未来から宍戸さんがやってきた!(雑なあらすじ)
宍戸に片想い中の鳳長太郎は「宍戸さんと俺」の相性を確かめるべく自室で恋占いをしていたところ、ひょんなことから10年後の宍戸亮を召喚してしまった! 少し大人びた宍戸に、鳳はドキドキがとまらない!!
「なるほど。恋占いをしていたら、俺を召喚してしまったと」
「はい……すみません」
「長太郎、今お前何年生だ?」
自身を25歳の宍戸……そう名乗った人物は、鳳にずいっと顔を近づけて聞いてくる。諸先輩方や同期に言わせると宍戸さんとの距離が近い、とのことだが、この宍戸はいつもの1.5倍くらい距離が近い気がする。この奇特な状況でも余裕そうな艶っぽい笑みは、鳳の知っている"宍戸さん"ではない。それでも、ほのかに香るミントと顔にある古傷が鳳の直感に"この人は宍戸亮だ"と訴えかける。しかしながら、大好きな宍戸さんだと思うとどうも意識してしまう。心なしか少しいい匂いがする気もするし。
1775