まろんじ 主に作業進捗を上げるところ 今は典鬼が多い ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji Tap the Emoji to send POIPOI 549
ALL 典鬼 人間女子 江たろ がるまで 宇奈七 エルモリ ファフナー ファンノク ブルマリ むつじろ 何か その他 とうらぶ おヘル誕 ヘルルナ まろんじDONE2023/06/04【宇奈七】裕福な育ちの割にと言うべきなのか、あるいはそれだからこそであるのか、宇奈月大樹は恋人には厚く尽くすことを好んだ。 2411 まろんじPROGRESS2023/05/06柏餅をたいらげると、七緒は買い物に出た。しかし、程なくして大樹のスマートフォンに電話をかけて来た。 3106 まろんじPROGRESS2023/05/03大樹と七緒の触れ合いはいつも、至極静かなものである。それは、体を重ね、あるいは繋げる行為においても変わらなかった。 1196 まろんじDONE宇奈七ピッカピカの高校1年生 2834 まろんじDONEうななな・ファーストコンタクト 1579 まろんじPROGRESS2023/02/18凍之原の祠被衣で頭髪を隠し、松明の灯された甲板に立つ。煌々とした灯りがあって尚、暗い夜空に星が瞬いているのが見える。 1907 まろんじPROGRESS2023/02/1610 発症者の証言 ④──顔……拭いて来なかったの?冷たいでしょ、まだ秋だけど夜中だし。上着は着てても、顔が濡れてたらさ。 1800 まろんじPROGRESS2023/02/14「まあ、そりゃ宇奈月先輩が鏡を持ってく動機がないっすよね。俺、ちゃんと話しましたもん。カルルスと話して、解決できそうなんだって」 858 まろんじPROGRESS2023/02/09極彩色の花々と草木に溢れた温室の奥には、白いテーブルとベンチがある。大樹はそこに長い脚を組んで座り、鏡太郎を見上げていた。 1101 まろんじPROGRESS2023/02/079 後輩の視点 ③昼休みを告げるベルが鳴る。霧島龍馬と修善寺鏡太郎は、鞄を提げて廊下を歩いていた。 2900 まろんじPROGRESS2023/01/24「……本当は、何て言いたかったの?」大樹が思っていたより、自分の声は穏やかだった。そのままゆっくりと、慎重に言葉を繋ぐ。 1679 まろんじPROGRESS2023/01/13その夜は、大樹がサイドテーブル側、七緒が壁側になってベッドに入る日だった。交代ではあるのだが、何度目かは数えていない。 1831 まろんじPROGRESS8 交際相手の行動・思考過程 ③ 学校用のローファーが濡れてしまった。レインシューズを後で自宅から持って来よう。 3512 まろんじPROGRESS2023/01/027 発症者の証言 ③──ありがとう。あれ、わらび餅入り?へえ、期間限定なんだ。 1987 まろんじPROGRESS2023/01/01防衛部部室の机には、縦の辺が五十センチほど、横の辺が三十センチほどの平たい風呂敷包みが置かれている。 2528 まろんじPROGRESS2022/12/31しばらく寝顔を眺めていたが、貪りたいような衝動が蘇って来ることはなかった。 1662 まろんじPROGRESS2022/12/315 交際相手の行動・思考過程 ②「鏡太郎くんは阿多くんで……」大樹ほど骨張っていない手が、指を順に折る。 4787 まろんじPROGRESS2022/12/30翌日の午後、阿多は生徒会室で一人の客を招いていた。亜麻色の髪を頭頂部で束ね、ウェーブのかかった前髪が端正な顔を縁取っている。 3451 まろんじPROGRESS2022/12/24-24 後輩の視点 ① その日の夕方五時過ぎ、指宿阿多は自分の家がある住宅地への道を歩いていた。 2233 まろんじPROGRESS2022/12/233 発症者の証言 ②写ってる。僕が自撮りするときと、大樹が自分で撮るときは写るのか。 1359 まろんじPROGRESS2022/12/20それにしても、大樹と七緒との間だけでこの異変を解決することができるのだろうか。これと言った案は浮かばない。 1252 まろんじPROGRESS2022/12/19大樹が七緒の住まいを出ると、視界一面に金と黄褐色の景色が広がった。本格的な落葉こそまだだが、街路樹が色づいているのだ。 