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    みのりのめも

    @tsuki_mino_yoru

    書きかけの小説おいてます。
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    みのりのめも

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    当たり前のように一緒に寝てますが特にやらしいことはありません。

    #昂衛
    onward

    かきかけの昂衛暗闇の中で優しい光がゆらり、と揺れた。
    隣にあったはずのその光は気づくと、手の届かない場所で気ままに舞っている。
    手を伸ばしてみるが、光はそれを気に留めることも無く自由にゆらゆらと揺れていた。それを俺は穏やかな気持ちでみまもる。
    かと思えば遥か遠くに飛んでゆき、二度と戻ってくることはなかった。
    嫌な汗をかき、呼吸を乱しながら柔らかなシーツから跳ね上がる。
    隣を必死に探れば、温かな体温とすやすやと寝息をたてる愛しい男がいた。それを確認し、安堵の息を漏らす。
    その男の手を優しく包み込むと、ふたたび眠りについた。
    カーテンの隙間から零れたひかりに起こされ、衛は目を覚ます。
    なんでも完璧にこなす年下の彼は、完璧に見えて朝が苦手だった。人よりは強い方だとは思うが、眠りの浅い自分から見ればそんな所も可愛いところであった。
    そんな彼を見つめ、幸せな時間を過ごそうと顔を覗き込めば、彼の寝顔は苦悶に満ちていた。
    よく見れば手はいつの間にか握られており、心做しか額に汗を浮かべていた。
    嫌な夢を見ているのだろうか、空いている手でそっと額を撫でると少しばかり皺が薄くなる。
    そうだ、疲れているならー
    そっとベッドから降り、寝室を後にした。

    優しい温度がふっと消え、昴輝は目を覚ます。
    眠たい瞼を必死に開けるとそこに先程まであったはずの光がいなくなっていた。
    「まもる、まもる……!」
    上手く回らない口でその名を必死に呼ぶ。
    「どこだ、まもる……まもる」
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    みのりのめも

    MAIKING郡司くんに対する気持ちがよく分からずに感情が暴走していく天空橋くん

    試しに翔って呼んでみてよってあまみゃさんに言われていつも通りの困り顔+上目遣いで「……しょうくん?」って言われて表情変えずにドッドッドッってなる天空橋くん可愛いと思います。「何か言ってよ」ってあわあわする郡司くんと全て察して「戻そっか」っていうあまみゃさん…
    これを愛と呼ぶのなら 気づけば、俺の周りには人が居なかった
    いつだって1人の空間に俺は立っている。
    でも悲しくは無い。寂しいなんて言葉は口にしてはいけない。俺は武器なのだから。

    ――

    「天空橋くん?」
    不安気に揺れる瞳が俺を捉えていた。
    「だ、大丈夫?どこか痛い?」
    怪我をしたってすぐに治せるのに、優しいその人は俺の身体を誰よりも大切にしてくれる。
    返事を待っている間もその目を逸らさずに俺の言葉を待ってくれる。いつの間にかその時間が心地よくなっていた。
    「いいえ、どこも痛くありません。」
    ちょっと冷たかっただろうか。しかし目の前にいる、同じ特別機動隊3課に所属する郡司晃さんはその言葉にほっと息をついた。
    他人の痛みを気にするなんて、この人はどこまでお人好しなのだろうか。
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