Coffee_cherry17
DONE「輪i姦すは花」過去一エグいモブレだよ〜〜‼︎朝上げごめんね〜!
かおる程度しかドラ武、ばじふゆ要素ないモブ武、モブふゆの輪i姦せっ‼︎ふゆたけ要素もあるよ!
支部にお清めと後日談を入れてあげるよ‼︎
地雷!って思ったら読まないでくれ‼︎
passはタイトルをひらがなで 11730
shi_ho_do_
REHABILIマイ武道前提モブ武フラッグシップの恋だった【後編②】
フラッグシップの恋だった【後編②】「それはキミにあげた物だ。いらないなら捨ててくれて構わない」
それ、とは武道には分不相応な腕時計のことを指す。
「さすがに捨てはしません……。昴さん的には、オレが持ってるのってイヤじゃないですか……?」
「どうして?」
「どうしてって……それは、だって……」
『二度と現れるな』と言わしめた相手が、いつまでもこれを持っていることに嫌悪感はないのだろうか。
軽い気持ちで調べたことがある。
七海は高価な物ではないと言っていたが、どう見ても安物ではないそれに、マナー違反かもしれないが刻まれたロゴをこっそり検索エンジンにかけてみた。
桁を見間違えているのかと、何度も拳で瞼を擦った。
そうして再度見開いた両目で商品ページを睨みつけるが、一介の高校生はおろか、社会人だって果たしてどれ程の人間がこの値段の時計を所持しているだろう。
4422それ、とは武道には分不相応な腕時計のことを指す。
「さすがに捨てはしません……。昴さん的には、オレが持ってるのってイヤじゃないですか……?」
「どうして?」
「どうしてって……それは、だって……」
『二度と現れるな』と言わしめた相手が、いつまでもこれを持っていることに嫌悪感はないのだろうか。
軽い気持ちで調べたことがある。
七海は高価な物ではないと言っていたが、どう見ても安物ではないそれに、マナー違反かもしれないが刻まれたロゴをこっそり検索エンジンにかけてみた。
桁を見間違えているのかと、何度も拳で瞼を擦った。
そうして再度見開いた両目で商品ページを睨みつけるが、一介の高校生はおろか、社会人だって果たしてどれ程の人間がこの値段の時計を所持しているだろう。
shi_ho_do_
REHABILIフラッグシップ〜【後編①】マイ武前提モブ武
支部に掲載した分からの続きです。(※ポイピク③からは続いていません)
フラッグシップの恋だった【後編①】side:武道
目の奥がじくじくと熱を孕むのに気付かないふりをしたのは、一体いつだっただろう。
記憶の糸を紐解けば、男が燃える液体を引っ掛けた日であることが思い出される。
自分の全てを受け入れると豪語した酔っ払いの戯言が涙腺を刺激するのだから、実に馬鹿げている。
毒にも薬にも姿を変える男の信念は、武道にどちらの効果ももたらした。歩み寄れば全てを包み込み、距離を置こうと立ち止まればそれもまた受け入れる男の優しさは、居心地の良い安心感の中に一抹の寂しさを抱かせた。
そんな身勝手な失意だが、それを差し引いても武道にとっては都合がよかった。
何も言わない自分を丸ごと認めてくれる甘美な特効薬に、毒の作用なんてものは微々たる苦味だ。それを補って余りある恩恵にささくれ立った心が歓喜に震える。
3943目の奥がじくじくと熱を孕むのに気付かないふりをしたのは、一体いつだっただろう。
記憶の糸を紐解けば、男が燃える液体を引っ掛けた日であることが思い出される。
自分の全てを受け入れると豪語した酔っ払いの戯言が涙腺を刺激するのだから、実に馬鹿げている。
毒にも薬にも姿を変える男の信念は、武道にどちらの効果ももたらした。歩み寄れば全てを包み込み、距離を置こうと立ち止まればそれもまた受け入れる男の優しさは、居心地の良い安心感の中に一抹の寂しさを抱かせた。
そんな身勝手な失意だが、それを差し引いても武道にとっては都合がよかった。
何も言わない自分を丸ごと認めてくれる甘美な特効薬に、毒の作用なんてものは微々たる苦味だ。それを補って余りある恩恵にささくれ立った心が歓喜に震える。
shi_ho_do_
REHABILI・マイ武前提モブ武・捏造に次ぐ捏造
・名前付きのモブ(サラリーマン)が武と出会い、恋愛対象として興味のなかった武に恋心を抱くまでのお話
・今後モブ武での性描写の予定あり
・別ジャンル(HQ)のことに少し触れてますが、知らなくても問題なく読めます
フラッグシップの恋だった③side:七海
遅いな、と思った時には大抵何かに巻き込まれている。それをここ最近でいいだけ知った。
今日は仕事を早く切り上げられそうだったので武道と会う約束になっていた。
例の懇親会の時に知ったのだが、意外と映画に詳しい彼と話が盛り上がり、現在上映中の話題作を一緒に観に行くはずだったのだ。
なぜ会合に誘ったのかは正直自分でもわからない。父が件の銘柄を相当数所持しているため、招待状は毎年父宛てに送られる。しかし当人は面倒なのか、まぁ当然のように行かず、決まってこちらに回されるためいつも余分に一枚あった。
