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    uranourahadayo

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    uranourahadayo

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    アムフト監禁バース

    通りで部屋が暗いと思った。
    昼食を摂ると眠くなったので、カーテンを開けたままで一眠りついていた合間に、外はすっかり淀んだグレーで埋め尽くされている。時計を見ると丁度16時になったところで、かちかち小さな秒針の音が、起動しきっていない頭の中に入ってくる。
    「ふァ…、ねみー…」
    こういう日は特別眠くなるといつだったかダーク財団へ招かれた客人達がぼやいているのを聞いたことがある。その時はなんとも思っていなかったし、今まで忘れていたのに何故それを思い出したのか、それは自分が客人と同じように暇な存在だからかもしれないと思うと、唇から乾いた空気が漏れ出る。

    「(なんか起きる気しねぇな…半端な時間になっちまったし。)」
    どうせ暇で、用事なんて無くて。どうせ明日もそうなのだから別にいいかと、フットはカーテンを閉めるでもなく明かりをつけることもなく、ぼんやり味気ない空を眺め続ける。するとセンサーに微かな反応があり、窓に向けていた視線を反対側へと向けた。そちらにはドアがあり、その向こうから静かだが隠しきれない力強い足音が聞こえて来た。フットはそれが誰かすぐに分かったが、暇だったのと今の気分もあって、なんとなく揶揄いたくなり横に向けていた機体を仰向けに戻して寝たフリをした。

    「フット、帰ったぜ。……ん?…寝てんのか。」
    予想通り足音の正体は兄であるゴールドアームだった。目を瞑っているのでどんな表情をしているのかまでは把握出来ないが、とりあえず自分を通り越す足音と、シャッと布が動いた音がした。「開けっぱなしじゃねえか」と咎める言葉と裏腹に、甘やかな声からするにまず間違いなくカーテンを閉めたのだろう。
    「よっ、と、邪魔するぜ」
    カシャンと小さな音を立ててベッドが揺れ沈む感覚。ベッドに入り、横に座ったかと思うとゆったりした動作でそのままフットの排気している唇に己の唇をぴったりと重ね合わせた。
    「ン、っ」
    急な事にぴくっ。と体を強ばらせたことにしまったと思いはしたが、反応くらいしても良いだろう。ごそりとアームが動き唇が離れた。
    「フットぉ、分かってんだぜ?起きてんだろ?」
    「うぁ…っ…にすんだよ…、兄貴」
    アームはそのまま左側のヘッドパーツに顔を寄せて、ふうっと息を優しくふいてきた。その刺激には流石に耐えきれず目を開けてしまう。するとにやにやとした兄の憎たらしい顔が近くにあって、フットの眉間は苛つきを隠そうともしない皺を寄せて文句を言う。
    「ほんとに寝てたかもしんねぇだろうがよっ」
    「そう言うってこたぁお前…起きてたんじゃねえかよ。寝たふりしたって分かるに決まってんだろうが。何年お前の寝顔見てると思ってんだ…」
    「チッ」
    若干呆れられたような顔で言い負かされてしまった。フットは舌打ちしてそっぽを向く。理不尽な行動だが反省はこれっぽっちもしていない。兄弟間のコミュニケーションの一種だろうが兄貴のノリが悪いのが悪いんだろーが。とすら思っている。しかしそれに反してアームは先程の余裕そうな表情を曇らせる。それはフットには見えなかった。
    「…兄ちゃんとは話したくなかったか?」
    アームはそう呟きそっぽを向いた弟の肩を引き寄せて、自分の腕の中へと倒しこんでしまう。荒々しい力で抱えこまれてしまいフットは驚き「ひ、」と声を反射的にあげる。その声を聞いたアームは苦しいくらいに抱きしめてくる。触れられただけで壊れてしまいそう、なんてつもりはこれっぽっちも無いが、流石に野球リーガーの、その中でも腕っぷしが自慢の者に思いっきり締め付けられれば堪える。兄は絶対に何か勘違いというか、誤解しているだろうなとフットは思った。
    「怖がらねえでくれ、俺は」
    「違、兄貴!違えって、別に怖がってねぇ!急に引っ張られたら声くらい出るだろうが…!」
    「…そうなのか」
    「そうだってんだよ…たく、分かっただろ怖がってねえって」
    「…すまん、…痛かったな、悪かった、」
    「…おう…(…クソ、気まずいじゃねえかよ…)」
    助けてくれマスク、と思い可愛い末の緑色に救いを求めたがそういえば居ないことに気が付く。アームもマスクも、仕事などの関係でどうしても別の時間に帰ってくることは勿論あるのだが、あまり頻度は高くないし、その時は連絡の一つもあるというのに今日は無かった。
     「そういや、マスクは?」
    「あぁ…マスクは試合で少しな。消耗が多かったからメンテだ、…大事ねぇが今日は帰れねえ。」