983 まろんじPROGRESS2022/12/18 2でも、それでほっとすることもできないくらい、日に日に深刻になっていくのを感じるんだ。何しろほとんどの人にとっては、僕は何か物とか、他の人に見える。 1014 まろんじPROGRESS2022/12/18──とうとう、ばれちゃったね。うん……大樹には、できれば知られたくなかったな。 1245 まろんじPROGRESS2022/11/05高飛車な、臍を曲げているような表情を作ってみせる。七緒のこの斜めになったご機嫌を直してみろ、と言わんばかりに皆を見回した。 766 まろんじPROGRESS2022/11/04飯坂が漸く来たのか、と七緒は棚の置き時計を見た。漸くと言っても、飯坂が遅いわけではなく、七緒が集合時刻より少し早く着いただけだ。 2463 まろんじPROGRESS2022/10/29「あいつは、自分が和倉を好きになったんだと思ってるかもしれないが、実際は和倉が何か……。いや」 1763 まろんじPROGRESS2022/10/26「東京で見たの?」いえ、と鶲が枕の上で首を振った。それから、眉間に皺を寄せたまま扇を見る。 2381 まろんじPROGRESS2022/10/24「……そう仰るとは思ったのですが……すみません。私の自己満足……の、押し付けでした」 1167 まろんじPROGRESS2022/10/18いや……ごめん。やっぱり何でもないや、大丈夫。大樹に迷惑をかけなくても、記憶をコントロールしてみる。 4549 まろんじPROGRESS2022/10/17ラピスラズリのインクルージョンはいくつか種類があり、その中にはパイライトという黄色の鉱物もある。 1813 まろんじPROGRESS2022/10/16大樹は黙って七緒を見ていた。未だ気遣わしげな視線ではあったが、思い悩むような色はなかった。 1620 まろんじPROGRESS2022/10/13七緒はグラスの緑茶を一口飲んでから、懐中時計を取り出した。部屋には大きな振り子時計があったが、七緒からは見えにくい位置だった。 1505 まろんじPROGRESS2022/10/10──だめだよ。今、俺は手が汚れているから。少し後で……そう、手を綺麗に洗って来る。 2494 まろんじPROGRESS2022/10/09ソファは二台あり、どちらも同じ形をしていた。人が横になれる長さと幅があり、三方を背もたれと肘掛けに囲まれている。 2135 まろんじPROGRESS2022/10/08飯坂から最低限の言葉掛けをされながら車に乗り、大樹と七緒は宇奈月邸に到着した。正面玄関から本館へ入ると、管理人の山中すずが掃除をしているところへ出会った。 912 まろんじDOODLE(2022/08/15) 雨音が東京を包んでいる。 天気予報では、今日はいつの時間帯も青い傘のマークが並んでいた。 2241 まろんじPROGRESS大樹は、畳に元通り座り直した。瑠璃の目が瞬いている。出会ってから初めて七緒が怒って、彼も戸惑っているのに違いなかった。 1288 まろんじPROGRESS赤紫のカバーが付いた大樹のスマートフォンが振動し、ぱっと画面が明るくなった。 1930 まろんじPROGRESS瑠璃の目が、優しい光を帯びて七緒を見ていた。そう、と七緒は頷いた。 1135 まろんじPROGRESS「後は何より、俺にとって大切な人に贈りたいかな。人として生きる上で重要なメッセージだと思うから」 1791 まろんじPROGRESS七緒が卓袱台に手を置いて俯いている間、大樹がどうしていたのかは、その時の七緒には知りようもない。 1544 まろんじPROGRESS長い指が、滑らせた物を受け取るのが見えた。大樹が何か穏やかな声で返答したのが聞こえたが、内容は意識の横をすり抜けて行った。 1043 まろんじPROGRESS運ばれてきた葛切りは冷たく艷やかで、黒蜜と絡めれば、甘さと食感の爽やかさが心地よい。 1065 まろんじPROGRESS「……もしかして、甘いもの食べる気分じゃない?」 4924 まろんじPROGRESS歩けるかと大樹から何度も確認されながら、七緒は足湯の木造小屋を出た。 976 まろんじPROGRESS「七緒、具合が悪いの? のぼせた?」 常は柔らかく穏やかな大樹の声が、重みと鋭さを帯びている。その声をすぐ近くに聞きながら、七緒はこめかみに手を当てた。 2038 まろんじPROGRESSそこまで訥々と語ってから、ねえ、と端正な顔が七緒の方を向いた。癖のある前髪が揺れる。 908 1234