七海の元にも同じ理由から届いており、そんな二枚にほんの場当たり的な考えだった。
4714遅いな、と思った時には大抵何かに巻き込まれている。それをここ最近でいいだけ知った。
今日は仕事を早く切り上げられそうだったので武道と会う約束になっていた。
例の懇親会の時に知ったのだが、意外と映画に詳しい彼と話が盛り上がり、現在上映中の話題作を一緒に観に行くはずだったのだ。
なぜ会合に誘ったのかは正直自分でもわからない。父が件の銘柄を相当数所持しているため、招待状は毎年父宛てに送られる。しかし当人は面倒なのか、まぁ当然のように行かず、決まってこちらに回されるためいつも余分に一枚あった。
七海の元にも同じ理由から届いており、そんな二枚にほんの場当たり的な考えだった。
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REHABILI・マイ武前提モブ武・名前付きのモブ(サラリーマン)が武と出会い、恋愛対象として興味のなかった武に恋心を抱くまでのお話
・今後モブ武での性描写の予定あり
・別ジャンル(HQ)のことに少し触れてますが、知らなくても問題なく読めます
フラッグシップの恋だった②side:武道
初めて七海を目にした時、腹に一物を抱えているタイプだと強く信じて疑わなかった。少し長めの柔らかな髪は一見分かりにくいがツーブロックで、軽く波打つ髪をビル風になびかせる姿は、それは優美だった。
好奇心が強いのだろう、ポケットに手を入れたグレーのチェスターコートを翻しながら物珍しげにこちらへ闊歩する様は、ここがランウェイかと錯覚するほどだ。
鳩尾への重い一撃に、毛虫のように地面で蠢く武道に周りが無関心を装う中、甘いマスクの男をより完璧に仕上げる立役者の長いコンパスには思わず下敷きにしている材木を突っ込んでやりたい衝動に駆られた。
女性に事欠かない人生であり、これからもそうなのであろう男にやっかみからの悪戯心が沸き立つが、話してみるとこれが意外と愉快な人間だった。
4989初めて七海を目にした時、腹に一物を抱えているタイプだと強く信じて疑わなかった。少し長めの柔らかな髪は一見分かりにくいがツーブロックで、軽く波打つ髪をビル風になびかせる姿は、それは優美だった。
好奇心が強いのだろう、ポケットに手を入れたグレーのチェスターコートを翻しながら物珍しげにこちらへ闊歩する様は、ここがランウェイかと錯覚するほどだ。
鳩尾への重い一撃に、毛虫のように地面で蠢く武道に周りが無関心を装う中、甘いマスクの男をより完璧に仕上げる立役者の長いコンパスには思わず下敷きにしている材木を突っ込んでやりたい衝動に駆られた。
女性に事欠かない人生であり、これからもそうなのであろう男にやっかみからの悪戯心が沸き立つが、話してみるとこれが意外と愉快な人間だった。
shi_ho_do_
REHABILI・マイ武前提モブ武・名前付きのモブ(サラリーマン)が武と出会い、恋愛対象として興味のなかった武に恋心を抱くまでのお話
・今後モブ武での性描写の予定あり
・別ジャンル(HQ)のことに少し触れてますが、知らなくても問題なく読めます
フラッグシップの恋だった①side:七海
春の訪れを告げる役目も終わったとばかりに、早々と散り零れる梅花は地面にピンクの絨毯を広げてなお風流なのに、その風下三メートルのきな臭さまでは誤魔化せないでいた。
風に舞うひとひらに誘われるようにして、[[rb:七海昴 > ななみすばる]]は湿った吹き溜まりに人が倒れているのを目に留めた。
昨夜から降りだした花散らしの雨は明け方を前にやみ、小さな電気室横の水はけの悪いコンクリートは、男の金髪とたくさんの花びらを水面に漂わせている。
クライアントへの統計データの開示が予想よりも早めに終わり、直帰に選んだ道だった。
そんな偶然があるものか。
半信半疑ながらそれでも足を向けたのは、深夜の繁華街では珍しくないその光景も帰宅ラッシュを少し過ぎたばかりの都市計画公園では特異に映ったからと、もう一つ。
4676春の訪れを告げる役目も終わったとばかりに、早々と散り零れる梅花は地面にピンクの絨毯を広げてなお風流なのに、その風下三メートルのきな臭さまでは誤魔化せないでいた。
風に舞うひとひらに誘われるようにして、[[rb:七海昴 > ななみすばる]]は湿った吹き溜まりに人が倒れているのを目に留めた。
昨夜から降りだした花散らしの雨は明け方を前にやみ、小さな電気室横の水はけの悪いコンクリートは、男の金髪とたくさんの花びらを水面に漂わせている。
クライアントへの統計データの開示が予想よりも早めに終わり、直帰に選んだ道だった。
そんな偶然があるものか。
半信半疑ながらそれでも足を向けたのは、深夜の繁華街では珍しくないその光景も帰宅ラッシュを少し過ぎたばかりの都市計画公園では特異に映ったからと、もう一つ。