u_tm_275
PAST【再会、そして、】過去作サルベージ。
月。/春ひな
再会、そして、『待ってて、くれませんか』
俺の服の裾をぎゅっと握りしめながらそう言ったきみの顔が、ずっと忘れられない。
とても真剣な、でも、今にも泣き出しそうな表情で。
そんな顔をされて、否と言えるはずもなくて。
『……分かった』
俺は、ただ受け入れてきみを手放すしかなかった。
あれから、何年経っただろう。
きみの言葉を信じて、俺はずっと待ち続けたよ。
今日、この日を。
約束の場所は、思い出の公園。
きみは、本当に来てくれるのかな。
◇
数年前、私を好きだと言ってくれる人がいました。
私の大好きな人でした。
とてもとても嬉しくて、だからこそ、離れなければならないと思って。
『待ってて、くれませんか』
私には夢があって、それを叶えるためには、その人と離れるしかなくて。
929俺の服の裾をぎゅっと握りしめながらそう言ったきみの顔が、ずっと忘れられない。
とても真剣な、でも、今にも泣き出しそうな表情で。
そんな顔をされて、否と言えるはずもなくて。
『……分かった』
俺は、ただ受け入れてきみを手放すしかなかった。
あれから、何年経っただろう。
きみの言葉を信じて、俺はずっと待ち続けたよ。
今日、この日を。
約束の場所は、思い出の公園。
きみは、本当に来てくれるのかな。
◇
数年前、私を好きだと言ってくれる人がいました。
私の大好きな人でした。
とてもとても嬉しくて、だからこそ、離れなければならないと思って。
『待ってて、くれませんか』
私には夢があって、それを叶えるためには、その人と離れるしかなくて。
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PAST【同月 de 手繋ぎシチュエーション~繋いでないのもあるよ☆~ 春ひな編】過去作サルベージ。
月。/春ひな
同月 de 手繋ぎシチュエーション~繋いでないのもあるよ☆~ 春ひな編桃崎ひな「は、春さん! 人がいっぱいですね!」
弥生春「そうだね。さすが休日の遊園地だ」
ひな(うう……こんなに人がたくさんいる中で春さんとはぐれちゃったらどうしよう……)
(不安でおろおろするひな)
春「こんな人混みではぐれたりしたら大変だね……ひなちゃん」
(手を差しだす春)
ひな「ふえっ?」
春「はぐれないように、手を繋いでおこうよ」
(にこりと微笑む春)
ひな「!?」
(真っ赤になるひな)
春「ねっ?」
(ひなの手を握る春)
ひな「えっ、あのっ、春さん!?」
(さらに真っ赤になるひな)
春「さあ、行こうか」
(爽やかな笑顔の春)
ひな「は、はいぃ……」
春(ふふっ、真っ赤になっちゃって……本当にかわいいなあ、もう)
336弥生春「そうだね。さすが休日の遊園地だ」
ひな(うう……こんなに人がたくさんいる中で春さんとはぐれちゃったらどうしよう……)
(不安でおろおろするひな)
春「こんな人混みではぐれたりしたら大変だね……ひなちゃん」
(手を差しだす春)
ひな「ふえっ?」
春「はぐれないように、手を繋いでおこうよ」
(にこりと微笑む春)
ひな「!?」
(真っ赤になるひな)
春「ねっ?」
(ひなの手を握る春)
ひな「えっ、あのっ、春さん!?」
(さらに真っ赤になるひな)
春「さあ、行こうか」
(爽やかな笑顔の春)
ひな「は、はいぃ……」
春(ふふっ、真っ赤になっちゃって……本当にかわいいなあ、もう)
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PAST【同月 de 手繋ぎシチュエーション~繋いでないのもあるよ☆~ 恋愛編】過去作サルベージ。
月。/恋愛
同月 de 手繋ぎシチュエーション~繋いでないのもあるよ☆~ 恋愛編如月恋「愛~。一緒に買い物に行かない?」
