新レオドン前提の真ん中組LD前提のRとDでセックスしないと出られない部屋
「何をどう間違ったらこうなんだよ…」
「うーん、困ったねぇ」
でかでかと書かれた看板にげんなりしていると、隣からかかった声はちっともそんなこと思ってなさそうな声色だった。
とりあえず隣にいた相手の頬を抓ると、わかりやすく痛がっていたのでどうやら現実であるらしい。
見渡す限り清潔感のある部屋ではあるがキングサイズらしいベッドとガラス張のシャワールームはお喘面向きすぎて気持ちが悪い。
近くの棚を漁っていたドナテロがわぁ、と声を出していたので中身を見るのはやめておいた。
「うーん、とりあえず僕準備してきたほうがいい?ラフ乱暴そうだし」
「ハァ?」
怪訝な声でドナテロを見たが、見えるのは背中のみで表情は見えなかった。
棚を物色しながらの手は忙しない、だが先程から同じところを探し続けてることに気付くはずもない。
溜息をひとつ吐いて近づくと、後頭部を掌で叩いた。
「いったぁ!」
「何ひとりでテンパってんだ。こういう時先に分析から始めるのがお前の専売特許だろ。早くなんとかしろ」
涙目になっていたドナテロはその言葉に一瞬ぽかんとして、ちょっと気まずそうに頬を掻いた。
「……ほら、僕ナイーブだから」
触れた時に少し肩口をびくつかせていることからどうせ碌な考えをしなかったのだろう。
頭の回転の良い奴ってのは厄介なもんだ、ありえない前提を恐れたって何も変わらないというのに。
ラファエロに思うところがあったらしく、ドナテロはひとまず棚を閉めてそれらを見えないようにした(ちらっと見た感じたしかに碌でもなさそうなものがいっぱいありそうだった)。
口元に手を置いて考え込む様子に、ラファエロは勢いよくベッドに腰かけた。
何かしら解を見出すまで声をかけても意味がないだろうし、この退屈な部屋での時間の潰し方を考える方が急務だった。
何をどこまで想像したのか知らないが、誰もが悲しむような結末を望む未来なんて冗談でも御免だ。
だからちょっとでも警戒されたこと、それなりに傷つくからな。
結局なんやかんやして普通に出た
元々レオドンが入る予定だった筈なのに直前でラフくんがレオ庇ったかなんかで事故ったんじゃないかと