rikuri_dp
DONEダイポプ17×20、魔界編捏造1023ダイポプ記念日おめでとうございます!
寝込んだポップにダイが手作り料理を振る舞う話…なんですよ?
お熱いのがお好き? 窓枠を叩く雨音に、ポップは眠りの淵から引き戻された。重いまぶたをこじ開けて、周囲をゆっくりと見渡す。ここ数日の連戦で体調を崩したのを見咎められ、ダイの手でベッドへと押し込まれていたのだ。けれどあまりに暇すぎて書物を読み漁っているうちに、いつの間にか寝入っていたらしい。
ポップは肘をついて身体を起こそうとしたが、思うように力が入らず、再びベッドへと沈み込んだ。
(あぁ、またか)
脆弱な人の身体は、魔界においては塵芥も同然だ。
気の歪み自体は地上でも古戦場などで見られるが、魔界の瘴気は人の身には堪えた。地上よりも魔素が濃すぎるのだ。肺を焼き、精神を病ませるそれを中和するため、ポップは破邪呪文を併用した微弱な魔法力を常時全身に巡らせていた。
5086ポップは肘をついて身体を起こそうとしたが、思うように力が入らず、再びベッドへと沈み込んだ。
(あぁ、またか)
脆弱な人の身体は、魔界においては塵芥も同然だ。
気の歪み自体は地上でも古戦場などで見られるが、魔界の瘴気は人の身には堪えた。地上よりも魔素が濃すぎるのだ。肺を焼き、精神を病ませるそれを中和するため、ポップは破邪呪文を併用した微弱な魔法力を常時全身に巡らせていた。
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MAIKING『インソムニア』5年後の魔界編捏造 ダイポプ
とある場所へと潜入するポップと、それを止めたいダイの話(プロローグのみ)
※既に致している二人です。あけすけな会話をしているので、念のためのR-18
※名前付のオリキャラが登場します。
インソムニア「だめだ! 絶対に許可できないっ!」
「耳元で叫ぶんじゃねえよ。聞こえてるっつーの」
その口論は軍議の最中に始まった。
ポップは、耳を押さえながら居並ぶ面々を見渡した。普段は食堂として使用されている大広間には、種族、姿形も様々な者たちが集っている。中央の長机には主だった魔族の将たちが着席し、広げられた地図を前に議論を交わしているところだった。椅子の数は限られているため、あぶれた者、そもそも座れないものたちは、壁際で退屈そうに会議の行方を見守っている。
ダイ達が拠点とするまで、この地は赤黒い角を持つ魔族の支配下にあった。透明度の高い大窓や精緻なレリーフからは、かの魔族が大魔王バーンの勢力下にあっても一定以上の地位を築いていた様が見て取れる。
6966「耳元で叫ぶんじゃねえよ。聞こえてるっつーの」
その口論は軍議の最中に始まった。
ポップは、耳を押さえながら居並ぶ面々を見渡した。普段は食堂として使用されている大広間には、種族、姿形も様々な者たちが集っている。中央の長机には主だった魔族の将たちが着席し、広げられた地図を前に議論を交わしているところだった。椅子の数は限られているため、あぶれた者、そもそも座れないものたちは、壁際で退屈そうに会議の行方を見守っている。
ダイ達が拠点とするまで、この地は赤黒い角を持つ魔族の支配下にあった。透明度の高い大窓や精緻なレリーフからは、かの魔族が大魔王バーンの勢力下にあっても一定以上の地位を築いていた様が見て取れる。
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REHABILI現パロのダイポプ17×20です。※全年齢ですが、それっぽい会話があります。
夏の終わり、君との始まり。 昼過ぎからの曇天は、日が沈む頃には叩きつけるような豪雨へと変わっていた。大粒の雨を伴う強風が洗面所の小窓を揺らしている。
しとどに濡れた髪をタオルで拭きながら、ダイは細く開けた窓から厚い黒雲を窺った。今日は一日快晴との予報だったため、すっかり油断してしまっていた。外に干した洗濯物は全滅で、傘を持たずに外出したダイも濡れ鼠である。
「じいちゃん、怒るだろうなぁ」
同居する祖父ブラスの怒り顔が目に浮かぶ。町内会の会合があると言っていたが、そろそろ帰宅する頃合いだ。洗濯物は仕方ないとは言え、全身ずぶ濡れの姿を見られたら最後、家の中なのに雷を落とされてしまう。注意力が足りない証拠だと、いつものように孫の手でぴしりとはたかれてしまうだろう。
