新レオドン肩に置かれた手が促すように腕に滑る。
そのまま力を込められて引かれると自然と椅子から立ち上がることになる筈だ。
そうしたらもう強引な手に促されるまま歩き出してしまうに違いない。
そうなる予定だった手は、その前に上に乗せられたドナテロの手で肩に置かれたままになっていた。
「今夜はどうしてもやりたいことがあるから、明日じゃダメかな」
そう微笑むと、レオナルドは予想しなかったとばかりに大きく目を見開いた。
行っていたタスクは終盤で出来れば今夜は寝る時間を削ってでも終わらせたかった。
基本的にドナテロはレオナルドの誘いを断らない。
でも従順といえばそれは勘違いだ、特段レオナルドからの誘い以上にしなければならないことがなかっただけのこと。
「それでも構わないが……でも、最近あんま寝てないんじゃないか?」
そう言いながら顔からは不満という感情が滲み出ているし、肩に乗せられた手は離れる様子はない。
ちらりと作業台を見るが、吊り下がった目元を見るに理解できない代物だったのだろう。
「レオについていったって寝不足なのは変わらないんじゃないかな」
ドナテロの言葉にレオナルドはかぁ、と頬を染める。
夜のお誘いでまさか添い寝だけだなんて思っても見ないけれどいざ言葉にされると恥ずかしいようだ。
なにかしら言い訳を探して居る姿は、欲求不満というよりも不測の事態に対処に困っているようにも見えた。
そうまで自分の意見が通ると思っていたことに驚きはするのだが、普段思えばそれはそうかもしれない。
だからっていつもそうではないことは、やっぱり知っておいて欲しい。
「っ!?ちょっ、と」
唐突に肩に力が籠ったと思ったら首筋を滑るぬめっとした感覚。
脈打つそこに吸い付かれると、予想だにしてなかった刺激に思わず漏れそうになる声をかろうじて飲み込んだ。
「別に俺はここでも構わない」
神経を直接擽るような低音にびくりと震えた身体が浅ましい。
間近にあるレオナルドを睨みつけると勝ち誇ったような顔がすぐそこにあった。
実際その通りだ、熱を感じてしまったドナテロの負け。
「どうする?」
燻った状態で作業なんて継続できる筈もない。
どうしても我を通したいらしいレオナルドの気質は、こういう時本当に厄介だ。
言っても聞かないなら従った方がまだ時間の無駄にならない。
でもどうしても腑に落ちないことはドナテロにだってある。
「うーん、困ったねぇ」
ドナテロはあえてゆっくりと言葉を紡ぎ、悩ましげにレオナルドの頬に触れた。
緩慢な動作はそれでも肯定までいかず焦れたレオナルドの手が強く握りこまれ、食い込んでくる爪は少し痛い。
そのまま流されるのは悔しいし、ちょっとした意趣返しくらいしたっていい。
それから数秒と待たずしてドナテロを抱き上げたレオナルドがどこか悔しそうな顔していただけでも今日はまだ良い夜であると言えた。
03レオくんてRLRでヒートアップでもしない限りベッド以外でえちするイメージなかったんだけど、原語版レオちゃん割と、やるよな……て思いました