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DOODLE至綴ペアルックしたくて駄々こねる至とそれが面倒くさくて可愛い綴
「つづるー!!!!」
荒々しい音と共に自身の名前を叫ばれた瞬間、俺はキッチンに隠れるべくしゃがみ込んだ。隣に立っていた伏見さんが目をまん丸にしてこちらを見つめている。
「……読んでるぞ?」
「俺はここにいないんで」
むちゃくちゃを言っているのは分かっている。しかし感じるのだ、面倒事の気配を。
前にもあんな感じで名前を呼ばれた記憶があるのだが、とりあえずめんどくさかったということしか覚えていない。恐らく中身がアホほどしょーもなかったのだろう。
「なんで俺はここにいないっす」
「それが通用すると思ってるの!?」
「うわきた」
「酷くない!?」
いつの間にやらキッチンまで乗り込んできた至さんにドン引きするが、見つかってしまったなら仕方ない。
1734荒々しい音と共に自身の名前を叫ばれた瞬間、俺はキッチンに隠れるべくしゃがみ込んだ。隣に立っていた伏見さんが目をまん丸にしてこちらを見つめている。
「……読んでるぞ?」
「俺はここにいないんで」
むちゃくちゃを言っているのは分かっている。しかし感じるのだ、面倒事の気配を。
前にもあんな感じで名前を呼ばれた記憶があるのだが、とりあえずめんどくさかったということしか覚えていない。恐らく中身がアホほどしょーもなかったのだろう。
「なんで俺はここにいないっす」
「それが通用すると思ってるの!?」
「うわきた」
「酷くない!?」
いつの間にやらキッチンまで乗り込んできた至さんにドン引きするが、見つかってしまったなら仕方ない。
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MOURNING記憶にない町日故に尻切れとんぼ 助っ人に西園寺が入ると聞いた時、ああ、このコンクールはもうダメだなと思った。天上天下唯我独尊を地で行く我が校きっての天才、西園寺エニス皇帝陛下。彼は前述の通り、協調性の欠片もなかった。カルテットを行う上で一番重要なのは息を合わせることだろう。誰とでも、いつでも合わせられる。それが一流に求められる素養だ。西園寺にはそれが欠けていた。だから無理だと思った。
しかし、意外にも西園寺はカルテットを経て少しずつ変わっていった。人と変わることで今まで投げ捨てていた情緒が育ったらしい。当然、演奏にもそれはプラスに働いた。コンクールで優勝が狙えるほどに。もしかしたら、優勝できるかもしれない。出場すら怪しかった俺たちが。できるだろうか。いや、やってやろう。そうしたら、もう少しだけ勇気が出るかもしれない。
なんて、青春っぽく表してみたが大したこでは無い。優勝できるかも、なーんて、浮かれた思考に引きづられ勢いの波に乗ってしまえー!ということである。そして乗った。展開が早い?? そんなことは知らん。そちらで適当に補完しておいてくれ。
俺は教師である町田先生が好きだった。男性教諭である。惚れた理由諸々 3896
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MOURNINGせくぴすぱろ至綴斑類ってのは面倒だ。種の存続?そんなん無理に決まってんじゃん。もう何年も前に証明されただろ?同類同士掛け算すると劣性遺伝ばっかり受け継がれるって。重種なんてその代表格じゃん。どんどん減っていく斑類に焦って同性同士で子供作れるようにしたものの生まれた子供の貧弱なこと。
要するにオワコンなの。
「だから、無駄なんだって時間の無駄。見合いなんてする時間があるならゲームするよ。ただでさえ仕事で忙しいってのに。時間がもったいない。」
目の前に置かれた冊子に目もくれず俺は画面に集中する。
孫の顔を見たい両親には悪いが俺は結婚する気もないしましてや子供なんてもってのほかだ。そもそも子供苦手だし。どうせその内あの見栄っ張りの姉が適当に重種捕まえるだろうからもう少し気長に待ってほしい。
「……至、今度あなたの持ってるゲーム機の新しいのが出るそうね?最新機種だけあって相当値段も嵩張りそうだけれど……。」
ピクリと体が反応してしまう。最近発表された新機種。ほとんど名前だけの情報で実際に出るのは数年越し。それでも大体の価格はすでに発表されている。当然買うことは決定しているが安い買い物ではないのは確かだ。
「 4282
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DOODLEゆるゆる書いてた町日「はああああ、やっぱ、町田先生カッコイイよな〜」恍惚とした表情で、日野は宙を見つめる。試しにとその視線の先を追ってみたがやはり何も無い。いつもの発作かと、西園寺はため息をついた。
「あ、ため息つくと幸せが逃げるぞ」
「なら僕の幸せはお前が吸い込んでいるんだろうな」
西園寺の言葉に、日野はキョトンと大きな目を瞬かせた。
「またまたー、皇帝もそういう冗談言えるようになったんだなあ」
うんうんと訳知り顔で頷く日野に西園寺思わずこぶしを握りかけ、思いとどまった。
いけない、手に負担がかかる。
この程度、そう思わなくもないが何がどう作用するか分からない。余計な負担をかける必要は無い。そう自分を戒め、どうにか意識を逸らそうとする。だが無慈悲にも苛立ちの原因は言い募った。
「なあ、西園寺もそう思うだろ」
「何の話だ」
「町田先生だよ! カッコイイよなぁ」
「顔の造作は整っていると思う」
「お、話が分かるじゃん。西園寺も悪くないよ、先生には負けるけど」
またデレっと日野の顔が溶ける。西園寺は自分の容姿にさほど興味はないが先程の日野の言葉には非常に腹が立った。
「そんなに好きなら告白でもな 2863
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DOODLE至綴♀綴女体化
初夜の手前、至の様子がおかしい俺には最近恋人ができた。五つ年下の学生でまだまだ若い、フレッシュな恋人が。フレッシュとかおっさん臭い? やめてくれ、ちょっと最近そういうのが気になる年頃なんだ……。
えー、ごほん。話を戻して、まあ俺も若いから? やっぱりそういうこともね、視野に入れるわけで。お付き合いから半年、キスも済ませて、デートも片手の数はした。となれば、あとはもう、分かるだろ?
綴は俺が初カレだって言うから、やっぱり夢を見させてあげたいって気持ちもあって。ちょっと気取ってホテルのフレンチなんか予約しちゃったりして、高くはないけどペアリングプレゼントしてみたりして? 漫画みたいに部屋の鍵出したら、あとはもうこっちのもんよ。
恥ずかしそうに頷いてくれた綴の手を取って、最上階のスイートルームへ。案外スイートルームって高くないんだね。いや〜、貯金しといて良かった。
二人で使うには広すぎる部屋。綴は、はしゃいだようにあちこちを見て写真を撮っていた。きっとそのうち脚本のネタになるんだろうけど、なんて説明するつもりなんだろう? きっとうっかり口を滑らせて、真っ赤になるんだろうな。
楽しそうな綴はそっとしておいて、俺は 2192