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    ナキレク

    @nakireku4

    ヒプマイ 寂×乱(ブロマンス)の作品をクレリリのメモ用に投稿してます。

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    ナキレク

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    ヒプマイ 寂雷×乱数
    クレリリ用 ブロマンス

    #二次創作
    secondaryCreation
    #ブロマンス
    bromance
    #ヒプマイ
    hipmai
    #神宮寺寂雷
    JingujiJakurai
    #飴村乱数
    AmemuraRamuda
    #入間銃兎
    irumajyuto

    ヒプマイ 寂雷×乱数(案12)『 彼と私。どちらがいいですか?』「おや、またですか。奇遇ですね」

     六月。バラが見頃だと寂雷と共にバラ園を訪れた乱数。色とりどりのバラの花、バラのいい香りに包まれ癒されていたが突然のゲリラ豪雨により慌てて室内へ。そこに同じくずぶ濡れの寂兎がいた。

    「あれ? 兎ちゃん!! どーしたの?」

    「どうしたのってなんですか。休日ですよ。見頃だと伺ったので来てみたのですが……酷い雨ですね」

     ハンカチでメガネを拭きながら濡れた髪をかき上げる。色気ある仕草に乱数は「濡れた兎ちゃんもいいね」と一声かけると寂雷が「風邪ひきますよ」とハンカチで乱数の髪の毛や顔を拭う。

    「エヘヘっ寂雷ありがとう。僕も拭いてあげる」

     乱数は寂雷からハンカチを奪い「なでなで」と屈んでくれた寂雷の頭を拭く。その甘いやり取りに銃兎は苦笑い。「仲いいですね」と言いつつ「あちらにフォトスポットがありましたので撮ってみては如何でしょうか?」と二人を案内。
     室内には室内用のバラや説明、イベント期間のためメリーゴーランドなどがあり乱数に誘惑を与えるも「あっ、寂雷。僕、これがいい」と指差したのはバラの背景で写真が撮れるフォトスポットだった。

    「いいですよ」

    「へへーん。可愛く撮っちゃうもんね」

     寂雷と手を繋ぎ、ピースしながら可愛く自撮りする乱数と薄く微笑む寂雷。楽しそうだが物足りなさそうに感じた銃兎は「少しポーズを変えてみては?」と二人の間に割り込む。「失礼」と一言断りを入れ乱数に銃兎は壁ドン。しばらく見つめ合い、乱数の顎に指を添えては唇を近づける。触れそうで触れない距離感覚に乱数はドキドキし頬が赤くなると、寂雷の静かで冷たい視線を感じ取ったのかソッと手を離した。

    「こんな感じでどうでしょう?」

     花で笑いながら寂雷を挑発するように見る。「私に嫉妬しましたか?」の銃兎の言葉に寂雷は「乱数くん」と乱数に近づき、銃兎よりも力強く大胆に壁ドン。その音に周りの視線が集中するも視線を気にせず顎に指を添えてはグッと顔を近付ける。

    「彼と私。どちらがドキドキしますか?」

    「えっ」

     銃兎よりも近い。甘くも冷たい声。

    「じゃ、寂雷かな」と段々と恥ずかしくなり顔を赤く染める乱数に寂雷は嬉しそうに微笑むとカシャッとスマホカメラの音が鳴った。
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