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    chrosite_10

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    chrosite_10

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    Xにアップしたとどちと桐圭前提の謎の酔っ払い時空のえせ関西弁のその後のお話。
    圭ちゃんと藤堂くんが電話で話してるだけ。会話のみ。みんな20歳以上。設定ふんわり。
    (携帯から全文閲覧できないみたいです……)

    #桐圭
    #藤千
    fujichika
    #とどち
    re-election

    『おい、要!自分のツレの手綱ぐらい、しっかり握っとけ──!』
    「~~ッ!葵っち、声でかいって!いきなり何の話」
    『桐島のことだよ!』
    「桐島さん?え?葵っちっとマブダチだっけ?」
    『んなわけあるか!』
    「ちょ、落ち着いて。マジ話見えないからさ……」
    『……っ。……ここんとこ頻繁に、千早と桐島が二人きりで会ってんだよ』
    「へ?瞬ちゃんと?なんで?」
    『こっちが聞きてぇよ!てか、一緒に住んでんだろ。どこに行ってるのか聞いてねぇのかよ』
    「知り合いと飲んでくるとしか。あの人の交友関係、変に広いってゆーか、妙な繋がりあり過ぎて、圭ちゃんの頭脳をもってしても全把握は無理。」
    『……お前に聞いた俺がバカだった。わりぃ。』
    「怒りMAXからのガチ謝罪、傷つくからやめて……」
    『あー。なんの話してたんだっけ?』
    「瞬ちゃんが、桐島さんと会ってるって」
    『そうだった。なんであの二人が繋がりあんだか分かんねぇし。性格も特別合う気、しねぇんだけど』
    「たぶんそれ、半年ぐらい前の飲み会で連絡先交換したんだと思う。氷河の栗田くんって覚えてる?」
    『千早と同じ富士見シニアにいたんだったか』
    「そうそう。その栗田くんが、俺と桐島さんが知り合いなら、瞬ちゃんに会いたいって話になって。瞬ちゃんが俺も一緒なら会うって了承して四人で飲むことになって」
    『……そういや、富士見の知り合いと飲むって、千早出かけてたことあったな。誰が一緒かまでは聞いてなかったわ。……話が盛り上がる面子かは知らんが、状況は分かった』
    「俺と栗田くん、別件で遅れて行ったんだけどさ。俺らが合流したとき、瞬ちゃん、めちゃくちゃデキあがってて。桐島さんやけに面白がってて。桐島さんのツボに入ったかも」
    『……』
    「……どったの?葵っち」
    『千早だけじゃなくて、俺込みで遊ばれてる気がする』
    「そうなの?」
    『あの人、千早と飲んでるとき、わざわざ俺に千早とのツーショット写真送ってくんだぞ』
    「あー」
    『千早のやつ、酔ってるのか何なのか知らんが、やけにいい顔で桐島の隣にいるし』
    「それは……なんかスミマセン……」
    『挙句の果てに千早迎えに来いとかメッセ飛んでくるし。迎えに行ったら、千早連れて帰るどころか絡まれるし』
    「……全部初耳デス」
    『だろうな。……まぁ、「俺は要クン一筋やから、安心しぃや」とか言ってたし、千早だから二人でいて何かあるとは思ってねぇけど。……面白くねぇじゃん。』
    「ごもっともで。でもさぁ、そもそもなんで瞬ちゃんは桐島さんと会うわけ。付き合う人間は選ぶタイプだし、推しにも弱くないでしょ」
    『いや、ああ見えて押すといろいろ許してくれけっど』
    「……葵ちゃんのエッチ!」
    『は?……いやいやいや、何想像してんだお前!』
    「イケない話したのは葵っちじゃん」
    『そりゃ、ちらっとは思い出したけどよ……って、この話はいいんだよ。とにかく!もっと桐島を見とけ!目を離すな!主導権を取れ!ヤられる前にヤれ!』
    「…………俺の身体がもたないからムリ。」
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    chrosite_10

    DOODLE桐智。
    大学生で同棲設定。ふんわり設定。
    大阪弁はふんわり。単語が下品です。
    キスの仕方なんて知らない「要クン。一年経ったし、そろそろ白状してもらうで」
     圭と秋斗が二人で暮らすアパートのダイニングキッチン。そのダイニングテーブルで圭と向かい合い、秋斗はにこやかに笑いかけた。
     テーブルには酒を注いだグラスが二つある。グラスを満たしているのは以前知り合いから譲り受けて飲んだところ、圭の反応がよかった桃の果実酒だ。今日のためにわざわざ通販で取り寄せたその酒は、圭が白状しやすいようにとの秋斗なりの気遣いと、尋問するのは多少心が痛むのでその詫びを兼ねたもの。
     とろりとしたクリーム色の酒をグラスに注いだときの圭の目は、少しばかり喜色を帯びていたが、秋斗の言葉で一気に真顔に戻った。口が引き攣らないように努力している様子さえある。圭と大学野球部で共に過ごすようになってから早三年。二人きりのときはこうして表情が表に出るようになった。圭の思考は表情に出ていなくても概ね分かるが、出ている方が秋斗の好みだ。秋斗以外は圭のこんな感情を知らないという軽い優越感が理由の一つ。あともう一つは、本人が秋斗の前だけ表情筋の動きが違うことを理解していないのがオモロ……ではなく、可愛いからだ。
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