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    井崎皿刃

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    井崎皿刃

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    ツイ企画のNPCキャラ(パッパジージとチーさん)の補足兼過去話です。

    アホほど長いです!!長いわ!!

    バーンの家族の二柱の話【パッパジージ】

    パッパジージはいわゆるセフィロトの樹。食べれば永遠の命を得る生命の実を造れる。
    古代、生来のおせっかいで人間はじめ地上の生物に惜しみなく恩恵を与え、増長した人間に「もっと力よこせや」と襲撃される。

    畏敬の念は失せ、欲の為に武器を向ける人間にパッパジージは失望。地上から根を出し逃げ出した。この逃亡劇でパッパジージが通った場所は根で腐り、崩され、不毛の地に。
    この出来事は伝承として語り継がれており、パッパジージは地域によっては邪神として扱われている。

    逃げおおせたパッパジージは遥か遠くの地へ根を張った。人間に失望はしたがパッパジージはそれでも人間が好きだった。
    逃亡劇により混乱と不毛の地を生んだことを後悔し、のちにパッパジージは転移術を会得した(神にありがちなチート)

    それはさておき、あらたな場所に根を張ったパッパジージは、そこから根を伸ばして世界を眺めた。その時に理由ありの神々を見つけたので、おせっかい発動。自分の元へ住まわせた。迫害された、忘れ去られた、行き場を失ったなど理由は様々。
    文化祭に来ていたチーさんもこの一柱。

    神々は住まわせてもらうお礼にパッパジージを守護する任に就いた。守る場所の分担も決まっている。例えばバーンが言う「いつも池の水面に浮かんで歌を歌っている精霊」は池周辺の担当である。

    チーさんは川担当。しかしバーンはこれらの実状を知らない。バーンにとっては「色んな精霊や妖精が居る故郷の森」だ。パッパジージのこともすごくえらいと知っているが神様とは思っていない。神様に囲まれてめちゃめちゃ過保護に守られているのだが気付いていない。

    パッパジージは人間が好きであり、他の神々もそうだった。皆がバーンを受け入れて育てることにしたのは、過去の人間とのすれ違いを後悔しているからなのだろう。
    今度こそ向き合って、真っ当に愛を注いでみせよう、と。

    しかしここには人間が居ない。そんな訳でバーンは人間を知る為学園に行くことになったのでした。(一期本編に続く)

    時にバーンが住んでる森は正確にはパッパジージそのものです。あの木のパッパジージはコアで、本体はもっと大きい。



    【チーさん】

    文化祭に来ていたバーンの父兄の獣人、チーさん。正式な名は『チーム・ザ・リヴァーズ』。略してチーさん。
    一人なのにチームとはこれいかに?だが実際チーさんは水神と三匹の野良犬の魂で構成されている。

    経緯はこう。遥か昔、人々に忘れ去られ弱り果て、消滅しかかっていた川の竜神が居た。もう長くないなあと思いつつぼんやりせせらいでいた。
    ある日、嵐が起こる。どこからかやってきた野良犬の三兄弟が自分の中に落ちた。

    飢えて弱っていた上に川に落ちた。大抵は助からない。しかし運良くこの川には水神が居た。「どうせもうすぐ消えちゃうし、最後にこの子たちを助けようかな。僕の命をあげよう」
    水神の体に野良犬の三兄弟が取り込まれる。体内では水神と三兄弟が向き合って座る形になっていた。

    水神の体内はいわゆるDBの精神と時の部屋状態で、水神と三兄弟はゆったりと対話が出来た。水神は気さくな性質だった。野良犬ゆえの警戒心も次第に薄まり、三兄弟は水神が好きになった。

    「僕と君達三兄弟の魂を融合させる。そして僕の身体を使って生き返るんだ。全盛期の僕だったら一人一人に身体を用意出来たんだけどさ、ごめんね。この場合、最も生命力のある者の意識だけが残る。一番上のお兄ちゃん。きっと君が残るだろうね」

    それでも三兄弟は水神に感謝した。残った者があらたな水神となって代わりに川を守るよご主人様!とはしゃいだ。
    融合が終わり、水神の言うとおりに一番上の兄の意識が残った。
    「俺だけが残った訳じゃねえ。妹も弟もご主人様も共に居る。俺達はチームだ!」

    それからチーさんは自ら人間の信仰を得に人助けをする日々を送る。努力の甲斐あって、人々は毎日参拝に訪れ、神格が戻った。

    とある日、チーさんは川の水が遠くの地で途絶えていることを感じ取る。干ばつが起きていた。

    チーさんはその地へ赴き、解決に向けて奮闘。水が戻るまで何十年、もしかしたら百年とかかった。
    チーさんが川に帰ると多くの子供の骨が川底に沈んでいた。チーさんが離れている間に信仰はねじまがってしまったのだ。

    かつて川に落ちた自分たちとも重なり、想像を越えた人間の愚かさでチーさん激怒。文句を言いに人里へ。人間たちは「あなたの望む通りにしたのに何故助けてくれないのですか」と非難。
    「そんなもの望んだ覚えはねえ!もうお前達を守る義理はない!」

    川の水面をひとり眺めるチーさん。邪神堕ちするレベルで心が荒んだチーさんを偶然にもパッパジージが見つけた。
    「我が元へおいでなさい。名はなんという?」
    「俺達は川(River)から復活(revival)した。俺達はチーム・ザ・リヴァーズだ」

    そんなこんなでチーさん加入。長々書き連ねましたが、言いたかったことはバーン見つけて連れてったの実はチーさんてことです!!(長すぎる前フリ)
    野良犬だったことや生け贄の子供のこともありで、捨てられた赤子をほっとけるわけもなく…。

    チーさんが赤子バーン連れて帰って「こいつどうする?」とパッパジージに伺いを立てた。という。

    チーさんはバーンを完全に弟分として見てるよ。

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