おくち
MOURNINGかなり大遅刻のお月見の椚光ですふたりで月を うさぎうさぎ なにみてはねる
じゅうごやおつきさまみてはねる
「お疲れ様でしただぜ!」
ドラマの収録を終え、星奏館へダッシュで帰ってる時、ふと夜道が明るいことに気付いた。いつもの時間、いつもの道。この道は街灯の間隔が長いのでメイン通りより薄ぐらい。その為アイドルの帰り道としてはあまり推奨されていなかった。
しかし光は「走れば変わらないんだぜ!」と言う謎理論によりいつもこの道で帰っていた。
これからどんどん冬に向けて暗くなる時間が早くなるはずなのに、変なの。
そう思い立ち止まり空を見上げた。そこには真っ黒の空にどっかりと大きな月が光を見下ろしていた。
―中秋の名月。確か昨日なずなが話していた。一際月が大きく、明るく見える日。光の為にわかりやすくそう教えてくれた。
1853じゅうごやおつきさまみてはねる
「お疲れ様でしただぜ!」
ドラマの収録を終え、星奏館へダッシュで帰ってる時、ふと夜道が明るいことに気付いた。いつもの時間、いつもの道。この道は街灯の間隔が長いのでメイン通りより薄ぐらい。その為アイドルの帰り道としてはあまり推奨されていなかった。
しかし光は「走れば変わらないんだぜ!」と言う謎理論によりいつもこの道で帰っていた。
これからどんどん冬に向けて暗くなる時間が早くなるはずなのに、変なの。
そう思い立ち止まり空を見上げた。そこには真っ黒の空にどっかりと大きな月が光を見下ろしていた。
―中秋の名月。確か昨日なずなが話していた。一際月が大きく、明るく見える日。光の為にわかりやすくそう教えてくれた。
おくち
DONE光くんおたおめ小説。プロデューサー主観なので苦手な方はご注意ください。2人の会話はありませんが椚光です。
秘密のプレゼント「プロデューサーさん」
前から声がかかる。連日のアイドルの誕生日祝いの為、たくさんの荷物を抱えているので姿は見えないが、きっとこれは椚先生だ。
「お疲れ様です。すみません、この時間ならここ、誰も通らないかと思って…」
またいつものように「前から人が来たらどうするんだ」と説教をされると思って先手をとって謝罪をした。この時間から長い説教を浴びたら間に合わない。
「まったく、気を付けなさい。半分持ちます。レスティングルームでしょう?」
てっきり説教をされると思っていたので呆気に取られた。
「えっ、で、でも先生もお忙しいですよね?これは私がやりたくてやってるだけなので」
少しずつ減っていく荷物から段々椚先生の顔が現れる。怒ってはいない。むしろちょっと嬉しそうだ。
2770前から声がかかる。連日のアイドルの誕生日祝いの為、たくさんの荷物を抱えているので姿は見えないが、きっとこれは椚先生だ。
「お疲れ様です。すみません、この時間ならここ、誰も通らないかと思って…」
またいつものように「前から人が来たらどうするんだ」と説教をされると思って先手をとって謝罪をした。この時間から長い説教を浴びたら間に合わない。
「まったく、気を付けなさい。半分持ちます。レスティングルームでしょう?」
てっきり説教をされると思っていたので呆気に取られた。
「えっ、で、でも先生もお忙しいですよね?これは私がやりたくてやってるだけなので」
少しずつ減っていく荷物から段々椚先生の顔が現れる。怒ってはいない。むしろちょっと嬉しそうだ。