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    uranourahadayo

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    uranourahadayo

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    アムフト「フット、オイルでも飲んどくか?中々イイもん揃えてるぜ。」
    鈍い光がぼんやりと部屋を照らす。ゴールドアームは置かれていたルームサービスの紙を見ながら弟であるゴールドフットに話しかけた。リーガーが三人乗ったとしても余裕のあるベッドに腰掛けたフットは、それを不機嫌そうに眺めている。
    「いらねえ。…入んねえなら先に行くからな」
    「おう。なんなら一緒に入るか?折角の逢瀬って奴なんだからよ。」
    「それもいらねえよっ!たく…やる気あんのかよ兄貴は」
    ぶつくさとアームの方を向きながら悪態を吐くフットは兄の方を見て、びく、と機体を震わせた。
    「あるに決まってんだろ。」
    思いがけず硬い声で返されたフットは戸惑いを隠す為にわざと眉間に力を入れた。
    「そりゃあな。可愛いお前さんを久しぶりに抱き潰せると思って楽しみにしてたんだぜ、俺は。」
    「…それならいい、けどよ。」
    フットはそっぽを向いて足早に浴室へと向かって行く。顔を背ける寸前の顔は紅く染まり僅かに困ったような表情をしていた。

    此処はホテルである。フットは今から兄と同じ部屋で夜を過ごす。言うまでも無く抱かれる為に。しかしアームは久々の外泊下でのセックスに幾らか緊張の色を覚えている弟をリラックスさせようと冗談めいた台詞を吐いた。しかしそれは可愛い弟のお気に召さなかった様子だったので、ならばと、抑えていた本心をそのまま伝えた。
    「初めよりも緊張させちまったか」
    悪いことをしたとも思うが、それ以上に困惑した弟の顔は可愛い。早くシーツに閉じ込めて、意地っ張りな所を突いて自分のカタチにしてやりたい。

    自宅でのセックスは末の弟、ゴールドマスクの事が気になるフットの為に激しく抱くことは無い。製造された年が近いのもあって、弱みを見せるのが嫌なのだろうと彼の意思を尊重して来た。しかしそんなフットの方が、甘すぎる挿入やピストンでは自身の疼きが解消されず、悶々とした状態では試合に響く為、外泊を申し出たというのが現状である。
    「兄貴」
    早々と準備を終えたフットが此方に歩いて来る。さっと拭いただけの機体は細かい部分にまだ温い水滴が着いており、重力に従って内腿から伝い落ちていく。それが兄の情欲を掻き立てる。それに気付いていないのだろうが、気にする様子もなくシーツの上に座る。
    「じゃ、行くぜ」
    「あっ…?」
    「どうした?フット。」
    入れ替わるようにアームが立ち上がるとフットが小さく声を出したので振り返ると手をほんの僅かに此方に伸ばしていた。正確には伸ばした手を引っ込めきる前に見られたというのが正確である。アームは刹那AIを動かしたのち、もしかしてだが自分がシャワーを浴びていないのを忘れていた為、何処へ行くのかと言うつもりだったのではと考えを及ばした。それを裏付けるようにフットは折角冷やした顔を再び染めて黙って床を睨みつけている。
    「なんでもねえよ…」
    「…おう」
    アームは顔がニヤけるのをなんとかバレる事のないようにと、努めて何も気付いていない顔を作った。

