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    至綴♀
    綴女体化
    初夜の手前、至の様子がおかしい

    #至綴
    toTheExtension
    #女体化
    feminization

    俺には最近恋人ができた。五つ年下の学生でまだまだ若い、フレッシュな恋人が。フレッシュとかおっさん臭い? やめてくれ、ちょっと最近そういうのが気になる年頃なんだ……。
    えー、ごほん。話を戻して、まあ俺も若いから? やっぱりそういうこともね、視野に入れるわけで。お付き合いから半年、キスも済ませて、デートも片手の数はした。となれば、あとはもう、分かるだろ?
    綴は俺が初カレだって言うから、やっぱり夢を見させてあげたいって気持ちもあって。ちょっと気取ってホテルのフレンチなんか予約しちゃったりして、高くはないけどペアリングプレゼントしてみたりして? 漫画みたいに部屋の鍵出したら、あとはもうこっちのもんよ。
    恥ずかしそうに頷いてくれた綴の手を取って、最上階のスイートルームへ。案外スイートルームって高くないんだね。いや〜、貯金しといて良かった。
    二人で使うには広すぎる部屋。綴は、はしゃいだようにあちこちを見て写真を撮っていた。きっとそのうち脚本のネタになるんだろうけど、なんて説明するつもりなんだろう? きっとうっかり口を滑らせて、真っ赤になるんだろうな。
    楽しそうな綴はそっとしておいて、俺はバスルームに向かう。中を覗くと、シャワースペースと大きな湯船、そして、夜景を一望できるガラス窓。さすが、色んな意味で高いだけある。
    「あ、至さん。こんなとこにいた、って、うわ〜すっげー!!」
    「ね。めちゃくちゃ綺麗」
    こちらの返事が聞こえていないらしい。綴は横をすり抜けて、奥へと駆けていった。
    「走ると危ないよ」
    「うわ〜!!!」
    「聞いてないし。こーら!」
    「ひゃっ!」
    後ろから抱きしめると、可愛い声が漏れた。ようやく俺の存在を思い出したらしい。ついでに、ここに来た目的も。はしゃいでいたのが嘘のように、俺の腕の中に収まっている綴は真っ赤な顔であわあわと口を動かしている。
    「綴、一応聞くけど、ほんとにいいの?」
    「……嫌って言わせる気ないですよね」
    「当然。でもここまでしてもダメなら、ほんとにダメってことだろうし。無理がいちばんダメ」
    「……ダメじゃないです、私も、至さんと」
    俺の胸に顔を埋める綴に、俺は内心ガッツポーズをした。ファンファーレが聞こえてくるようだ。
    「至さん?」
    「……いや、なんでもないよ」
    おっと危ない。化けの皮が剥がれかけた。せっかくの初夜なんだから最後まで格好つけたい。
    綴には先にシャワーを浴びて貰って、その間に俺はベッドルームの準備だ。せっかくだからワインを少し飲んでもいいかも。
    どうやら俺も少しはしゃいでいるらしい。でもそうだよな、初めて好きになった子が、恋人になって、しかも処女。気合が入るというものだ。
    「至さん、お先でした」
    浸っていたらいつの間にか時間かすぎていたようだ。綴に冷蔵庫のものは好きに飲んでいいからとだけ伝え、自分もシャワーを浴びる。普段はカラスの行水の俺も今日だけは念入りに体を磨いた。……いよいよだ。
    今更緊張してきた。一応経験はあるものの、顔も覚えていないような相手だ。綴の相手が、俺になんかに務まるのだろうか……。いけない、綴も覚悟を持ってここに来てくれたのだ、俺が覚悟しないでどうする。男を見せろ!茅ヶ崎至!!
    気合いを入れ直すように、バスローブの紐をグッと締める。ぐえっと声が出たのはご愛嬌だ。
    「綴、おまた、せ??」
    寝室に戻ってきた俺を迎えたのは、同じくバスローブを纏った綴の姿、ではなくこんもりと盛り上がったシーツだった。中身なんて、考えるまでもない。
    「つづるさーん? どしたの」
    「……いや、なんか、いたたまれなくなって」
    「だからって潜らんでも」
    「こう、隠れたくなったって言うか……」
    「……やめとく?」
    「それはダメっす!!」
    がばっと起き上がった綴を捕まえる。落ち着かせるように背中を叩いてやると、少し不機嫌そうにこちらを睨んできた。
    「なんか、余裕っすね」
    「そんなわけないでしょ。これでも必死」
    「だって、今日めちゃくちゃカッコイイし……。いつもの干物具合はどこいったんすか」
    「そりゃ、綴の処女をもらうためだもん。気合いも入るってものです」
    「しょ、じょ……」
    「でしょ?」
    「そうですけど、なんか恥ずかしい……」
    「俺としては飛び跳ねて喜びたいぐらいだけど。いや〜、綴ちゃんが奥手で良かった……。俺のために残してくれてありがと」
    「う、う〜〜! なんかムカつく!!」
    「ハイハイ、茶化してごめん。でもありがとってのは本当。俺が綴の初めてで嬉しいよ」
    「……めんどくさいってよく聞きますけど」
    「それは相手への配慮もなく突っ込むことしか考えてない猿以下の野郎の意見だから聞く価値無し。綴は俺よりもそんなやつらを信じるの?」
    「……………あ〜もう!分かりましたよ!!!変にいじけてごめんなさい!!」
    「どうどう。いいよ、気にしてない。不安になって当たり前なんだし。大丈夫、とは胸張って言えないけどさ、俺も頑張るから、一緒に頑張って」
    「頑張るって、何をどうしたら」
    「出来たら正直に言って欲しいな。どこが気持ちいいとか。それが恥ずかしいってなら、痛いとか、苦しいは、ちゃんと教えて」
    「……分かりました、頑張ります」
    「よし、じゃあ横になってみよっか」
    「……はい」
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