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    rikuri_dp

    @rikuri_dp
    ダイ大のダイポプ話、表には置かない落書きなど

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    『インソムニア』
    5年後の魔界編捏造 ダイポプ
    とある場所へと潜入するポップと、それを止めたいダイの話(プロローグのみ)

    ※既に致している二人です。あけすけな会話をしているので、念のためのR-18
    ※名前付のオリキャラが登場します。

    #ダイポプ
    dipop

    インソムニア「だめだ! 絶対に許可できないっ!」
    「耳元で叫ぶんじゃねえよ。聞こえてるっつーの」
     その口論は軍議の最中に始まった。
     ポップは、耳を押さえながら居並ぶ面々を見渡した。普段は食堂として使用されている大広間には、種族、姿形も様々な者たちが集っている。中央の長机には主だった魔族の将たちが着席し、広げられた地図を前に議論を交わしているところだった。椅子の数は限られているため、あぶれた者、そもそも座れないものたちは、壁際で退屈そうに会議の行方を見守っている。
     ダイ達が拠点とするまで、この地は赤黒い角を持つ魔族の支配下にあった。透明度の高い大窓や精緻なレリーフからは、かの魔族が大魔王バーンの勢力下にあっても一定以上の地位を築いていた様が見て取れる。
     かつてバーンが語ったように、魔界はぬばたまの闇に抱かれ、拭いきれない死の匂いに満ちた大地だ。けれど草ひとつない不毛の地ではなかった。むしろ、技術水準は地上のそれよりも遙かに高い。この大広間にも、闇を塗り込めたかのようなベルベットのカーテンを背景に、純金の玉座が据えられていたという。毛足の長い絨毯を奥に進むと、城主の執務室へと続く長い廊下が現れる。その両側の壁には、苦悶の表情を浮かべた魔族の剥製やありとあらゆる拷問器具、巨大な鉄釘、そして骨と肉の欠片をまとった大鎌などが陳列されていた。
     前城主は、ここで夜な夜ないかがわしい宴に耽溺していたらしい。いま、その名残はない。壁や柱に残された赤黒い染みだけが、当時の凄惨な様子を物語っていた。
    「おまえがそんなことしなくても良いだろっ」
     気のない返事に苛立ったのか、ダイの大声が高い天井にぶつかって響き渡る。ポップがその悲痛な表情に思わず笑みをもらすと、控えていたラーハルトが片眉を跳ね上げた。
    「手を出すな、ラーハルト」
    「なんだと」
    「意味のない無茶はしない男だと、おまえもよく知っているはずだ。そのポップがここまで言うのだ。ならば、最後まで話を聞くのが道理というものではないか」
     クロコダインが口を挟まなければ、ポップは半魔の青年に襟元を掴まれ、締め上げられていただろう。とは言え、割って入った獣人も渋い顔だ。その隻眼は、説明如何によっては自身も反対に回ると語っている。我関せずと無関心を貫いているのは竜騎衆最後の一人、背に黒翼を持つ魔族の青年だけだった。
    「……いいだろう。聞いてやるから、さっさと話せ。ただし」
     ラーハルトが切長の瞳をスッと細めた。そして、槍の穂先を寸分違わずポップの喉元に突きつける。ダイが咎める暇もなかった。当然、ポップにも抗う術はない。
    「くだらん理由でダイ様のお心を弄ぶとあれば、容赦はしない。ダイ様がなんと仰ろうとも、オレの槍で八つ裂きにしてくれる」
    「へいへい。っつーか、なんでおまえが偉そうなんだよ……」
     魔力を込めた指先で刃を遠ざけつつ、ポップは苦笑いした。長い付き合いになりつつあるが、彼のダイ様至上主義が揺らいだことは一度たりとてなかった。ポップを認めつつも、当たりがきついのも変わらない。
    「それで? オレ達は全軍での城攻めを議論していたはずだが。何故おまえが単独で潜入する話になっているのだ」
     ラーハルトは鼻を鳴らすと、手首を鋭く返して槍を引いた。クロコダインの顔を立ててのことだろう。ポップを眼光鋭くねめつけながらも、それ以上詰め寄りはしなかった。不満をあらわにしつつも沈黙を保つダイに代わり、続きを促してくる。
    「一人じゃねえよ。さすがのオレでも、そんな博打は打たねえって」
    「ハッ、信用ならんな。おまえの大丈夫ほど当てにならんものはない」