    …それで珍しく余裕が無いのか。

    アームはフットとマスクを愛し、そして何処かへ消えること、兄弟以外と特別な関係になることを異常なまでに許さなかった。マスクは特に末の弟で可愛いし、常に一緒に居るのだから心配が募っているのだろう。ただ本当は危うい状態なのに、嘘を吐くなんてことはこの兄がしないことはよくわかっているので、弟は無事に違いない。心中でほっと胸を撫で下ろす。

    「傷めた所無いか」

    アームは抱き締めていた力を弱めると、フットの機体を優しく摩る。しかし腕の中から放そうという気は無い様子で時折りフット、と囁くように名前を呼ぶと思うと、首の後ろに柔く口付けをする。静かな部屋で心地良くも妖艶な声と首に当たる厚い唇の感触が、徐々に金の両脚の狭間を昂らせ、じくじくと疼きが止まらない。
    「あっ、あにき、はっ…、してえンなら、そう言えよっ」
    「あぁ、そうだな…フット、抱かせてくれ」

    何度も、何度も暴かれて貫かれたこの機体は犬のように躾られていて、抱かせろなんて言われてしまえば身を善がらせ、快感を逃すように脚を擦り合わせてしまう。そうするとだらしのない割れ目は期待でぐちゅぐちゅ淫猥な粘液の音を部屋に響かせて、フットに恥をかかせる。

    逞しく隆起する黄金の腕が、背中を向いていた弟を自分の方へ対面させると、ふわりとした感覚。変化した目線の先には天井に、此方を愛おしいと隠そうともしない視線を宿したアームと目が合った。ただ同時に、いつもの快活さや豪快さは感じられず、何処となく瞳は翳っている。

    「(…あの日以来だな、この顔。)」


    あの日。
    他でもないフットを、アームとマスクはこの部屋から出さなくなった。その時も同じ瞳で、同じベッドで覆い被さってきた兄によって、訳もわからぬままに破瓜、させられたのを覚えている。未知の痛みとともに流れた赤いオイルがシーツに染みついても、それが酸化して黒くなっていっても揺さぶられて、何度も、何度も、何度も。…兄と弟のことはいまでも好いている。愛している。自分の数少ない大切な存在。サッカーと、兄弟と、…。それは確かだが、このままでいいのか、決めることが出来なくなってしまった。それでも、兄の昏い顔は見たくない。今はそれだけ分かっていればいいと思った。

    「どうした…惚けて」  
    「…別に?なんでもねえ、いつもカッコイーオニーチャンのだらしねえ顔見てんだよ。」
    「…。元気そうだな?フット。安心したぜ」 
    「へっ、そんなヤワじゃ…っん、ん…」

    フットは思ってもない挑発をわざと行い、そしてアームは何も気付かない道化のフリをして、弟の生意気そうに歪んだ口を至極優しく塞いだ。確かな感謝と懺悔を込めて。  


    フットは兄の舌で口蓋を可愛がられながら、これから行われる事だけを考えようと決めた。


    アームの首に腕を回すと、寝たふりをしていた時されたものとは比べものにならない程に口付けが激しくなる。お互いの鼻先が擦れあって、どちらのものかわからない唾液が顎のパーツを伝って落ちていっても、薄紫の瞳は気にも留めない。蕩けていく飴色を見つめ続けながら、ぐしょぬれになった蜜壺の上にツンと聳り立つ灰色のいやらしい芽を意地悪に捏ねる。

