
    Create an account to bookmark works.
    Sign Up, Sign In

    pagupagu14

    @pagupagu14

    ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 263

    pagupagu14

    ☆quiet follow

    青春の1コマ/カムユウ(パラツー)
    大団円エンド後の両片思いのカムユウです。夏休み設定です

    #PadigmParadox
    #パラツー
    para2
    #カムユウ
    wildYam

    青春の1コマ 「あー…涼しい、」
    夏も真っ盛り、暑さが耐えきれず宿題に手がつかなかったカムイは冷気を求め近くの公民会の自習室へと向かう。席が空いてることを望んでいき空いてる席を探していると小さく聞き覚えのある声で呼ばれ思わずカムイは振り向いた。
    「ゆ、ユウキちゃん…!」
    小声で近づけばたまたま空いていたユウキの隣にカムイは腰掛けた。
    「ユウキちゃんも来てたんだ?」
    「暑いですから涼みついでに宿題をと思って。先輩は?」
    「俺もそんな感じ……でも、夏休みにユウキちゃんに会えるとは思わなかったな…」
    「え?」
    「い、いやいや!なんでも!」
    小声でぼそりと聞こえない声で呟いた後カムイはユウキと同じように宿題を広げた。
    カリ、カリ、となるシャーペンの音に耳を澄まそして冴えた頭で宿題の問題を解いていく。そして大分時間が経ち伸びをしたところでくすくすとユウキの笑う声が聞こえた。気づけば空は赤く染まり始めており自習室の人ももう少なくなっていた。皆、帰る準備をしている。
    「栖原先輩、すごい集中してましたね?すごいです」
    「あはは…恥ずかしい限りです」
    そう言って照れ笑いながらカムイも荷物を片していく。
    「栖原先輩、この後空いてますか?」
    「えっ?」
    ***
     「あ"〜〜…生き返る…美味すぎる…」
    「ふふ、本当…」
    コンビニでアイスを買って、並んでアイスを食べる。そんな青春の1ページのような思い出がまたカムイの胸に刻まれる。
    「先輩はカップの氷菓子ですか?」
    「そ!宇治抹茶!ユウキちゃんは俺の味違いのいちごみるくだっけ?」
    「はい!」
    にこ、と笑うユウキにヘタレなカムイは味違いを食べてみたいなんて強請ることはできやしない。それこそ雪波あたりだったら出来てしまうんだろうが…なんてため息をこぼしつつ氷菓子を口に含んだ。
    「っっ!!」
    「さ、栖原先輩!?」
    「だ、大丈夫!キーンと来ただけだから!」
    「もう、ふふ…」
    そして無邪気に笑う。夏休みだというのに好きな女の子、ユウキに会えて一緒に勉強できて、宿題も進んで、一緒に氷菓子を食べられて幸せと言わずなんというのだろう。なんて思いながら二人は見つめ合い、話を交わし、氷菓子を口に含んだ。
    「栖原先輩はまた自習室に行かれます?」
    「うん、まあ行こうかなって」
    「だったら私と待ち合わせして行きませんか?」
    願ってもないことで思わずカムイはユウキの手を握りながら「いく!行きたい!絶対行く!」と言ってしまいそれに嬉しそうにユウキは笑い、カムイは照れ笑いをこぼしたーー。
    -Fin-
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    related works

    pagupagu14

    DONE心模様は晴れ模様/日ユウ(パラツー)
    日向ってああなってああなるわけやから(本編)うなされたりしてそうだなとか誰かに自分を害されると勘違いして襲いかけるみたいなの書きたくてこうなった。私も日向もユウキちゃんにひどいことできねえよ…
    心模様は晴れ模様 これは夢だ。
    俺一人に押し付けて逃げたあいつらも。嬉々として俺をいびるあいつらの姿も、全て全て夢である。そのことを自分自身理解しているはずなのに、頭の中では分かっているはずなのにいつものように、再放送のアニメのように流れ続ける夢に【あいつ】がいてもなお俺はまだこの悪夢にうなされ続けるのかと嫌気がさすものだった。
     「ッッッッ??!!」
    目を覚ます。飛び起きるのはいつものことだったがいつもと違うのは寝ぼけていたのか、防衛本能からか俺がユウキのことを押し倒してしまっていたこと。
    「…ユウキ?」
    「お、おはよう…日向…」
    あはは、と苦笑いを浮かべつつもユウキは顔を赤く染めていた。鼻さえくっついてしまいそうな距離に思わず飛び退くと少し残念そうな顔をユウキはしていた。身体は離したもののしっかりとユウキから握られていて不思議に思っているとユウキがわけを語った。
    644