    「それにはオレも同意するぞ、ポップ」
     クロコダインにまで頷かれてしまうと、さすがに旗色が悪い。ちらりと横目で見たダイは、未だにふくれっ面のままだ。おいおい、それが泣くヒドラも黙る竜騎将様が見せる顔かよ。ポップは仕方なく手の内を明かすことにした。
    「まあ、そう言うなって。とりあえず、これを見てくれ」
     無関係でございとばかりに離れていた空戦騎を手招きする。もちろん嫌そうな顔をされたが、構ってなどいられない。青年は舌打ちとともに歩み寄り、長机に置かれたものとは別の図面をダイの前に広げた。
    「これは……城の内部構造か。随分と詳しいが、いつの間に仕入れたのだ」
     周囲からどよめきが漏れる。
     濁流となって流れるマグマの河、その上流部分に彼らの目指す城がある。荒野にひとつだけそびえる高峰上に築かれた城塞都市で、冥竜王ヴェルザーの支配地域へと攻め入るには必ず通過しなければならない要所でもあった。その峰は雲を突くほど高く、遙か地平の先まで見渡せるという。ポップが魔界へと下りるまでの五年間、幾度となく機会がありつつも攻めあぐねていた天然の要塞と聞いている。
     特に中央に位置する城の情報については、これまで謎に包まれていた。だが、主塔のおおよその広さ、見張り塔の位置や哨戒兵の交代時間、城内にある抜け道の場所まで描き込まれた見取り図に、クロコダインが感嘆の声をあげた。
    「タマに調べさせた。こいつ、便利だよなぁ。ちっこいからどこにでも警戒されずに潜り込めるし、こっちの意図を汲んで行動する賢さもある。なかなかの拾いモンだったぜ」
     面白いからと研究した結果、タマの見ている視界を共有することもできるようになった。野次馬気質は生来のものなのか、相変わらずダイとの閨事を覗き見しては紋章閃で焼かれそうになっているが、それ以外は無害な魔物である……多分。
    「……タマだと?」
     肩先に行儀良く座った目玉を撫でながら言うと、ラーハルトの両眉が限界まで吊り上がった。一見すると冷徹そうだが、半魔の青年は存外情に厚い男だ。ひそかに見出し、飼い慣らしていたはずの目玉がポップの掌中にあると知るや、髪を逆立てて激高した。
    「なんだ、そのふざけた名は!」
     え、そっち?
     空戦騎の呟きと同時に、そこかしこで魔物達が噴き出す。きりさきピエロや踊る宝石、テンツクがやんやとはやし立てたが、ラーハルトが魔槍の石突を大理石の床に打ち付けた途端、ぴたりとざわめきが収まった。
    「おっと、オレに怒るのはお門違いだぜ。こいつの命名したのはダイだからな?」
     あくまのめだまの亜種だから、タマちゃん。彼らしい名付け方だ。センスを問うべきはおまえが主君と仰ぐ男だと揶揄してやると、半魔の青年は血相を変えて振り返った。
    「めだまだからタマ、端的でわかりやすく、かつ、本質を表す良い名かと!」
    「ラーハルト、うるさいよ。ちょっと黙ってて」
    「ハッ!」
     ダイはポップを見据えたまま、青年の弁明をばっさりと切り捨てた。
    「言いたいことはわかった。これだけの厳重さだからね。それに見晴らしが良すぎて、少し近づいただけでもあっという間に気取られてしまう。全軍でぶつかるよりも、内部から切り崩したほうが早いってことだろ? だけど、その先鋒をおまえが担う必要性は見えない」
     冷静さを欠いていたダイだったが、ラーハルトのおかげで持ち直したらしい。淡々と告げられた言葉に、クロコダインも深く頷いた。
     地上での別れから五年。方々探し回ってようやく再会を果たした勇者は、外見だけでなく精神的にも大人の男として熟しつつあった。必要とあらば、配下であっても非情な判断を下す姿を目にしたときには、あのダイが、と驚きを禁じ得なかったものだ。
     ポップに先んじて魔界へ下りたクロコダインらと出会った後、軍を率いるようになった経緯については聞いている。けれど、それ以前――黒の核晶を抱えて姿を消した直後の話を、ダイはほとんど語ろうとしなかった。
     それでもいいと思っている。たとえ深く思い合っているとしても、全てを分かち合うことなどできない。そしてポップにも、ダイには決して見せたくない過去があるのだから。
    「けど、それとこれとは別だ」
    「……ポップ?」
     声に戸惑いを滲ませたダイを睨みつけてから、ポップは図の一点を指し示した。
