みのりのめも
PROGRESS当たり前のように一緒に寝てますが特にやらしいことはありません。かきかけの昂衛暗闇の中で優しい光がゆらり、と揺れた。
隣にあったはずのその光は気づくと、手の届かない場所で気ままに舞っている。
手を伸ばしてみるが、光はそれを気に留めることも無く自由にゆらゆらと揺れていた。それを俺は穏やかな気持ちでみまもる。
かと思えば遥か遠くに飛んでゆき、二度と戻ってくることはなかった。
嫌な汗をかき、呼吸を乱しながら柔らかなシーツから跳ね上がる。
隣を必死に探れば、温かな体温とすやすやと寝息をたてる愛しい男がいた。それを確認し、安堵の息を漏らす。
その男の手を優しく包み込むと、ふたたび眠りについた。
カーテンの隙間から零れたひかりに起こされ、衛は目を覚ます。
なんでも完璧にこなす年下の彼は、完璧に見えて朝が苦手だった。人よりは強い方だとは思うが、眠りの浅い自分から見ればそんな所も可愛いところであった。
622隣にあったはずのその光は気づくと、手の届かない場所で気ままに舞っている。
手を伸ばしてみるが、光はそれを気に留めることも無く自由にゆらゆらと揺れていた。それを俺は穏やかな気持ちでみまもる。
かと思えば遥か遠くに飛んでゆき、二度と戻ってくることはなかった。
嫌な汗をかき、呼吸を乱しながら柔らかなシーツから跳ね上がる。
隣を必死に探れば、温かな体温とすやすやと寝息をたてる愛しい男がいた。それを確認し、安堵の息を漏らす。
その男の手を優しく包み込むと、ふたたび眠りについた。
カーテンの隙間から零れたひかりに起こされ、衛は目を覚ます。
なんでも完璧にこなす年下の彼は、完璧に見えて朝が苦手だった。人よりは強い方だとは思うが、眠りの浅い自分から見ればそんな所も可愛いところであった。
ましわか丸
MOURNINGつき.はな.昂衛 (恋/焦が/れ.て見/た夢)恋焦がれて見た夢ー このままひとり どこか遠くへ行ってしまいたいほど
「コウ?」
「ああ…すまない。…ちょっと夜風にあたってくる。」
「……コウ、大丈夫…じゃないよね。」
「そりゃあ……な…。……俺たちだって…大丈夫なわけない……けど、コウはもっと……」
「……衛……。」
ー 思ってたより簡単だった あなたを失うということ
「あの時……俺も一緒に残るべき…だったのか……?それとも……そのまま馬で遠くに……」
『コウくん。俺は…この国を…、ううん。青藍も浅葱もみんな…みんな救いたいんだ。俺の持つ全ての力をかけて。』
「……そうだな。衛はそんな事…望まないよな。」
ー 明日が見えなくて 前に進めない時
「少し……疲れた」
「いいよ。俺の前では休んで?」
1145「コウ?」
「ああ…すまない。…ちょっと夜風にあたってくる。」
「……コウ、大丈夫…じゃないよね。」
「そりゃあ……な…。……俺たちだって…大丈夫なわけない……けど、コウはもっと……」
「……衛……。」
ー 思ってたより簡単だった あなたを失うということ
「あの時……俺も一緒に残るべき…だったのか……?それとも……そのまま馬で遠くに……」
『コウくん。俺は…この国を…、ううん。青藍も浅葱もみんな…みんな救いたいんだ。俺の持つ全ての力をかけて。』
「……そうだな。衛はそんな事…望まないよな。」
ー 明日が見えなくて 前に進めない時
「少し……疲れた」
「いいよ。俺の前では休んで?」