一ぐだ♀練習(未完)どこか苦しげな姿の彼の姿に珍しい、と思った。
「はじめちゃんどうしたの?」
戦闘が無事に終わった後に、他のサーヴァントたちに声をかける。最後に前線で一番活躍していたはじめちゃんに声をかけようとして選んでいた言葉を変更した。だってはじめちゃんが眉間にしわが寄って悔しげに俯いている。
「怪我しちゃった?」
咄嗟に浮かんだのは怪我をして苦しいのかな。はじめちゃんを見てもぱっと見は怪我をした様子はない。問いかけてもはじめちゃんは首を横に振る。
「いんや、僕は怪我してないよ」
「よかった」
「いやよくないよ」
「何が?」
何がよくないんだろうか、はじめちゃんの言葉に私は心当たりが一切無い。私の言葉にはじめちゃんは手を伸ばす。私の頬に触れた。ちくりとした痛み。
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