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    Moco

    @Tsugito_51

    腐を含む物書き絵描きです。
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    Moco

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    ナカハン♂︎第二話【ヒペリカム(仮)】
    2-3 前回の続き。百竜夜行

    ◤◢◤◢注意◤◢◤◢
    ほんのり腐!

    加工屋ナカゴと外部ハンター♂︎、ロイの話。
    ナカ←←←ハン♂︎

    すっごく途中。
    自分のやる気のために書いた分だけ上げていきます。未組立。荒削り。最終的に全部繋がったら整えます。

    ##ナカハン♂︎
    #モンハン腐
    mon-hanRot
    #モンハンライズ
    monghanRise

    ヒペリカム(仮)その日、いつものように訪れた集会所は何やら緊迫感が漂っていて。
    「お待ちしておりました。」
    集会所受付のミノトの表情も普段より心持ち固い様子が見られる。ただ事ではないようだ。
    佇まいを直したロイに彼女は願いを託すように言葉を口にのせた。
    「百竜夜行が確認されました。ロイさん…力をお貸しください。」


    里のハンターは百竜夜行の元凶であるモンスターの所に赴いているらしく、現存ハンターはロイだけということになる。何度かは参加したことはあったがそれは彼と連携して行っていたため、矢面で受けるのは初めてだ。
    ギルド先遣隊の情報では遠目ではあるが率いているのはリオレウスだろうという。

    この里はハンターだけではなく里の人たちも里守として皆戦いに出向く。一人ひとり自分の持ち場を確認し、武具の補充をし、そして声を掛け合っていく。調子はどう?ちゃんと飯食べたのかよ?そんな日常の言葉をお互いに肩を叩き合いながら、握手をしながら戦場で交わしていく。それはまるで生きろと、終わったらまた同じように会話をする日々に一緒に戻ろうと心を託しあっているようにみえた。
    彼らは外部から来たロイにでさえ同じように声を掛け受け入れてくれる。自分にも心を託してくれるこのカムラの皆はなんと優しく強く逞しい人達なのか。ハンターとして、仲間として、百竜夜行からこの里を守らなければ。

    砦の配置に着き、静かに時を待つ。
    遠くから先遣隊のガルクの遠吠えが聞こえた。
    合図だ。始まる。迎撃用意。戦闘、開始。


    順調に進んでいた。
    里守達がアケノシルムを落とし、同じ場所に追い込んでいたオロミドロと共に撃破する。雷鳴を落とすジンオウガには双剣でロイが攻撃し、里守たちに被害が及ばないよう討伐していく。
    門も突破される様子もない。第一陣も第二陣もそれぞれ率いていた群れの頭モンスターも狩り、濁流のように押し寄せてきていたモンスター達もいまや水滴のような量だ。
    このまま押し切れば終わりは近い。そう思った矢先だった。
    耳をつんざく激音。体の奥底まで抉りとるような衝撃が駆け抜ける。
    思わず竦んだロイがはっと立て直し、見上げた先に羽の影が場を覆い隠すほどの怪物がそこにいた。
    「ヌシ・リオレウス…!?」
    怪物の影がチカチカと幾度も瞬く。警告音が頭に響いた。
    瞬間、おびただしいほどの火球が降り注ぐ。

    直撃だ。守らなくては。
    咄嗟に後ろに居る里守が乗る大砲の降下レバーを叩いた。下がる彼女を目の端に移し、翔蟲を飛ばしながら順に近場の里守達のレバーを下げていく。護らなくては、まだ、まだ間に合う。
    最後の一人のレバーを叩き、無人のバリスタの陰へと身を隠す。辺りに大量の花火がてんででたらめに爆発したような眩さと衝撃が飛び散った。肌を灼く熱風がわっと吹き抜けると辺りに焼け焦げた臭いが充満する。もうもうと立ち上る黒煙の先、ロイが通過した場所は燃え上がる瓦礫場と化していた。
    大丈夫だ、設備が破壊されただけだ。彼らは、里守達は無事だ。そう確認したロイは気を許してしまった。その一瞬だって見逃す怪物じゃないとわかっていたはずなのに。
    左肩から背中中腹まで。耐え難い熱さが自分を襲う。あげそうになった悲鳴を気力で噛み殺した。危機を告げる本能のまま捻ってはみたがそうみすみすと防げるものではなかった。
    振り返ったその先には袈裟懸けに爪で抉ってきたヌシ・リオレウスが悠然と羽ばたく。燃眼に自分が映るのが見えた気がした。ヌシの口内にまたチカチカと瞬く紅が膨れ上がっていく。翔蟲で逃げ切れるか…それともこのまま、俺は。
    瞬間、ガコン、と音が響いた。続いて左後方からヒュッと一直線に飛んでいく物体、ぎゃうっ、と鳴き飛び退る怪物。
    後ろから伸びてきた手に腰をぐいっと引っ張られると共に「降下!」と聞き馴染みある…しかし耳慣れない切羽詰まった声が背中越しに響いた。
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    Moco

