ToriMizu22
DONEタイユニ長編【#01】スキなんて言ってやらない第一話「ロマンチックが足りないの」
差し出されたのは真っ白なセリオスアネモネを集めた花束だった。
甘い花の香りが思考をとろけさせる。
普通、こんなに素敵な花束を差し出されたら喜ぶものなんだろうけど、生憎今のアタシは喜びより驚きの方が大きかった。
だって仕方ないだろ。これを差し出してきた相手は、あのタイオンだったのだから。
かつてこの世界が“アイオニオン”と呼ばれていた事実を知っているのは、この世界でほんの一握りの人間だけだ。
“巨神界”、“アルスト”と呼ばれていた二つの世界は何度目かの邂逅を果たし、新世界として産声を上げた。
元々二つだった世界を束ねるのは、元の世界で“女王”と崇められていた2人の女性、メリアとニア。
8921差し出されたのは真っ白なセリオスアネモネを集めた花束だった。
甘い花の香りが思考をとろけさせる。
普通、こんなに素敵な花束を差し出されたら喜ぶものなんだろうけど、生憎今のアタシは喜びより驚きの方が大きかった。
だって仕方ないだろ。これを差し出してきた相手は、あのタイオンだったのだから。
かつてこの世界が“アイオニオン”と呼ばれていた事実を知っているのは、この世界でほんの一握りの人間だけだ。
“巨神界”、“アルスト”と呼ばれていた二つの世界は何度目かの邂逅を果たし、新世界として産声を上げた。
元々二つだった世界を束ねるのは、元の世界で“女王”と崇められていた2人の女性、メリアとニア。
ToriMizu22
DONEタイユニ長編【01】背伸びをしても届かない第一話「98℃の恋」
エルティア海の夜は冷える。
だからこそ、タイオンが淹れてくれたハーブティーはユーニにとって必需品だった。
休息地に到着するたびお茶を入れて欲しいと強請るものだから、きっと彼も大変だったに違いない。
けれど、いつも何だかんだと小言を言いつつユーニの要望を受け入れてくれるタイオンは優しかった。
あの夜も、いつも通り休息地に到着して早々ハーブティーを強請ったユーニに、彼は“はいはい”と適当に返事をしながら腰を上げた。
広大なエルティア海は船での移動が必須となる。
長い船旅は体力的に厳しいものがあり、こうして頻繁に近くの島に停泊しては休息をとっていた。
バウンダリーの操縦桿を握っているリクは、長い航海に疲れてしまったのか、休息地に到着するなりマナナと一緒にシュラフで眠り込んでしまっている。
11545エルティア海の夜は冷える。
だからこそ、タイオンが淹れてくれたハーブティーはユーニにとって必需品だった。
休息地に到着するたびお茶を入れて欲しいと強請るものだから、きっと彼も大変だったに違いない。
けれど、いつも何だかんだと小言を言いつつユーニの要望を受け入れてくれるタイオンは優しかった。
あの夜も、いつも通り休息地に到着して早々ハーブティーを強請ったユーニに、彼は“はいはい”と適当に返事をしながら腰を上げた。
広大なエルティア海は船での移動が必須となる。
長い船旅は体力的に厳しいものがあり、こうして頻繁に近くの島に停泊しては休息をとっていた。
バウンダリーの操縦桿を握っているリクは、長い航海に疲れてしまったのか、休息地に到着するなりマナナと一緒にシュラフで眠り込んでしまっている。
nanasenao
DONEフォロワーさんのコメントを元に描かせて頂いた肌エプ新婚タイユニ漫画。同い年なのに幼妻にしか見えないユーニちゃん。きっと夕飯食べる前に最愛の妻をお召し上がりになるんでしょうねタイオンは。凄く良い。お風呂だって一緒に入るしお風呂上がり後のまったりタイムもイチャイチャするしなんならベッド・インまでユーニちゃんを離さない。ロマンしかない。
ToriMizu22
DONEゼノブレイド3、ウロボロスメインのコピペ改変集。ノアミオ、タイユニ、ランセナ要素アリ。
暇な時にちびちび書き綴っていたト書きのコピペ改変です。
ゼノブレイド3コピペ改変集Vol.1001
ミオ:陣痛中の暴言をよく覚えてない人も結構いるみたいだけど、私はノア相手にどう当り散らしたか克明に覚えてる。具体的にはこう叫びまくった。
「美味しいシャーベットの名前を言ってよ!どんどん言ってよ!思いつかないならその瞳で検索すればいいでしょ!早く!早く!シャーベットオオオオオ」
***
002
セナ:ゴミ箱から私の靴が出てきてコロニー会議勃発。シドウ軍務長に慰められる私。……新しいの買ったから、自分で捨てたなんて言えない空気
***
003
ランツ:ルディがルンバに餌やってた。小さく切ったら食べるんだよって…
***
004
ノア:アナと雪の女王の反対ってなんだろ?