    「んっ…ん、っ!あ、っぷは、ひっ…急、に!んお"ぉ…あ、あ、あ"、やだ、ん"ぃっあにき、くり、いやっ…」
    「そりゃ、イイってことでいいよな?フットのでっけえ雌ちんぽお兄ちゃんにこりこり弄られんの大好きだもんな?」
    「ちげぇ…っすきじゃ、ないっ」

    違うと被りを振っても、優しいコミュニケーションのような性行為から、何かの拷問かと思うくらい品のない交尾を経験し、全身にかかったことのない場所は無い程、白濁色の欲を吐き出され、余す事なくいじくられきった淫乱な機体が快楽を受けてまともで居られる筈はなく、黄金色の両脚を惜しげもなく下品に外に曲げ、むっちり膨れたクリトリスを見せつけてしまう。既にシーツは愛液で汚れ、閉め切った暗い部屋の中でも負けず、恥知らずにてかてかと主張する。

    「偉いなフット。教えたもんなぁ、ちゃんと弄りやすいようにしろって。…だがよ、まだやってねえこと、あるだろ。」
    「…っ」
    「良い子だろ?出来るよな…」
    「あ、んぐ、ふっ…フーッ…は…ぁ"…」
    かりかり、くにくに、鋭い爪の一つで引っ掻かれ、爪の二つでは挟まれて形を無遠慮に変えられる。実の兄に陰核を当たり前のように乱暴されて、興奮するように躾けられているのが情けなくて、恥ずかしくて堪らない。
    蕩けた顔を隠す気も起きずに、はへはへとみっともなく排気しながら刺激に機体を預けていると、出来ないのかと咎めるようにぎゅうっと思い切りつねられる。

    「ヒッ…ン"ぃっ…!ごめ、なさ、あにき……っやるっから…」

    アームの首に回していた腕を重たげに動かして、ずっしりとした両脚をそれぞれ持ち上げる。ただでさえ無様に開脚していたのに。それに加えて腰が浮いてより滑稽な体勢になる。両手で数え切れないくらい、させられてきた行為でも慣れることは無い。

    「ぉ、俺…の、」
    「俺の?」
    「おれのっ…ま、…んこ、もっといっいじめて、あにきのちんぽ、〜っ、ひぐ、っ、いれてくだ、さいっ」
     
    にち、くぱり。聴覚センサーにいやにこびりつく卑猥な音。両手の人差し指でレセプタの縁を引っ張り、内部をアームに見せつける。ねばっこくて、半透明な糸をひきながら伸ばす。普段は白くて肉厚な小陰口に隠されている中は濃い肉色で、発情しているのが丸わかりで、愛液でねとつき、兄の暴力的なコネクタと吐き出される精オイルを所望している。
    恥ずかしくて泣いてしまうのを止められない、それもみっともなくて、なけなしに残っているプライドが崩されていく。どうしても顔が見れず目をつぶってしまうが、アームは許してくれる。

    「言えたな、フット…よしよし、良い子だ…。」
    「ぐず、っン…ぁ」
    心底興奮した面持ちで満足そうに頭を撫でつけ、瞳からこぼれ出る水滴を拭う。
    「可愛がってやろうな」
    硬い爪で内腿を抑えつけ包み込むように口で覆って、機体よりも幾分鮮やかな赤い舌で入念に掻き動かし舐め回す。

    「あ、ふ、あ"ーっ…アぁっ!ぎもひっ…あにぎ、あ"、あっアああ!んぉっおと、やだ…」
    「気持ちいいだろ?我慢しろ」

    音を立てるなと意見してもあっさりと躱され、それどころか、くにゅ…じゅるるるっ♡とフットのクリトリスを歯で軽く噛み回し、唇を窄ませると音を立てて愛液を啜ってきた。意地悪な対応にも弱くなった雌の割れ目は悦びを感じ舌を突き出して呆気なくアクメ。同時に潮をアームの顔を惜しげなく濡らした。