如月愛「うん! 行く行く! ――ふふっ、お兄ちゃんと一緒にお買い物なんて久しぶりだね♪」
恋「少し前までは、こうやって手を繋いでふたりで出かけてたのにな~」
(愛の手を握る恋)
愛「今は、お互いに学校とお仕事で忙しいもんね……」
(寂しそうな表情を見せる愛)
恋「だから、今日みたいにオフが重なる時は、またふたりで出かけような?」
(愛を元気づけるようににかっと笑う恋)
愛「うん! 約束ね、お兄ちゃん!」
(嬉しそうに微笑み返す愛)
247如月愛「うん! 行く行く! ――ふふっ、お兄ちゃんと一緒にお買い物なんて久しぶりだね♪」
恋「少し前までは、こうやって手を繋いでふたりで出かけてたのにな~」
(愛の手を握る恋)
愛「今は、お互いに学校とお仕事で忙しいもんね……」
(寂しそうな表情を見せる愛)
恋「だから、今日みたいにオフが重なる時は、またふたりで出かけような?」
(愛を元気づけるようににかっと笑う恋)
愛「うん! 約束ね、お兄ちゃん!」
(嬉しそうに微笑み返す愛)
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PAST【秘恋】過去作サルベージ。
月。/始椿
秘恋「始様。撮影お疲れ様です」
「あぁ、椿。お前もここで撮影だったんだな」
彼の顔が見られるだけで。
「はい。ちょうど始様たちの次なんです」
「そうか。頑張れよ」
彼が笑顔を向けてくれるだけで。
「ありがとうございます。頑張ります」
「あぁ」
彼の些細な一言で、胸が躍る。
でも、それと同時に、チクリとした痛みが。
「――始さん」
「雪」
だって、私は知っているから。
「よかった。椿も一緒だったんですね」
「あぁ、もしかして、もうすぐ撮影の時間か?」
彼の瞳が一番優しい色をするのは。
「はい。いつの間にか椿がいなくなっていたので、始さんのところかと思いまして」
「ごめんなさいね、雪。すぐ戻るわ」
彼女を映している時だと。
「いいえ、大丈夫よ。じゃあ、行きましょう、椿。――では、失礼しますね、始さん」
703「あぁ、椿。お前もここで撮影だったんだな」
彼の顔が見られるだけで。
「はい。ちょうど始様たちの次なんです」
「そうか。頑張れよ」
彼が笑顔を向けてくれるだけで。
「ありがとうございます。頑張ります」
「あぁ」
彼の些細な一言で、胸が躍る。
でも、それと同時に、チクリとした痛みが。
「――始さん」
「雪」
だって、私は知っているから。
「よかった。椿も一緒だったんですね」
「あぁ、もしかして、もうすぐ撮影の時間か?」
彼の瞳が一番優しい色をするのは。
「はい。いつの間にか椿がいなくなっていたので、始さんのところかと思いまして」
「ごめんなさいね、雪。すぐ戻るわ」
彼女を映している時だと。
「いいえ、大丈夫よ。じゃあ、行きましょう、椿。――では、失礼しますね、始さん」
uco
DONEフォロワーさんのオリキャラを描かせていただきました!またしても下書きからずいぶんと変わr…
厚塗り特訓中の2作目。
退路を断つべく贈る相手のいるイラストを選ぶも、何度挫けそうになったか…
課題は制作時間の短縮、グリザイユの習得だな…と1つ結論に到達してしまった。
ずっと避けてきたけど、少しずつ始めることにする💦 2
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PAST【# 睦月始生誕祭2017】過去作サルベージ。
月。/始雪
#睦月始生誕祭2017花園雪「始さん。お誕生日おめでとうございます」
睦月始「ありがとう、雪」
雪「つい先日成人なさったばかりような気がしていましたが……一年経つのは早いものですね」
始「そうだな……雪もあと一年ちょっとで成人だしな」
雪「あら嫌だ。まだ気が早いですよ、始さんったら」
(くすくすと笑う雪)
