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    misuri_pkmn

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    misuri_pkmn

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    だれおまになってしまった……
    キスの日おめでとうさとご!!!!!!!!(ヤケクソ)

    キスの日さとご最近サトシとキスをするようになった。所謂コイビトになって何ヶ月か、寝る前のキスや、みんなが見ていない隙にキスなど、キスの回数はたくさん重ねていた。日課になりつつあった、ベッドに二人並んで座ってするキスの時にサトシが尋ねる。
    「ゴウ、今日いろんなとこにキスしていい?」
    「い、いろんなとこ?」
    「そっ、例えば」
    サトシはゴウとの距離を詰めると、頬にちゅっと軽い音を立ててキスをする。
    「こういうのとか」
    提案された時はいろんなところが想像つかずに構えてしまったが、想像以上に軽くて、ゴウはくすぐったくなって笑う。
    「いい?」
    笑うゴウに、サトシは上目遣いでチラリと窺い見る。
    「いいよ」
    「よっしゃ!じゃあ次は、…ここ!」
    鼻の先にちょんとサトシの唇が触れる。サトシがやるとまるでワンパチの挨拶のようで、また笑いが転がり出てしまう。サトシもゴウに感化されて一緒にくすくすと笑う。
    「じゃ、ここは?」
    次は瞼の上。少し意外な場所でくすぐったくはない。そっと触れられ、離れていくときに瞼を開けたら、眼前にサトシの唇がアップで映り、少し面映い気持ちになる。
    「別に、フツー」
    面映い気持ちを隠して、努めて冷静に伝えると、サトシはにまりと笑って、「ここはどう?」と額にキスを落とす。
    「ふ、なんか愛されてんな〜って思う」
    「そうそ、オレゴウのこと大好きだからさ」
    「調子いいなぁ」
    少しずつゲームのような感覚になってきて、ゴウも笑って目を閉じた。この方が、更にゲームとして楽しめる気がしたからだ。
    「じゃぁ今度は、ここ」
    左手を取られ人差し指と中指の第一関節に柔らかいものが当たる。指先にキスなんて格好をつけるにも程がある、と笑おうとした瞬間、さらに指の先端を柔らかいものに挟まれる。歯を立てないように噛んでいるのだと気付くと目が思わずカッと開いてしまう。
    「どう?」
    そのままの姿勢で話すものだから、吐息も、声が震わす空気も指先まで優しく伝わる。声の振動なんて些細なのに、身体までもがぴくりと震えてしまう。
    「っく、くすぐったい…」
    くすぐったいのだと口にして自分にも言い聞かせたが、ゾクゾクと何かが背中を走ったような気がした。その背中に走ったものの正体がわからないまま、サトシに指先を握られる。
    「今度はこっち」
    ゴウの左手を返して、掌を上に向けられると、無防備になった手首にキス。啄むように何度も、サトシが立てるリップ音が聞こえるたびに心音がどんどん大きくなって飛び出てしまうんじゃないかと思う。リップ音の位置が上がっていき、掌に到達した時にはサトシの顔をじっと見てしまって、心拍数の上昇と共に体温まで上がったような錯覚を覚えた。
    「ゴウ…」
    サトシがゴウの瞳を覗く。琥珀がふにゃりと歪んで、サトシはゴウの掌を自分の胸に当てる。
    「オレがどきどきしてるの、わかる?」
    言われて、指先に精神を集中させると、とくとく、とくとく。サトシの鼓動が伝わる。確かに早い気もする。しかし。
    「普段のサトシがわかんないよ」
    「確かに」
    サトシの胸に手を当てたまま目を合わせて二人で静かに笑い合い、ゴウはそのまま少しだけ背筋を伸ばして、サトシの唇にちょんとキスを贈る。
    「サトシばっかりずるいだろ」
    にまりと笑うゴウに、サトシの琥珀はぱきりとした宝石ではなく、まんまるなハチミツの飴玉のようになって、そんなサトシがおかしくて、ゴウはサトシの背中に手を回して抱きしめる。サトシもゴウの腰に手を回して、また静かに唇を重ねた。
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