ユーニ:JALと夏の王子様
***
005
タイオン:映画館で映画を観てたとき、前の席でユーニがセンベイをバリバリ食べていた。周りもいらついたようだからすぐ後ろの僕が肩を軽く叩いて「ユーニ、すまないが…」と言った。するとユーニは「え?ああ、気付かなくて悪いな」と言って、僕にセンベイ3枚くれた。なるべく音立てないように食べた
4922ミオ:陣痛中の暴言をよく覚えてない人も結構いるみたいだけど、私はノア相手にどう当り散らしたか克明に覚えてる。具体的にはこう叫びまくった。
「美味しいシャーベットの名前を言ってよ!どんどん言ってよ!思いつかないならその瞳で検索すればいいでしょ!早く!早く!シャーベットオオオオオ」
***
002
セナ:ゴミ箱から私の靴が出てきてコロニー会議勃発。シドウ軍務長に慰められる私。……新しいの買ったから、自分で捨てたなんて言えない空気
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003
ランツ:ルディがルンバに餌やってた。小さく切ったら食べるんだよって…
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004
ノア:アナと雪の女王の反対ってなんだろ?
ユーニ:JALと夏の王子様
***
005
タイオン:映画館で映画を観てたとき、前の席でユーニがセンベイをバリバリ食べていた。周りもいらついたようだからすぐ後ろの僕が肩を軽く叩いて「ユーニ、すまないが…」と言った。するとユーニは「え?ああ、気付かなくて悪いな」と言って、僕にセンベイ3枚くれた。なるべく音立てないように食べた
ToriMizu22
DONE【タイユニ】1時間程度で執筆した会話文だけのSS。
キミのすきなところ「なぁなぁタイオン」
「ん?」
「アタシの良いところ挙げて?」
「は?」
「アタシの長所。出来る限り挙げて」
「なんだ急に」
「相方から見てアタシの良いところってどこ?はい、ほら、挙げろっ!」
「はぁ……」
「おい露骨に面倒くさそうな顔するのやめろよ。せっかくアタシと2人きりで話してるんだからもっとウキウキした感じで話せよ」
「実際面倒なんだから仕方ない。というか“出来る限り挙げろ”と言われても困る。せめて個数の制限を設けてくれ」
「じゃあ200個」
「よし分かった。じゃあまずは君のこの髪の毛一本が綺麗だと思う。はい一つ目。こっちの髪一本も綺麗だと思う。はい二つ目。続いてこっちの髪も……」
「細けぇよ。髪1本1本褒められても嬉しくねぇって」
3040「ん?」
「アタシの良いところ挙げて?」
「は?」
「アタシの長所。出来る限り挙げて」
「なんだ急に」
「相方から見てアタシの良いところってどこ?はい、ほら、挙げろっ!」
「はぁ……」
「おい露骨に面倒くさそうな顔するのやめろよ。せっかくアタシと2人きりで話してるんだからもっとウキウキした感じで話せよ」
「実際面倒なんだから仕方ない。というか“出来る限り挙げろ”と言われても困る。せめて個数の制限を設けてくれ」
「じゃあ200個」
「よし分かった。じゃあまずは君のこの髪の毛一本が綺麗だと思う。はい一つ目。こっちの髪一本も綺麗だと思う。はい二つ目。続いてこっちの髪も……」
「細けぇよ。髪1本1本褒められても嬉しくねぇって」
ToriMizu22
DONE【タイユニ】pixivにて投稿したこちら(https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=20085788)にて、あえて文字化けさせていた台詞部分をきちんと読めるようにした完全版。