始「あっという間にその時が来るさ。一年経つのは早いって言ったのは、お前だろう?」
雪「ふふっ、そうですね」
始「だから……」
ちゅっ。
雪「……っ!?」
(不意打ちに驚いて目を見開く雪)
始「早く追いついてくれよ、雪?」
(にやりと微笑む始)
雪「……っ、はい……」
(恥ずかしさで真っ赤になる雪)
308睦月始「ありがとう、雪」
雪「つい先日成人なさったばかりような気がしていましたが……一年経つのは早いものですね」
始「そうだな……雪もあと一年ちょっとで成人だしな」
雪「あら嫌だ。まだ気が早いですよ、始さんったら」
(くすくすと笑う雪)
始「あっという間にその時が来るさ。一年経つのは早いって言ったのは、お前だろう?」
雪「ふふっ、そうですね」
始「だから……」
ちゅっ。
雪「……っ!?」
(不意打ちに驚いて目を見開く雪)
始「早く追いついてくれよ、雪?」
(にやりと微笑む始)
雪「……っ、はい……」
(恥ずかしさで真っ赤になる雪)
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PAST【逃避行】過去作サルベージ。
月。/始雪
逃避行「雪。次はどこへ行こうか」
静かな喫茶店の中。
向かいの席からの問いに顔を上げると、頬杖をついてこちらを見つめる愛しい人の微笑みが。
まるで愛をささやくような甘い声音と表情に、とくんと心臓が跳ねた。
この鼓動が彼に伝わってしまいそうで、慌てて視線を逸らす。
でも、もう隠す必要はないのだと気づき、もう一度彼と向かい合った。
「……始さんとふたりなら、どこへでも」
――この日、私たちはお互い以外の全てを捨てた。
216静かな喫茶店の中。
向かいの席からの問いに顔を上げると、頬杖をついてこちらを見つめる愛しい人の微笑みが。
まるで愛をささやくような甘い声音と表情に、とくんと心臓が跳ねた。
この鼓動が彼に伝わってしまいそうで、慌てて視線を逸らす。
でも、もう隠す必要はないのだと気づき、もう一度彼と向かい合った。
「……始さんとふたりなら、どこへでも」
――この日、私たちはお互い以外の全てを捨てた。
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PAST【夕焼け色のキミに恋をした】過去作サルベージ。
月。/始雪
夕焼け色のキミに恋をした「はじめにいさま! みて! きれいなゆうやけ!」
そう言って俺のほうを振り返るきみが、あまりにも輝いて見えて。
なぜだろう。胸が苦しくなる。
花のような笑顔を直視できなくて、頬の熱を夕日のせいにしてきみの手を取った。
「さあ、かえろう、ゆき」
「はい!」
握り返された手の感触に、心臓がとくりと跳ねた。
◇
「始さん。見てください。綺麗な夕焼けです」
そう言って俺のほうを振り返る彼女は、まだ幼かったあの時よりも遥かに大人びた、でも、あの時と変わらない綺麗な笑顔で。
「ああ、綺麗だな」
あの時と同じようにそっと手を取る俺に、あの時と同じように笑顔を向けて。
「さあ、帰ろう、雪」
「はい」
握り返された手の感触も、あの時と同じ。
378そう言って俺のほうを振り返るきみが、あまりにも輝いて見えて。
なぜだろう。胸が苦しくなる。
花のような笑顔を直視できなくて、頬の熱を夕日のせいにしてきみの手を取った。
「さあ、かえろう、ゆき」
「はい!」
握り返された手の感触に、心臓がとくりと跳ねた。
◇
「始さん。見てください。綺麗な夕焼けです」
そう言って俺のほうを振り返る彼女は、まだ幼かったあの時よりも遥かに大人びた、でも、あの時と変わらない綺麗な笑顔で。
「ああ、綺麗だな」
あの時と同じようにそっと手を取る俺に、あの時と同じように笑顔を向けて。
「さあ、帰ろう、雪」
「はい」
握り返された手の感触も、あの時と同じ。