    「この地下に、魔素が異常に濃い地点がある。何かはわからねえけど、ヤバい気配だけはビンビン感じるぜ。魔力を弾く防壁が張られてるんのか、そっから先はタマでも入り込めなかったけどな」
     彼の言葉に、軍幹部らの視線が主塔の外縁部を細かく記した一角へと集中した。巨大な主塔を中心に据え、周囲を六本の尖塔が取り巻いている。ポップは指先で図面をなぞりながら、それぞれを頂点とした六角魔法陣を描いた。
    「おい、シン。黒魔晶の産地はこのあたりにはなかったはずだよな?」
     名指しされた黒髪の青年が静かに頷いた。一種のタブーでもある名称を出され、議場内に緊張が走った。
     黒魔晶とは、魔力を無尽蔵に溜め込む魔界特有の鉱物である。奥地で採れるというそれを呪術で加工して作られた黒の核晶に、ダイ達は五年前にさんざん苦しめられた。大魔王バーンはいとも容易く操ってみせたが、極めて難度の高い魔法をも駆使できた彼だからこそだ。そのあまりの破壊力ゆえに、徹底した実力主義と暴虐が蔓延る魔界であっても禁じ手とされている。
    「あぁ。だが、この濃度は異常だ。尖塔から魔力を注ぎ込んでいるのか……あるいは、その逆か。とにかく、この先に進むためには放っておけまい」
     すると、話し合いを見守っていた軍幹部の中から、恐る恐る手を挙げるものが現れた。キラーアーマーの装いをしているが、中身は女性型の魔族である。
    「大魔道士殿のメドローアとやらで、排除することはできぬのか?」
    「魔力を弾くっつったろ? 跳ね返ってきたメドローアを喰らって、みんな仲良く昇天してえなら話は別だけどよ。それに、もし黒の核晶だったら誘爆する危険性がある」
    「だったら、おれがドルオーラで」
     ポップは、口を挟みかけたダイの足を思い切り踏みつけた。
    「バーカ。今のおめえにできるのか? 毎晩眠りもせずほっつき回ってる竜騎将様に?」 
     ぐいと顔を寄せて凄んでやると、ダイはふっと視線を逸らした。よく見なければわからないが、彼の目元にはうっすらと隈が浮かび上がっている。
    「……何の話だよ」 
    「おまえ、なんかオレに隠してるだろ。バレバレなんだよ」
    「隠し事なんか」
    「気づかれてないとでも思ってんのか。オレも随分と見くびられたもんだなぁ?」
     いつ頃からだったか。深夜に目覚めた時、ベッドの隣が空になっていることがあった。
     最初は気のせいかと思っていた。毎晩のように抱き潰されていたため、気がつくのが遅れたとも言える。今にしてみれば、抜け出すのを見咎められぬようにしていたのだろう。日に日に憔悴していく様を、ポップが見逃すはずなどないというのに。
     ダイは唇をきつく噛みしめたまま、答えようとしない。
     このままでは埒が明かない。ポップは、ダイには構わず話を進めた。
    「まずは、周囲の尖塔を破壊して魔力の供給を絶つ。タマの偵察によれば、キルバーンの殺しの罠に似たものが仕掛けられているらしい」
    「キルバーンだと……⁉︎」
     クロコダインが獰猛な唸り声を上げた。
     冥竜王ヴェルザーが、大魔王バーン抹殺のために送り込んだ死神キルバーン。彼の手によるダイヤナインのトラップに嵌まり、ダイとポップは危うく命を落とすところだった。最後の最後まで苦しめられた記憶は、五年経っても消えはしない。
    「またその名を聞く羽目になるとはな……」
    「ますますもって怪しいだろ? そこで、破邪呪文も使いこなせるようになったオレの出番ってわけだ」
     破邪呪文の効力を増幅し、極大化する『破邪の秘法』。ダイ捜索の傍ら、ポップはしばしばカール王国に位置する破邪の洞窟へ潜り、師と同じ力を習得していた。もっとも、これほど早くに必要になるとは、さすがに予想していなかったが。
    「城内にはオレとタマ、シンが行く。あいつは氷系呪文も使えるし、魔法のトラップを解除できる奴はオレ以外にいねえからな。んでもって、ラーハルトやおっさん達には外壁周辺での陽動を頼みたい」
     ラーハルトは苦虫を噛み潰したような顔で、クロコダインは任せろと言わんばかりに胸を叩いて頷いた。
    「それから、ダイも残れよ? おまえの気は目立ちすぎる」
    「なんでだよ! おれも行くに決まってるだろ!」
    「だったら吐くのか?」
    「……それ、は」 
     うつむいて目を逸らすダイに、ポップは鼻白んだ。そして、彼らの諍いを固唾を呑んで見守る魔物達に肩をすくめてみせた。
    「交渉決裂、だな」



