maple
DONEこの番外編を見る前にトレジェイ小説として書いた「どんな手を使ってもお前とまだ一緒にいたい」の前編中編後編を読んだ方がおすすめです。どんな手を使ってもお前とまだ一緒にいたい【番外編】【番外編①】ーフロイドの思いー
ジェイドが倒れた。
その時はあの男を殺してしまわないように理性を保ちながら取り押さえるのでやっとだった。倒れたことに対して実感がわかなかった。その気持ちのまま、警察の聞き取り調査や、アズールと一緒に事件について学園長へ報告をしに行ったり、情報を漏らそうとするやつがいないか夜通し監視していた。一段落付きやっと保健室に行くと、ベッドにジェイドが横になっていた。
「ジェイド…?」
オレはゆっくりジェイドに近づき手を握った。
冷たかった。
呼吸をしている様子がなかった。
動いていない
声をかけても返事をしてくれない。
いつもはちゃんと返してくれるのに。
『おやおや、困りましたね。』
『フロイドが楽しそうで何よりです。』
3986ジェイドが倒れた。
その時はあの男を殺してしまわないように理性を保ちながら取り押さえるのでやっとだった。倒れたことに対して実感がわかなかった。その気持ちのまま、警察の聞き取り調査や、アズールと一緒に事件について学園長へ報告をしに行ったり、情報を漏らそうとするやつがいないか夜通し監視していた。一段落付きやっと保健室に行くと、ベッドにジェイドが横になっていた。
「ジェイド…?」
オレはゆっくりジェイドに近づき手を握った。
冷たかった。
呼吸をしている様子がなかった。
動いていない
声をかけても返事をしてくれない。
いつもはちゃんと返してくれるのに。
『おやおや、困りましたね。』
『フロイドが楽しそうで何よりです。』
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DONEトレジェイ。ツイステ二次小説。ほぼトレイ視点。どんな手を使ってもお前とまだ一緒にいたい【中編】の続き。
どんな手を使ってもお前とまだ一緒にいたい【後編】元の時間軸、元の場所に帰ってきた。ジェイドがいる保健室に。
時計を見ると針は6時を指していた。
「ジェイドが呪いをかけられたのは昨夜9時頃でした。あと3時間ほどで24時間経ちます」
「そうか…」
3人それぞれ、ジェイドが横になっているベッドの近くに椅子を置き座る。
「お邪魔しますよ。やはり3人ともここにいましたか。」
学園長が入ってきた。その表情はとても晴れやかだった。
「皆さん朗報ですよ!なんとあの、犯人が呪いの絵を手に入れた店の店員さん、渡した絵は“見ると種族関わらず24時間仮死状態になる呪いの絵”を渡したと言ったんですよ。なんということでしょう!ジェイド・リーチ君は永遠に仮死状態になることなく今日目覚めることができますよ!いやぁよかったよかった!」
3393時計を見ると針は6時を指していた。
「ジェイドが呪いをかけられたのは昨夜9時頃でした。あと3時間ほどで24時間経ちます」
「そうか…」
3人それぞれ、ジェイドが横になっているベッドの近くに椅子を置き座る。
「お邪魔しますよ。やはり3人ともここにいましたか。」
学園長が入ってきた。その表情はとても晴れやかだった。
「皆さん朗報ですよ!なんとあの、犯人が呪いの絵を手に入れた店の店員さん、渡した絵は“見ると種族関わらず24時間仮死状態になる呪いの絵”を渡したと言ったんですよ。なんということでしょう!ジェイド・リーチ君は永遠に仮死状態になることなく今日目覚めることができますよ!いやぁよかったよかった!」
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DONEトレジェイ。ツイステ二次小説。トレイ視点。どんな手を使ってもお前とまだ一緒にいたい【前編】の続き。
どんな手を使ってもお前とまだ一緒にいたい【中編】「俺のユニーク魔法なら…ジェイドにドゥードゥルスートをかけて呪いを打ち消します!」
俺は気づいたら学園長にそう提案していた。
「確かにクローバー君のユニーク魔法なら、ローズハート君のオーバーブロット事件のときのように能力に上書きをして無効化できるかもしれません。しかしこれは強力な呪いです。一時的に無効化できたとしても魔法が解けてしまう。」
「じゃあ俺が何度でも繰り返しジェイドに魔法をっ…!」
「生徒にオーバーブロットをさせるわけにはいきません!……私は少し席を離れます。先生方にもこの状況を相談しなくてはなりません。ジェイド君の件は私達大人が別の方法を探しますから、くれぐれも私がいない間、ジェイド君にユニーク魔法をかけるなんてことしないように。いいですねクローバー君。」
4189俺は気づいたら学園長にそう提案していた。
「確かにクローバー君のユニーク魔法なら、ローズハート君のオーバーブロット事件のときのように能力に上書きをして無効化できるかもしれません。しかしこれは強力な呪いです。一時的に無効化できたとしても魔法が解けてしまう。」
「じゃあ俺が何度でも繰り返しジェイドに魔法をっ…!」
「生徒にオーバーブロットをさせるわけにはいきません!……私は少し席を離れます。先生方にもこの状況を相談しなくてはなりません。ジェイド君の件は私達大人が別の方法を探しますから、くれぐれも私がいない間、ジェイド君にユニーク魔法をかけるなんてことしないように。いいですねクローバー君。」
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DONEツイステの二次小説。トレジェイです。トレイ視点。4章あと位の設定。初小説。誤字脱字とかあったらごめんなさいm(_ _)mどんな手を使ってもお前とまだ一緒にいたい【前編】「トレイさん。もし死んでしまったら一刻も早く生まれ変わってくださいね。僕、寂しくて泣いてしまいますから。」
俺の部屋で2人で過ごした翌朝、ジェイドが隣でしくしくと泣き真似をしながらそう言った。俺はその時少し笑いながら、“努力するよ”と言い、ジェイドの頭をそっと撫でた。
幸せそうに微笑んでいたその表情はとてもキレイで…今でもはっきり記憶に残っている。
○●○
そして今日、ジェイドと街でデートをするため待ち合わせの時計台の前に行った。時刻は午前9時50分。すると、いつもは俺より前に来ているはずのジェイドが居なかった。珍しい…。急な用事でもできたのか…。
待ち合わせ予定の10時を過ぎても現れず、[何かあったのか?]と簡単にメッセージを送って、近くのベンチに座り持ってきていた本を読みながら待っていることにした。
1812俺の部屋で2人で過ごした翌朝、ジェイドが隣でしくしくと泣き真似をしながらそう言った。俺はその時少し笑いながら、“努力するよ”と言い、ジェイドの頭をそっと撫でた。
幸せそうに微笑んでいたその表情はとてもキレイで…今でもはっきり記憶に残っている。
○●○
そして今日、ジェイドと街でデートをするため待ち合わせの時計台の前に行った。時刻は午前9時50分。すると、いつもは俺より前に来ているはずのジェイドが居なかった。珍しい…。急な用事でもできたのか…。
待ち合わせ予定の10時を過ぎても現れず、[何かあったのか?]と簡単にメッセージを送って、近くのベンチに座り持ってきていた本を読みながら待っていることにした。