ariari2523_dai
DONE「ディーノ君と隠棲パッパ」シリーズのこぼれ話。パロディ軸。捏造設定。竜父子+北の勇者。
パッパ→ディーノ君は、意識のないディーノ君に薬を飲ませる際に何度もしてると思いますが、ディーノ君→パッパは初めてかもですねw キスとしてはノーカンだとパッパもディーノ君も言い張るでしょうが。
時系列的には、パッパからの贈り物→隠棲パッパ→魔法使い→天使の梯子→お姫さま→北の勇者→パッパへの贈り物、の順になります。
ディーノ君と北の勇者 ルーラによる着地音を響かせながら、ノヴァはレジスタンスの拠点となっているカールの砦から少し離れた地へと降り立った。
既に夜の帳が深く色濃く下りており、周囲の木々も砦も闇に紛れている。見上げれば星が薄く光っていた。雲がかかっているのだろう。明日は天気が崩れるかもしれない。ここから遠い前線の地まで影響がなければ良いのだがと、戦地で戦う者たちを憂う。
ノヴァは用心深く周囲を警戒しながら見渡し、邪なモンスターや魔王軍の気配を探った。特に気になる事象はない。小さく息を吐いてノヴァは砦へと足を向けた。
歩き出すと懐から紙が擦れる小さな音がする。ノヴァは瞑目して我知らず胸元に手を当てた。懐にはアバンへ手渡す手紙がある。あの竜の騎士から託されたものだ。
8483既に夜の帳が深く色濃く下りており、周囲の木々も砦も闇に紛れている。見上げれば星が薄く光っていた。雲がかかっているのだろう。明日は天気が崩れるかもしれない。ここから遠い前線の地まで影響がなければ良いのだがと、戦地で戦う者たちを憂う。
ノヴァは用心深く周囲を警戒しながら見渡し、邪なモンスターや魔王軍の気配を探った。特に気になる事象はない。小さく息を吐いてノヴァは砦へと足を向けた。
歩き出すと懐から紙が擦れる小さな音がする。ノヴァは瞑目して我知らず胸元に手を当てた。懐にはアバンへ手渡す手紙がある。あの竜の騎士から託されたものだ。
ariari2523_dai
DONEディーノ君と父への贈り物if世界軸。捏造設定。
ディーノ君と隠棲パッパのふたりです。
大魔王との戦いに赴くパッパに花冠を作りに行くディーノ君のお話。
バラダイWEBオンリー「ばらだいぱらだいす」展示SSになります。
ディーノ君と父への贈り物 息子のディーノの就寝時間も迫った頃。お願いがあると言って、ディーノが魔法使いの少年ポップとパプニカ王女レオナに左右を固められて目前に立ったのを、バランは片眉を軽く吊り上げて見やった。やたらと改まった三人の言動に、バランは内心嫌な予感を覚える。
「父さん、明日の朝からポップとレオナと一緒に……花を摘みに行きたいんだ」
「許可をいただけませんか、バラン殿」
「ここから徒歩で十五分ほどのところにある開けた草原地帯にが目的地だ」
すらすらと、まるで打合せたかのように言葉を継いで請願され、バランはそれぞれの顔を発言順に視界に留めた。明後日には大魔王の根城に攻め込むというのに、何を悠長なことを言い出すのか。
ましてやディーノは本調子には程遠い体調だ。数日前に毒刃を受けて以来、ずっと微熱が続いている。起き上がる程度ならともかく、動き回るのはもちろんのこと、長時間の会話すら体力的に厳しい状態だった。
8722「父さん、明日の朝からポップとレオナと一緒に……花を摘みに行きたいんだ」
「許可をいただけませんか、バラン殿」
「ここから徒歩で十五分ほどのところにある開けた草原地帯にが目的地だ」
すらすらと、まるで打合せたかのように言葉を継いで請願され、バランはそれぞれの顔を発言順に視界に留めた。明後日には大魔王の根城に攻め込むというのに、何を悠長なことを言い出すのか。
ましてやディーノは本調子には程遠い体調だ。数日前に毒刃を受けて以来、ずっと微熱が続いている。起き上がる程度ならともかく、動き回るのはもちろんのこと、長時間の会話すら体力的に厳しい状態だった。
