Rot寒色廊下へ顔を覗かせると、見渡す限り人影はない。
片手にずっしりと重たい装置は、切実に亜空間へと収納できるようなものを作らねばと考えなければいけないくらいだった。
ラファエロあたりに合流して押し付けてしまいたいが、変に預けて壊されるのも困る。
抱えて帰る理不尽さにげんなりしていたので、背後に降ってきた人影に気付かなかった。
「うひっ!?」
首元に吹きかけられた息に飛び上がり、勢いよく振り返った。
「もう終わった?おせーよ」
片手に刀を抱えたままレオナルドは肩を竦める。
文句を言おうと口を開いたところで、唐突に肩を掴まれそのまま唇が合わさった。
押し付けられた熱と同時、感じた苦味に目を見開き、思い切り突き飛ばす。
口元を勢いよく擦ってもまとわりつく独特の味は消えてくれない。
「ったぁーせっかく時間稼いできたんだからもうちょっと労ってくれてもいいじゃん」
そんなドナテロをよそに、唇をおもむろに拭ったレオナルドは指先に付着した何かを払う。
白濁色の粘液に先程の唇に纏わりついたものを確定させてしまう、もう吐きそう。
「おまっお前…!!ほんっと最低だな!?」
「オレばっかりだと不公平だからさぁ……うぇ、早くいこーぜ口ゆすぎたい」
明らかに引いている姿勢を見せているのに全く気にした様子もない。
掴もうとした手からは全力でとびすさると唇を尖らせて不満げだ。
個人的にレオドンのつもりで書いてるけど正直どっちでもいいかなって