    PROGRESSナカハン♂︎第二話【ヒペリカム(仮)】
    2-4 前回の続き。ひたすらもだもだしてる。

    ◤◢◤◢注意◤◢◤◢
    ほんのり腐!

    加工屋ナカゴと外部ハンター♂︎、ロイの話。
    ナカ→←ハン♂︎

    第二話分進捗はあと1回分上げます。
    未組立。荒削り。最終的に全部繋がったら整えます。
    ヒペリカム(仮)「…装備、一旦外しますね。手当しないと。」
    似合わない険しい顔のまま手際よく装備を外していく彼に、はは…と息を漏らすようにロイは笑いかける。
    「ナカゴさん、クナイ投げ完璧ですね…あの距離の眼に当てるなんて相当の域ですよ。」
    「…ここは常に戦いと背中合わせの里ですから。僕も、みんなも護る為の必要最低限は身につけてますよ。」
    話しながらも進める手は的確だ。加工屋としての細かい作業技術が生かされてるんだろう。それともこの里ながらの度重なる百竜夜行のために手当が日常と化してしまっているからなのか。

    装備を外し終え、背中に回るとナカゴは軟膏らしきものを塗り止血も兼ねてかきつく包帯が巻いていく。どれぐらいの怪我を負ってしまったのだろうか。じくじくと今更ながら疼いてきた傷は左の指ひとつ動かそうとするだけで背中全体に激痛が走る。しかし意識が保っていられるならきっと御の字な方だ。そう楽観的に留めておかないと次の行動が出来ず命取りになることをハンター業の中で随分と身に染みていた。
    4507

    Moco

    PROGRESSナカハン♂︎第一話【リナリア】
    以前あげていたものを加筆修正。

    ◤◢◤◢注意◤◢◤◢
    ほんのりですが腐を含みます!
    苦手な方は閲覧注意でお願いします。


    加工屋ナカゴと外部ハンター♂︎の再会話。
    何話か続きます。


    ナカゴ…二階で加工屋を営む彼です

    ロイ…外の国からきた外部ハンター♂︎。里を守るため、約束を果たすために里へハンターとなりやってきた。
    右目青、左目緑のオッドアイ。
    リナリアやっと来られた。思い出の片隅に鮮やかに残り続けた門から見える赤い橋と、現実に見える風景との一致に胸がぐっと熱くなる。
    時間はかかってしまったがカムラにもう一度来る目標があった自分には些細なものだ。
    もうすぐ。もうすぐ約束が果たせる。
    知らず握っていた手を広げ、ロイはふうっと息を吐き出すと門をくぐるべく大きく一歩踏み出した。



    「カムラの里へようこそ。とはいっても諸手を挙げてとはできない状況ではありますが…それでも、良く来てくださいました。」
    深々とお辞儀をするヒノエにロイも見様見真似で返す。確かこれは相手に対する思いを示すジェスチャーだったはずだ。
    「原因は解明しつつありますが、未だ百竜夜行は収束の目処も立っておりません…。里のハンターもいるのですがこの異常な程のモンスター発生を彼一人で対処させてしまうと休息もとれずで倒れてしまいそうで…。来ていただいた早々申し訳ないのですがモンスターの討伐を何件かお願いすることとなるかと。観光名所も多々あるのにご紹介もできないなんて…」
    5131

    Moco

    PROGRESSナカハン♂︎第二話【ヒペリカム(仮)】
    2-3 前回の続き。百竜夜行

    ◤◢◤◢注意◤◢◤◢
    ほんのり腐!