     大広間から出た途端、ポップは目眩を覚えた。大勢の魔物達が発する気に、知らぬうちにやられていたようだ。軽く頭を振って意識を切り替えると、真昼でも青白い光しか差さない廊下へと踏み出す。すぐに、追ってきたクロコダインが隣に並んだ。
    「……あれで良かったのか?」
    「あぁ。悪ぃな、おっさん。また巻き込んじまった」
    「それは構わんが……」
     憂慮する獣人の太い腕を軽く叩き、心配はいらないと告げる。
    「とにかく、細部を詰めようぜ。シンにも後から来るように言ってあるから……」
    「ポップっ!」
     蹴破らんばかりの勢いで後方の扉が開き、肩で荒い息をつくダイが飛び出してきた。うんざりしたポップは、表情を取り繕うこともせずに振り向いた。肩を怒らせ、眦をきつく上げたダイが大股で近づいてくる。
    「話はまだ終わってないぞ!」
    「オレの中では終わってんの。海のことは漁師に問えとか言うだろ? 魔力に関しては専門家のオレに任せろって、ただそれだけだ」
     引き戻そうとする手を払いのけてから、ポップはふとあることを思い出した。すっげぇ怒るだろうなあと苦笑いしつつ、つれない態度に歯軋りする青年に宣言する。
    「これからニ週間、オレは別棟で寝るからな」
    「え?」
    「下準備もあるし、おめえの匂いがつかないようにしねえと」
    「ちょ、ちょっと待ってよ」
    「これまでのことを思えば、ニ週間の禁欲生活ぐらい訳ねぇだろ? たまにはオレの尻を労わりやがれ」
    「おまえこそ、いつもあんなによがって腰を振ってるくせに……じゃなくて!」
     色をなしたダイに手首をきつく締め上げられ、ポップは半眼になった。手加減はされているが、絶対に逃すまいという強固な意志を感じる。きつく睨みつけても怯まない。昔はもっとかわいげがあったんだがなぁと呟いてみても、手首にかかる負荷が増すばかりで状況は変わらない。
    「チッ……しょうがねえな」
     ポップはため息をついて、同行していたクロコダインに目を移した。
     二人の関係は、ダイに付き従う魔族や魔物達の間では周知の事実だ。なんなら、敵陣営にも知られている気がする。ポップとて、スケベ野郎のくせに意気地はなかったあの頃のままではない。今さら恥じらいはしないが、さすがに人前でどうこうする趣味はなかった。
     しかし、ダイとポップをよく知る獣人は察しの良さも鍛え上げられていた。数歩離れた場所で彼らに背を向け、明後日の方角を眺めている。武骨な鎧に包まれた背中は、「オレは何も見ていない」と言わんばかりだ。
    「ありがとな、おっさん」
    「ポップ?」
     当惑したダイの力がやや緩んだ隙に、ポップは空いた手で彼の襟足を握り、勢いよく引き寄せた。その唇に文字通り噛みつくと、にじむ血を舐め取りながら舌を這わせる。
     いつも閨では翻弄されてばかりだが、ポップも男だ。それなりに場数は踏んだ。全てダイの手によるというのが、少々納得いかないが。厚い唇をこじ開け、舌を差し込みながら引き締まった尻を撫でると、青年の肩が面白いほどに強張った。
    (あー……もう勃ってきちまってんの。わっかりやすい奴)
     まだ触れてもいないのに、下肢の布が張りつつあった。ダイの変化にほくそ笑みながら、ポップは彼の口内を丹念に舐め、舌を絡めて貪った。人目のあるところで迫ろうものならば、恥じらうどころか収束ギラで応戦する恋人が、何を思ったか積極的に仕掛けてくる。その意図を把握しかねているのか。ポップを抱きとめるダイの動きにはためらいがあった。
    「ポッ……プ……? どうして……」
     それでも、辛うじて理性が勝ったのだろう。ポップを強引に引き剥がし、ダイは手の甲で糸引く唾液を拭った。だが、ぎらついた瞳の奥で燻る欲は隠しきれていない。ポップは満足そうに笑った。
    「しばらくお預けだからな。サービスってやつ?」
     そしてポップは素早く合流呪文を唱えた。歩み去ろうとしていたクロコダインの脇に滑り込み、巨躯の陰からおざなりに手を振る。
    「んじゃ、あとはたのまぁ。ラーハルト、ダイが余計なことしねえように、しっかり見張っとけよー」
    「貴様に言われずとも、そのつもりだ」
    「ポップ‼︎ 待て……!」
     追いすがろうとしたダイが、不自然に立ち止まった。みるみるうちに青ざめていくその顔には、「信じられない」と描かれている。ポップは首を傾げてから、あぁ、と頷いた。そして、よく見えるように左肩から振り返った。
     歯を見せて笑うポップの左耳に、空色のピアスはなかった。





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