ERI
Reuse Christmas7年前のイブのものなので薪さんが青木家を訪問する前のものになります。薪舞はまだ会ったことがありません。でもきっともう会ったことがある気になっちゃうくらいコウちゃんからマキさんのこと聞いてたよね(^◇^;)薪にゃんと一緒(舞ちゃんのクリスマス)パパとママへ
きのうのよる、はやくサンタさんがこないかなぁってベッドのなかでドキドキしていたら、マイのところにちょっとかわったサンタさんがきました。
サンタさん、ふつうにドアをコンコンってして、こんばんはっていってはいってきたんだよ。マイがおきてるってしってたのかな?
サンタさんはあかいおぼうしにあかいおようふくをきておひげをはやしていたけど、おじいちゃんじゃないみたいでね、すごくきれいなサンタさんだったの。パパとママにもあわせてあげたかったなぁ。それからこーちゃんにも。こーちゃんはね、いつも「マキさん」のことをすごくきれいなひとなんだよっていうんだけど、きっとあのサンタさんは「マキさん」よりきれいだとおもうの。
4081きのうのよる、はやくサンタさんがこないかなぁってベッドのなかでドキドキしていたら、マイのところにちょっとかわったサンタさんがきました。
サンタさん、ふつうにドアをコンコンってして、こんばんはっていってはいってきたんだよ。マイがおきてるってしってたのかな?
サンタさんはあかいおぼうしにあかいおようふくをきておひげをはやしていたけど、おじいちゃんじゃないみたいでね、すごくきれいなサンタさんだったの。パパとママにもあわせてあげたかったなぁ。それからこーちゃんにも。こーちゃんはね、いつも「マキさん」のことをすごくきれいなひとなんだよっていうんだけど、きっとあのサンタさんは「マキさん」よりきれいだとおもうの。
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TRAININGおでん作りながらボーッと妄想した薪にゃんです。Twitterのツリーにしようと思っていたのでほぼ会話劇ですがこのまま…ぼくの青木ある日の青木と薪にゃん。
弱火で火を入れ直す鍋の傍からなかなか離れない青木に痺れを切らせ、ついにまだお腹空いてないしどうでもいい風でひとり遊びするのを忘れた薪。寂しいと気まぐれに甘えたスイッチが入ったりする。気配を消して青木の背後に回ると、腰に腕を回して抱きついた。
深いブルーのセーターに鼻を埋めて青木を補給する。
「……いい匂いがする」
「おでん炊いてますから」
「そうじゃなくて」
「そうじゃなくて?」
「おまえの匂い」
「え」
青木はお玉を持ったまま腕を持ち上げ、クンクンと脇の辺りを嗅いだ。
「オレそんな匂います?」
おでんの鍋の傍でもわかるくらいだとしたらちょっとショックだ。
「臭いとはいってないだろ。いい匂いって言ってるんだ」
1440弱火で火を入れ直す鍋の傍からなかなか離れない青木に痺れを切らせ、ついにまだお腹空いてないしどうでもいい風でひとり遊びするのを忘れた薪。寂しいと気まぐれに甘えたスイッチが入ったりする。気配を消して青木の背後に回ると、腰に腕を回して抱きついた。
深いブルーのセーターに鼻を埋めて青木を補給する。
「……いい匂いがする」
「おでん炊いてますから」
「そうじゃなくて」
「そうじゃなくて?」
「おまえの匂い」
「え」
青木はお玉を持ったまま腕を持ち上げ、クンクンと脇の辺りを嗅いだ。
「オレそんな匂います?」
おでんの鍋の傍でもわかるくらいだとしたらちょっとショックだ。
「臭いとはいってないだろ。いい匂いって言ってるんだ」
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DONE元々はブログに薪にゃんと一緒というシリーズの別タイトルであげていた話を修正しました猫耳しっぽ付きの薪にゃん(やや子猫です)が青木と暮らす一軒家で起きた、鈴薪のような、青薪のようなメルヘンです
みつけたよ今、何時だろう。
時間の感覚がない。ひょっとするとまだぎりぎり朝なのかもしれないけれど、珍しく空腹のせいで目を覚ました気もするから、お昼は当に過ぎているのかもしれない。乱れたままのシーツの白をまだぼんやりした目で見つめながら何度か瞬きをすると、少しだけ頭がはっきりしてきた。なんか重い…青木か。
すっぽりと背後から抱きすくめるように回されていた腕をそうっと持ち上げ、なるべくベッドを軋ませないよう慎重に身体を起こした。それから、両手で支えたその腕を引き続きそうっとそうっとベッドの上に横たえる。脱力している人間の身体はパーツでも結構重い。日頃僕はこの青木の逞しい腕がとても好きなのだけれど、この時ばかりはさすがにそれも忌々しく思えた。
9614時間の感覚がない。ひょっとするとまだぎりぎり朝なのかもしれないけれど、珍しく空腹のせいで目を覚ました気もするから、お昼は当に過ぎているのかもしれない。乱れたままのシーツの白をまだぼんやりした目で見つめながら何度か瞬きをすると、少しだけ頭がはっきりしてきた。なんか重い…青木か。
すっぽりと背後から抱きすくめるように回されていた腕をそうっと持ち上げ、なるべくベッドを軋ませないよう慎重に身体を起こした。それから、両手で支えたその腕を引き続きそうっとそうっとベッドの上に横たえる。脱力している人間の身体はパーツでも結構重い。日頃僕はこの青木の逞しい腕がとても好きなのだけれど、この時ばかりはさすがにそれも忌々しく思えた。