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    今更ですが、ニューイヤーイベントネタを絡めたお話です。進捗をのせます。半分くらいまでできたら進捗止めます

    #ジャミル
    jamil.
    #カリム・アルアジーム
    karimAl-azim.
    #セベク・ジグボルト
    sebekZigvold.
    #ヴィル・シェーンハイト
    VilSchoenheit.
    #ケイト・ダイヤモンド
    kateDiamond.
    #ラギー・ブッチ
    raggiButch.

    ハッピーニューイヤー(作業bgm make up feat 初音ミク)

    ※ストーリーの流れをできるだけ汲んでますが、セリフなどが違います。バーガーにハマっているスカラビアの世界線ではこんな感じとか、そんな感じをふわっと思ってくれると助かります。ストーリー通りの台詞じゃないと納得できないという方は、恐れ入りますがブラウザバックをお願いします。


    冬休みが終わり、学園生活が始まった。
    始まってそうそう、掲示板のお知らせを見た生徒達はソワソワしている。
    サムがしている購買店でセールとミステリーバック、そして今年からハンバーガーを扱うという内容だった。
    俺的には必要なものとミステリーバックだけと思ってたが、これは見逃せない。ハンバーガー、とても気になる。2種類あるようだったが、ざく切り〜(正式名称はあとから入れる)が気になった。

    「ハンバーガーもあるんだな!今年も楽しみだぜー!」

    「はーーー、しょうかない。俺が買って食べたあとに作るさ」

    「ほんとか?!」

    「俺が嘘をついたことがあったか?」

    そう言うとカリムは顔をスンとし、「たくさんあった」と言ってきた。

    「ぐ……ま、まぁ。そうだが、こういうのくらいで嘘はつかない」

    「それもそうだな!」

    そんなことを話してる間に、購買店についた。
    既に人が溢れかえっていて、今年のバイトがテキパキ動いてる。それもあってか、溢れてはいるものの列は乱れがない。この時期だけきちんと皆並ぶ気がする、ような。大抵は俺が先だなんだと喧嘩になるが、皆楽しみなのか喧嘩が起こる気配すらない。今年は更に行儀良くなってるので、他になにかありそうだ。

    「今年はヴィル先輩とセベクとラギーとケイト先輩って聞いてはいたが、ヴィル先輩とセベクの方しか見当たらないな。あとの二人はバックヤードにいるのかもしれない」

    「とりあえず、今いるふたりだけにも声かけよーぜ!ヴィルーセベクー!」

    「おい、そんなにでかい声だすやつかいるか!」

    慌ててカリムが向かった先に向かうと、ヴィル先輩とセベクが既にカリムと話始めてた。

    「あら、カリムにジャミル。スカラビアコンビが来てるなんてね。お目当てのものはあったかしら」

    「探してるものを言ってくれれば、僕が口頭で案内してやるぞ!」

    「俺はバッシュとミステリーバックとバーガーを」

    「バスケットシューズなら、左棚から3つ目だ!ミステリーバックは右棚を見れば大量においてある!」

    「助かる」

    「オレはとりあえずミステリーバックかなぁー。ほかなんかおすすめあるか?」

    「そうねぇ、だったら───」

    「魚の財布なんてどうっすか!」

    「 ラギー……アンタ、今はバックヤードで作業してたんじゃ」

    「まぁまぁ!ところで 今年はなんと!50,000マドルで
    HAGOITA バトルができるんっすよー!」

    「「「50,000マドル?!」」」

    「おぉっ!寮生からも噂は聞いてるぜ!ジャミルとタッグで挑戦しようと思ってたんだ。でも50,000マドルかー。ミステリーバッグが1個4000マドルだからぜんぜん足りないな」

    「ちょっと待て、カリム。確か店内にもあった案内ポスターには50,000マドルじゃなくて5000マドル……」

    なんだかんだあり、結局カリムはラギーに言われるまま魚を咥えている猫の置物を大量に買い込み寮生に配ることになった。ちゃんと5000マドルと伝わったものの、寮生に配るのいいなでそのまま会計になってしまった。
    ラギーにはなんかしらの罰を与える機会を作らないとな……

    そのあとHAGOITAをしたものの、見事に負けた。
    再戦もしたものの余裕で負けてしまった。
    ラギーに至っては、必要あるか?っていうバク転も披露してきた。悔しいが、楽しかった。カリムも楽しんでたので良しとする。

    -スカラビア寮-

    カリムが寮生に買った置物を満面の笑みで配ってる間、俺はハンバーガーを取り出した。
    ハンバーガーの包装は、東方の方である伝統的な衣装を寮風にしたイラストが載っている。俺か選んだのはスカラビア寮風のイラストが載ってある包装のバーガーだ。カリムに衣装とセットを施したときを思い出してしまった。本当に一人でしてるところは見てられなかったし、させるわけにもいかなかった。

    そう思ってると今いる寮生には渡し終えたようで、カリムがやってきた。

    「包装クールだよな!」

    「カリム。配れてない寮生にはどうするんだ」

    「また晩ごはんで集まるときにでも渡す!」

    「……そうか」

    うちの寮生だ、渋々受け取るんだろうな。本人も寮長からとなると断りづらいだろうことも、わかってないだろうしな。
    心のなかで謝りながら、放送を剥いでいく。
    バンズが真っ二つに割れたような状態で出てくる。そういえば、バーガーには監督生曰くSAMURAIなるものが書かれていた。昔、KATANAというので人を切ったりしていた時代があったとか。監督生から聞いたものなので、東方のほうでもそうなのかは分からなかったがサムによると東方のほうでも似たようなことがあったらしい。
    きれいに2つに分けられてる様子を見ると本物もさぞ切れ味が良かったんだろうな、とぼんやり思う。
    バンズには「けしの実」というのが使われてるらしい。トーストされた香ばしい匂いがする。
    中にはザク切りポテト、スライスオニオン、スモークベーコン、チェダーチーズ、炙り醤油風のソースと、オニオンの旨みにチリペッパーと粗挽きブラックペッパーを利かせた「旨辛にんにくソース」が使用されているとのことだった。

    横のカリムはよだれが出てる。
    そっとカリムのよだれを拭き、いただきます。とつぶやいた。

    ガブッ

    もぐもぐ

    旨辛にんにくソースがとにかく辛い。
    といっても、俺にとってはピリ辛くらいなんだが、耐性ない人は少し多いかもしれないな。

     辛味とボリューミーなポテトでだいぶコッテリ感はでるものの、スライスオニオンがくどくなりすぎないよう絶妙にバランスを整えてくれており、再度食べたくなる。

    「ピリ辛でやみつきになる味だな」

    「断面からもう美味しそうなのが伝わってくるぜー!」

    「サムさんに許可取ってつくるか」

    「「「「やったーー!!!」」」」

    「は?」

    「ん?」

    カリム以外の声が聞こえた気がして、嫌な予感がしながらも後ろを向くと

    拳を振り上げたセベク、両手を上げて喜ぶケイト先輩、飛び跳ねてるラギー、呆れた顔で3人を見てるヴィル先輩がいた。

    「なんでここにいるんだ」

    「私が説明するわ」 

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