7620しとどに濡れた髪をタオルで拭きながら、ダイは細く開けた窓から厚い黒雲を窺った。今日は一日快晴との予報だったため、すっかり油断してしまっていた。外に干した洗濯物は全滅で、傘を持たずに外出したダイも濡れ鼠である。
「じいちゃん、怒るだろうなぁ」
同居する祖父ブラスの怒り顔が目に浮かぶ。町内会の会合があると言っていたが、そろそろ帰宅する頃合いだ。洗濯物は仕方ないとは言え、全身ずぶ濡れの姿を見られたら最後、家の中なのに雷を落とされてしまう。注意力が足りない証拠だと、いつものように孫の手でぴしりとはたかれてしまうだろう。
ムーンストーン
DONEダイの大冒険 ラー→ヒュン(まだ友情)の姿を借りたダイポプです。ヒュンケルとラーハルトとポップの考察と年単位で捏ね回した捏造設定のコラボです。
klares Gift/澄みきった毒~ラーハルトパプニカ王国
農民ハロルドの子 ダン 13才 家具職人スレイの子 ホセ 16才
ロモス王国
商人ガルバの子 ディー 14才 僧侶ヘレズの子 フレイ 17才
カール王国
薬師ダレスの子 ドール 15才 薬師ダレスの子 ポール 18才
ベンガーナ王国
オーザムからの避難民 ダヌ 16才 オーザムからの避難民 ヘンリー 19才
リンガイア王国
オーザムからの避難民 ヒューバート 23才
オーザムからの避難民 ラインハルト 24才
これらはバーン大戦終結後に大魔道士ポップが入手した偽造身分証と近年確定されたものである。
かつて勇者アバンや竜の騎士バランが使命を果たしたのち辿った迫害の歴史を鑑み、勇者ダイが一般人として生きる道を残す手段として、または密かにいずれかの国の後ろ盾を得る為に用意したものと推察される。
62132農民ハロルドの子 ダン 13才 家具職人スレイの子 ホセ 16才
ロモス王国
商人ガルバの子 ディー 14才 僧侶ヘレズの子 フレイ 17才
カール王国
薬師ダレスの子 ドール 15才 薬師ダレスの子 ポール 18才
ベンガーナ王国
オーザムからの避難民 ダヌ 16才 オーザムからの避難民 ヘンリー 19才
リンガイア王国
オーザムからの避難民 ヒューバート 23才
オーザムからの避難民 ラインハルト 24才
これらはバーン大戦終結後に大魔道士ポップが入手した偽造身分証と近年確定されたものである。
かつて勇者アバンや竜の騎士バランが使命を果たしたのち辿った迫害の歴史を鑑み、勇者ダイが一般人として生きる道を残す手段として、または密かにいずれかの国の後ろ盾を得る為に用意したものと推察される。
コウノセイヤ@ダポの絵置き場
DOODLEわぁ…ネタにと思ってまとめたらもはや一本の小説になったのでそのまま投げます…誰かに刺されぇ…!!!4043ダポで、なんかかっこいい感じのが書きたかっただけのやつです。竜の騎士と番犬魔道士「…」
番犬は空を見上げた。
小さな村に滞在した翌日、その村に住む娘が朝から見当たらないという。
齢6つの娘の移動範囲などたかが知れているが、村の大人たちはそれでも、思い当たる場所を探したが見つからない、何か知らないかと余所者の竜の騎士とその番犬魔道士に食って掛かった。
「生憎6つの女の子を獲って食ったりする趣味は持ち合わせてなくてな」
飄々と番犬は言う。
顔の半分以上を覆う仮面をつけた竜の騎士も同じく、と言うように首を横に振る。
「なら娘は一体どこに消えたと?あんたらが来たことくらいしかこの村で起きた変化はないよ」
娘の父親は努めて冷静に話を進めているが、それでも愛娘の安否を心配し語気が強まって行くことは隠し切れていなかった。
2536番犬は空を見上げた。
小さな村に滞在した翌日、その村に住む娘が朝から見当たらないという。
齢6つの娘の移動範囲などたかが知れているが、村の大人たちはそれでも、思い当たる場所を探したが見つからない、何か知らないかと余所者の竜の騎士とその番犬魔道士に食って掛かった。
「生憎6つの女の子を獲って食ったりする趣味は持ち合わせてなくてな」
飄々と番犬は言う。
顔の半分以上を覆う仮面をつけた竜の騎士も同じく、と言うように首を横に振る。
「なら娘は一体どこに消えたと?あんたらが来たことくらいしかこの村で起きた変化はないよ」
娘の父親は努めて冷静に話を進めているが、それでも愛娘の安否を心配し語気が強まって行くことは隠し切れていなかった。