kinonite
DONEなきさんの素晴らしい月菅漫画(https://twitter.com/hnkc_a3/status/1467122670651441154)を僭越ながら小説にさせていただきました……。私の文章など蛇足に過ぎないのですが良ければどうぞ……Reeling まあ多分、欲目を抜きにしてもだ。ドレスアップした菅原はさまになってる。色素の薄い瞳、柔らかな笑顔、整った横顔。でも襟元が少し乱れてて、どこか完璧じゃない。着崩しても自分が赦されてしまうって、この人は無意識で分かってるのだ。せっかくの衣装を台無しにしてしまう、そういう少しの傲慢さ。
月島はそんな恋人を見つめる。どうせならちゃんと前髪をあげて、もっと仕立てのいいスーツを着せたいなとか思ってしまうけど。でもそんなことしたら本人すら気づいてない、だらしない色香を楽しめない。だから別に、このままでいいかなって思う。
結婚式の後のパーティーは3次会まで続き、もうすっかり外は暗い。バーの窓から夜景を見て、月島はため息をつく。それですっかり酔った菅原の手を引き、2人でホテルのエレベーターに乗る。
2201月島はそんな恋人を見つめる。どうせならちゃんと前髪をあげて、もっと仕立てのいいスーツを着せたいなとか思ってしまうけど。でもそんなことしたら本人すら気づいてない、だらしない色香を楽しめない。だから別に、このままでいいかなって思う。
結婚式の後のパーティーは3次会まで続き、もうすっかり外は暗い。バーの窓から夜景を見て、月島はため息をつく。それですっかり酔った菅原の手を引き、2人でホテルのエレベーターに乗る。