ED後再会を果たすも、使っていた言語が違っていたためにすれ違いまくる2人のお話。
最高火力のアイコトバ夜のエルティア海は漆黒の闇に包まれ、右も左も真っ黒に塗り潰された世界だった。
海上でエンジントラブルを起こした船は、最寄りの島に停泊する前に動力がストップしてしまった。
リクが機械室に籠ってエンジンの調子を見始めてから既に2時間ほどが経過している。
どうやら今夜はこの海上で一夜を過ごすことになるかもしれない。
狭い船内でずっと席に座っていることにいい加減飽きてきた僕は、気分転換のために甲板へ出ることにした。
室内から外に出ると、遮るものが何もないせいか風が強く吹いている。
扉を開けた瞬間突風が襲い掛かり、思わず顔を逸らす。
乱れた髪を整えながら眼鏡を押し上げると、甲板の端に先客の姿が見えた。
ユーニである。
真っ黒な夜の世界に真っ白な羽根は良く映える。
30053海上でエンジントラブルを起こした船は、最寄りの島に停泊する前に動力がストップしてしまった。
リクが機械室に籠ってエンジンの調子を見始めてから既に2時間ほどが経過している。
どうやら今夜はこの海上で一夜を過ごすことになるかもしれない。
狭い船内でずっと席に座っていることにいい加減飽きてきた僕は、気分転換のために甲板へ出ることにした。
室内から外に出ると、遮るものが何もないせいか風が強く吹いている。
扉を開けた瞬間突風が襲い掛かり、思わず顔を逸らす。
乱れた髪を整えながら眼鏡を押し上げると、甲板の端に先客の姿が見えた。
ユーニである。
真っ黒な夜の世界に真っ白な羽根は良く映える。
ToriMizu22
DONE【タイユニ】学パロ生徒会長タイオン×不良少女ユーニ。
不良なのに成績優秀なユーニに片想い拗らせているタイオンのおはなし。
元々pixivに投稿しようとしていた作品の没ネタなので期待しないでください。
気が向いたらシリーズ化する予定。
タイオンくんとユーニちゃん 01見上げた先に掲げられているのは、定期試験の順位。
堂々の位置に鎮座している自分の名前を見つめながら、タイオンは安堵のため息をついた。
トップ10に並んでいる名前たちはどれもこれも高順位の常連である。
その中には、隣のクラスの不良少女、ユーニの名前もあった。
彼女と同じクラスであるセナ曰く、ユーニは授業のほとんどを寝て過ごしているという、
にも拘らず、毎回上から数えたほうが早い順位に名前を刻んでいるのは大したものだ。
タイオンの順位には及ばないものの、彼女も立派な好成績者である。
「また1位か、流石だなタイオン」
すぐ隣からかけられた声に少し驚き方が震えた。
どうやらいつの間にか隣に立っていたらしい。ユーニが自分と同じように廊下に張り出された順位表に目を向けながら称賛の言葉を向けてきた。
8110堂々の位置に鎮座している自分の名前を見つめながら、タイオンは安堵のため息をついた。
トップ10に並んでいる名前たちはどれもこれも高順位の常連である。
その中には、隣のクラスの不良少女、ユーニの名前もあった。
彼女と同じクラスであるセナ曰く、ユーニは授業のほとんどを寝て過ごしているという、
にも拘らず、毎回上から数えたほうが早い順位に名前を刻んでいるのは大したものだ。
タイオンの順位には及ばないものの、彼女も立派な好成績者である。
「また1位か、流石だなタイオン」
すぐ隣からかけられた声に少し驚き方が震えた。
どうやらいつの間にか隣に立っていたらしい。ユーニが自分と同じように廊下に張り出された順位表に目を向けながら称賛の言葉を向けてきた。