ariari2523_dai
DONEディーノ君とお姫様(竜父子+レオナ・ポップ)パラレル軸。捏造設定。
隠棲パッパのシリーズ。時間的に「天使の梯子」の続き。
無駄に長いのでお時間ある時に読んでいただければ……。
本編はあと1話ですが、こぼれ話はまだあります。
ディーノ君とお姫様(竜父子+レオナ・ポップ) トレードマークの黄色いバンダナを揺らす彼の姿を久しぶりに食堂で目にして、あたしは朝食の乗ったお盆を手にしたまま、空いた席へと向かおうとしていた足を止めた。
彼————ポップ君は配給されたオニオンスープの器を片手に厨房の奥へと入っていく。いつもの事なのか特に咎められることもなく、調理担当の者と軽い朝の挨拶を交わしているみたい。
調理場に立ったポップ君は片手鍋を火にかけて手にしていたオニオンスープを注いだ。何をしているのかと興味半分で近づくあたしに気づく事なく、ポップ君は材料置き場から卵をひとつ手に取って戻って来る。手慣れた様子で溶き卵の準備を終えると、彼はそれを片手鍋へと回し入れた。
「あらあらあら。戦時において食糧の横領は重罪よ、ポップ君?」
22455彼————ポップ君は配給されたオニオンスープの器を片手に厨房の奥へと入っていく。いつもの事なのか特に咎められることもなく、調理担当の者と軽い朝の挨拶を交わしているみたい。
調理場に立ったポップ君は片手鍋を火にかけて手にしていたオニオンスープを注いだ。何をしているのかと興味半分で近づくあたしに気づく事なく、ポップ君は材料置き場から卵をひとつ手に取って戻って来る。手慣れた様子で溶き卵の準備を終えると、彼はそれを片手鍋へと回し入れた。
「あらあらあら。戦時において食糧の横領は重罪よ、ポップ君?」
🍞けい🍞
MOURNING妄想というにはちょっと長め原作ではあんまり一緒にいられなかったので、現パロぐらいは仲良くしてほしい
竜父子の現パロ設定の妄想竜父子現パロの妄想
読む前の前提
ディーノはパパっ子の幼児5歳ぐらい。ソアラさんは現存で、3人でマンション住まい。バランは会社員で自家用車持ち、ソアラさんは運転できない(もしくはペーパー)。バラン、ソアラの両親は既に鬼籍に入っている。親戚はいるものの、殆どが遠方の為連絡はあまりとっておらず、唯一ブラス(ソアラの母方の伯父)のみ比較的距離が近いため年に1、2度会う程度。
その日はもうすぐ誕生日を迎えるディーノに誕生日プレゼントを買うため、バランの運転する車で3人でレジャースポットのあるショッピングモールへ出かける予定だった。
いつも忙しい父バランの発案であり、ディーノは以前からとても楽しみにしていた。
だが外出の直前、バランに会社から電話が入る。どうやらバランを中心に動いていた案件でトラブルがあり至急来て欲しいとのこと。この案件は社内でも期待の案件であり、その核となるバランは無視するわけにはいかなかった。
3801読む前の前提
ディーノはパパっ子の幼児5歳ぐらい。ソアラさんは現存で、3人でマンション住まい。バランは会社員で自家用車持ち、ソアラさんは運転できない(もしくはペーパー)。バラン、ソアラの両親は既に鬼籍に入っている。親戚はいるものの、殆どが遠方の為連絡はあまりとっておらず、唯一ブラス(ソアラの母方の伯父)のみ比較的距離が近いため年に1、2度会う程度。
その日はもうすぐ誕生日を迎えるディーノに誕生日プレゼントを買うため、バランの運転する車で3人でレジャースポットのあるショッピングモールへ出かける予定だった。
いつも忙しい父バランの発案であり、ディーノは以前からとても楽しみにしていた。
だが外出の直前、バランに会社から電話が入る。どうやらバランを中心に動いていた案件でトラブルがあり至急来て欲しいとのこと。この案件は社内でも期待の案件であり、その核となるバランは無視するわけにはいかなかった。