    受け入れる側と違い、準備することも特別に無いアームは機体の汚れを洗い落とし五分もかからず寝室に帰って来た。
    「フット、待たせたな」
    「ん…」
    ベッドの端に腰掛けているフットを腕の中に包み壊れ物を扱うが如く優しさでシーツにゆったりと倒れさせた。洗浄後の温かく、少ししっとりとした兄の逞しい機体と、やわらかく気持ちの良い布に挟まれたフットは漸く待ち望んだ快楽を受ける事が出来る喜びで、内側が酷く疼くのを感じ、いつもより早い段階で大人しく、自ら口を開いてアームの舌を迎え受けた。
    「ふーっ…ふぅっ、あ、んっンっんっ…ぁ、あにき…あに、き…はやく…っ!」
    「ン…、あぁ分かった、脚開くからな。」
    「あっ」
    舌が絡み合い、粘液が掻き回され五月蝿く、品のかけらもないその音に興奮し切った様子で兄のコネクタをその身に沈めたいと懇願する。アームに脚を開かれ、期待で舌をしまう余裕も無く覗かせたまま、己と兄が繋がる部位を熱く見つめた。しかしフットの秘部にコネクタを宛てたアームは怪訝な顔をし、待ち望んだ衝撃は来なかった。
    「っ…おい、フット、お前ちゃんと慣らさなくちゃいけねぇだろ、これじゃ痛えぞ。」
    「え、ぁ…?」
    アームはそういえばコイツも十分程度で上がって来てたなと思い返した。確かに多少弄った感じはあるが、それでもこのコネクタを挿れるには余りにも狭い。興奮していたせいで、細かい所まで考えが及ばなかった事に酷く後悔した。
    「流石にこんな状態で挿れられねぇ」
    「は、あっ?いいって…死ぬ訳じゃねえし、あにきの出されりゃそのうち滑んだろ…それより、なぁ、はやく…」
    「…フット…」
    早くしろと悪態をつくものの、待たされて辛い気持ちも理解出来る。スリ、と首に手を回して甘えてくるのもたまらない、だが大事な弟に無駄に怪我をさせるのもアームとしては真っ平ごめんであり、しかし自分の指では軽く引っ掻いたりしていじめてやることは出来ても優しく拡げてやることまでは出来ない。
    「頼む…」
    「……〜〜ったよ、!分かったからンな顔すんなって…!」
    「フット…!ありがとな、悪いがこの部屋ローションなんかはあるが、道具がねえみたいだからよ、一旦頼んで…」
    「そ、こまで待ってらんねぇ…、…テメェでやる…。あにきそれ見てろ、仕方ねえから…」
    そういうとフットはアームから少し離れローションを引っ掴むと己の閉ざされた蕾にどろりと垂らす。
    「見っ…」
    「気付いてねぇのか、さっきの問答で兄貴、コネクタ萎えてんだよっ、だ、だから…仕方ねえだろ…」

    つまり。萎えた兄のモノを勃たせるために、自分が解すところを見ておっ勃てろと言うのだ。アームは正直なところ、あの素直じゃ無い弟が此処までするくらい限界を迎えている申し訳なさと、言っていることの卑猥さに感情回路がめちゃくちゃになりそうで、尚且つ萎えていたらしいコネクタが復活しかけていることに気がついたが、絶対に見逃す訳にはいかないとフットに悟られないように自分のコネクタをスっと手で覆い、隠した。

    「フ…っ!ひぅ…ン…あ、あ、あにきっあにきぃっ…はう、みて、るかっ…ひ、ぁあ…」 
    「(見てねえ訳あるか…!)」
    ぐち ぐち くぱと自分の指で必死になってほぐしながら此方を気にする様子は目の保養を通り越しもはや毒、一擦りもしていないというのにアームのコネクタは元の怒張を取り戻していた。
    フットの指はそれなりに逞しい為、三本ほど入ればなんとかアームの物を挿入する事が出来る。一本、二本と数を増やしながら段々と弛んで来た穴から、ぐぽっ…と空気の抜ける音が立ち、それが嫌にフットの聴覚センサーに響き、カメラアイに洗浄水、彼らにとっての涙が浮かぶ。お前は恥ずかしい事をしているのだと、改めて言われているような気がしたが、取り戻した所で理性は自分の事を気持ち良くしてはくれない。こんな時しか素直になれないのに。一刻も早く兄のコネクタを突っ込んでおかしくなりたい。
    「ゔ、ぁっあっ!ハアッ、うゔ〜…っンん…!」
    排気をするのを止めてがむしゃらに指を掻き回すと段々と、頭部パーツにオイルが溜まり思考回路が滲んでいく、こうすると苦しいがふわふわとした感覚に身を委ねることが出来るし、周りが水の中に入ったように静かになる。どうなっているのか自分でも分からなくなり、これで心置きなく自分の痴態が見せつけられる。じんわりとした視界の奥で、兄の瞳がギラリと光ったような気がした。

    「…フット、フット!もう充分だ、ありがとよ…」
    努力の甲斐あり、ふやけた蜜壺は三本の指をぎっちり咥え込み立派な性器と成った。
    「あっ!あ…あ、にき…きて、」
    声をかけられて、反射的に指を抜くといやらしい音が立って、冷たい空気でくぱくぱと穴がアームのコネクタに媚びるように動く。機体を動かせなかったが、動かそうとする前にアームが覆い被さり、フットに濃い影を作り、酷く優しい眼差しで微笑んだ。

    「思いっきり奥突いてやるからな。」









     


































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