    加工屋ナカゴと外部ハンター♂︎、ロイの話。
    ナカ←←←ハン♂︎

    すっごく途中。
    自分のやる気のために書いた分だけ上げていきます。未組立。荒削り。最終的に全部繋がったら整えます。
    ヒペリカム(仮)その日、いつものように訪れた集会所は何やら緊迫感が漂っていて。
    「お待ちしておりました。」
    集会所受付のミノトの表情も普段より心持ち固い様子が見られる。ただ事ではないようだ。
    佇まいを直したロイに彼女は願いを託すように言葉を口にのせた。
    「百竜夜行が確認されました。ロイさん…力をお貸しください。」


    里のハンターは百竜夜行の元凶であるモンスターの所に赴いているらしく、現存ハンターはロイだけということになる。何度かは参加したことはあったがそれは彼と連携して行っていたため、矢面で受けるのは初めてだ。
    ギルド先遣隊の情報では遠目ではあるが率いているのはリオレウスだろうという。

    この里はハンターだけではなく里の人たちも里守として皆戦いに出向く。一人ひとり自分の持ち場を確認し、武具の補充をし、そして声を掛け合っていく。調子はどう?ちゃんと飯食べたのかよ?そんな日常の言葉をお互いに肩を叩き合いながら、握手をしながら戦場で交わしていく。それはまるで生きろと、終わったらまた同じように会話をする日々に一緒に戻ろうと心を託しあっているようにみえた。
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    Moco

    PROGRESSナカハン♂︎第二話【ヒペリカム(仮)】
    2-5 前回の続き。第二話完結です。

    ◤◢◤◢注意◤◢◤◢
    ナカハン♂︎!腐です!
    加工屋ナカゴと外部ハンター♂︎、ロイの話。


    読んでくださった方本当にありがとうございます。
    大変励みになりました(*_ _)
    ロイの恋心が育つきっかけ、ナカゴ側の話をもう少し足して第三話完結と考えています。
    第二話は整えてから支部へあげようと思います。
    ヒペリカム(仮)貿易に訪れた自国の面々に明るく振舞ってくれる店々、響く製鉄のキン…と水辺に通る音、過程によって出る炎を吹き逃す煙突のぼうぼうという音。初めてカムラを訪れた時は賑やかなざわめきに満たされていたな、とロイは二階部屋の窓から外を見やった。
    現在は百竜夜行の影響でひっそりとしているが、花の香りをのせてくる風の音、水のちゃぷんと跳ねる音が聞こえてくる今の里も改めて綺麗な場所だと再認識させられる。それに里の人たちの張りのある声と製鉄の響く音達は昔のまま変わっていない。直に人々の賑やかさも戻ってくるのだろう。

    あのヌシ・リオレウスの襲来から十数日が経過していた。里前を守る最後の砦にロイが到着した時には報告の違いに反応が遅れた砦の面々も瞬時に隊形を組み直し、迎撃の火を放っていた。
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    Moco

    PROGRESSナカハン♂︎第二話【ヒペリカム(仮)】
    2-2 前回の続き。

    ◤◢◤◢注意◤◢◤◢
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    加工屋ナカゴと外部ハンター♂︎、ロイの話。
    ナカ←←←ハン♂︎

    すっごく途中。
    自分のやる気のために書いた分だけ上げていきます。未組立。荒削り。最終的に全部繋がったら整えます。
    ヒペリカム(仮)大きく握られたおにぎりが四つ、甘みを気持ち多めに煮付けられた芋の煮物に焼き魚、大根のお漬物。そこにロイが持参した卵焼きをコトリとおけば本日の豪華なお昼ご飯が完成だ。
    ルームサービスのアイルーがお茶を配ってくれたらそわそわと落ち着かなく座っていたナカゴのいただきまぁすの声が響く。
    今日もおいしいですねぇとにこにこと食べ進める顔を見てコジリも満足そうに魚へと手を付け始めた。続いてアイルーとロイも料理に箸を伸ばす。

    コジリの作るごはんはおいしいんですよぉ…!そうロイが聞いたのは装備の確認に加工屋に訪れていた時のことだ。
    気持ちを自覚してしまってからは毎日少しでも姿を見たくて、話がしたくて堪らなくて。こんなに我慢がきかなくなるとは思わなかった。恋愛事にかまけるために来た訳では無いと分かってはいても、せめて狩猟の出立前にあのほわっとする笑顔で行ってらっしゃいと言って貰えたら…。そんな自分勝手の為だけに二階を訪れるのは欲があけすけ過ぎる様に感じて毎回暖簾の前で悩んで立ち尽くしてしまう。
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