    「ひぎ、ァッ、いや、!…ぁ…あぁあァっ……!」

    泣きながら恥部の穴から汁を噴き漏らしたのち、どろりと生暖かい絶頂の証。
    試合に出ていた頃の逞しい面影が消えた脚は雄を喜ばせる肉人形の如く太ましく厭らしい。そこへ添えていた灰色の腕は、いつの間にか白い海の中へ投げ出されて辺りを乱している。油圧ポンプはどくんどくん煩く神経回路を刺激する。機体になんとかエネルギーを注ぎ込もうと躍起になっている。もう少しで指くらい動かせる、筈だったが。己の腰が熱いものに掴まれている感じがした。兄に掴まれていたから。股座にはいつの間にか、猛々しく色濃い雄の象徴がびきびきと天を仰ぎ此方を今まさに捕食せんとしている。

    「待たねえからな」


      









    カーテンで覆われ隠された、空に厚く蔓延る黒い雷雲を退けてくれる風はどこにも居ない。結局晴れる事は無く、そのままとっぷり夜がふけるどころか、ざあざあ雨が降る始末。真っ暗になった部屋になど歯牙にもかけない二つの影は重なり合い最早一つの獣。到底抱く抱かれるといった言葉では収まりのつかない交尾を未だに行っていた。

    「んぉ"♡お…ッ"ほ、♡♡んやぁ、♡!あにぎっ…!♡んぁっあ♡あ"むり、も…だめ、♡♡おかしぐ♡なる"♡」
    「ぐ、…ッあァッ?もう、遅ェだろ…!誰が…っハアッ誰がここまで、堕としたと思ってンだよ!お前は、俺がッ…」
    「お"っ…?!あ!うぁ、あに、ひ…っ♡な、に?わがんね、ぇっ♡あ、あ"ぁっ深っッ♡」

    正面から思い切り抱き締められる。というよりも、伸し掛かれると、アームの凶悪なコネクタもその分フットの膣内をずろずろ襞を乱雑に押し分け押し進む。肩ごしに荒い排気をしながらばちんっ、ばちん!と音が響く程の力で蹂躙されるフットの弱点。脚をばたつかそうと踠こうとするが、それも叶わず神経を直接弄られているかのように大きく痙攣するばかりだった。

    「も、イグっ…あにき…っ♡すき…すき!まただひて、ふ、あ"、あああ!♡」
    「…!フット!フット…!俺も、好きだ、…愛してる…」
    「あ♡、お"♡…っ♡でてる、!あつ、い…あにきの、ざーめん、おおすぎ、♡あっ、あっ♡ひっついてぐる…っ」
    「はっ…、フット、すまん…くそ、まだ出ちまう…」
    「ンッ♡うぅ、♡ふっ、ン…♡」

    びゅぐびゅぐ余念無く幾度も知れず出したというのにも関わらず、放たれる子種はもったりとした濃さを忘れることは無く、感情に比例するように煮え滾る熱さでフットは子宮に纏わりつかれる感触すら覚える。疲弊し脱力したレセプタにも関わらず、コネクタの内部に残ったものも、残さず奥へ奥へと擦るように押し付けられると、口から刺激に甘えるような高い音が出てしまう。兄の顔は見えない。
     
    「あにき…こっち…」
    「ン…あぁ、どうした、重かったか…フ…、と」

    コンコン肩を叩くと、アームは機体を浮かせた。フットは羽の様な飾りを手のひらで覆い掴みぽんやりした瞳を瞑ると他でも無い兄の唇を奪う。驚き目を開く兄に気付かず愛おしそうに何度も角度を変えてされる口付けは、初めてされると言っても過言では無い。いつに無く蕩け素直になっている弟の表情は柔らかく、目を閉じている為余計にあどけない。
    「んム…♡ン、♡ぷは…♡あにき、…あにきも、おれにしろ…はやく…」
    「…ああ…」

    待ち望む肉厚な唇が返ってくる。先ほどまでの荒々しい空気は静まり啄み甘やかなリップ音がちゅぱちゅぱと弾ける。   



    床に落とされた布団を手繰り寄せ、眠ってしまった愛しい弟を胸に抱きしめながら潜り込み、繭のように丸くなる。漸く聴覚センサーに反応
    する雨音は大降りで、強風は窓を時折り叩く。嵐なのかもしれない。
    「(どうでもいいか、そんなこと)」
    アームはセンサーを切り、眠りについた。

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