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    tsushino_es

    @tsushino_es

    WBやまさく⛰🌸(えんさく)をアップしています。

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    やまさく/えんさく⛰🌸
    WB 棪堂哉真斗×桜遥

    棪堂が桜を2週間かけて堕とす話14日目最終日です。
    長らくお付き合い下さいまして、ありがとうございました!

    ❤caution!!
    ・デロデロ激甘の棪堂哉真斗しかいません
    ・流され絆されちゃう桜しかいません
    ・棪堂は桜のことを「遥」呼びしています
    ・色々捏造しています
    ・なんでも許せる方向けです

    桜遥が棪堂哉真斗に堕ちるまで - Day14 - ~ 2 weeks love progress ~■ 14日目 後朝下記のストーリーを埋めていく予定です。
    ※更新頻度とは連動していません
    ■ 1日目 来訪 ※公開済み
    ■ 2日目 烹炊 ※公開済み
    ■ 3日目 接吻 ※公開済み
    ■ 4日目 呼名 ※公開済み
    ■ 5日目 寝顔 ※公開済み
    ■ 6日目 逢瀬 ※公開済み
    ■ 7日目 未足 ※公開済み
    ■ 8-10日目 空白 ※公開済み
    ■ 11日目 残声 ※公開済み
    ■ 12日目 悋気 ※公開済み
    ■ 13日目 初夜 ※公開済み
    ■ 14日目 後朝 ※この話

    ■ 14日目 後朝
     キラキラと光る陽光の中で目が覚めて、瞼を開ければ目の前に棪堂の顔が有って、棪堂は真っ直ぐな眼差しで桜を見詰めていた。
     その眼差しはひたすらに甘くて熱くて蕩けそうで、見詰められているだけで桜の頬は熱くなる。
     ちゅっちゅと触れるだけのキスをたくさん降らせながら、棪堂は大切に愛しそうに、桜の身体を撫でさすっていた。
    「で、オレはどんなスタンスでいればいいんだ?」
     棪堂の体温を心地良く感じていたところ、不意に投げられた問い掛けに桜はすぐに反応出来なかった。
    「す、すたんす……?」
     言葉の意味すらも解らずに棪堂を見上げれば、ずっと桜の瞳を見ていたらしいその顔が、ふにゃりと柔らかく笑み崩れた。
    「えぇと、遥の彼氏ヅラしていいのか、『一度やったぐらいで彼氏ヅラしてんじゃねぇ』って思われてると考えるべきか……」
     そうしてとんでもないことを言う。
    「はっ?えっ、はぁ!?」
     棪堂にとって、桜はどんな人間だと思われているのか。
     それとも棪堂は、付き合っていない人間とでもセックス出来るのだろうか。
     どちらにしろ不本意で、桜はムッと唇を尖らせる。
    「つ、付き合ってもいねぇやつと、こんなことしねぇよ!」
     投げ捨てるような桜の言葉に、棪堂の表情がぱぁっと明るくなった。
    「ってことは、オレは遥の彼氏ヅラしていいの?」
     『彼氏ヅラ』って何だよ、と思いながらも、桜の彼氏だと自覚した棪堂の、自重の無いアピールを想像し、釘を刺すことも忘れない。
    「ふ、ふたりきりの時だけな……」
    「……! あ、あぁ! もちろん!」
     意外な返答が返って来たとでもいうように、一瞬びっくりしたような表情を経由してから、棪堂はニコニコの笑顔になった。
     彼氏ということは、恋人同士ということでいいのだろうか。
     そういった世事に疎い桜は、そもそも棪堂に恋人はいなかったのか?と、今さらながらの疑問が湧き上がって来た。
    「お、お前は、こ、恋人とか居なかったのかよ……」
     なんだか色んな順番をすっ飛ばしてしまったせいで、もし『いる』と言われた時に、どうすればいいのかまで頭が回らない。
    「いないいない! いたら遥に手ぇ出さねぇよ」
     その言葉を聞いて、桜は内心ほっと胸を撫で下ろした。
    「意外とちゃんとしてんだな」
     ホッとしたせいか桜の本音が無意識に口を衝くと、棪堂は困ったように眉を寄せた。
    「遥ん中で、オレってどんな存在なんだよ……」
    「そういう奴……?」
     桜が笑いながら言えば、棪堂は困った顔のまま桜の首筋に額を捩じ込んでぐりぐりと擦り付けた。
    「また明日からも、来ていい?」
     顔が見えない状態で、初めて聞いた甘えたような棪堂の声。
    「す、好きにすればいいだろ……。こ、恋人なんだから……」
     勇気を振り絞って返した言葉は非常に小さな声になってしまったけれど、棪堂はちゃんと聞いていてくれたようで、デロデロに緩んだ表情を見せて桜を抱き締めた。
     

                    ◆14日目 終了◆
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    Replies from the creator

    tsushino_es

    DOODLE付き合ってる棪堂と桜の桜君が、付き合って暫く経ってから夜中になると初期桜になって、棪堂と交流する話です。
    書きたいところだけ書いてます。

    ❤caution!!
    ・デロデロ激甘の棪堂哉真斗しかいません
    ・流され絆されちゃう桜遥しかいません
    ・キャラブック設定資料の初期桜が出てきます
    ・色々捏造しています
    ・なんでも許せる方向けです
    桜と初期桜が入れ替わったりする話。2.



    「桜遥さん! 好きです! 付き合ってください!」



     桜遥が住んでいるアパートの階段下で、棪堂哉真斗は本人が降りてくるのを数時間前から待っていた。
     そして、降りて来た桜が目の前に来ると、膝を付いて一輪の薔薇の花を差し出し、プロポーズのように告白をしたのだ。

    「はっ!? なっ! ばっ……!!!」

     突然のことに驚いた桜が、後へぴょんと飛び退る。
     その顔は真っ赤になっていて、全く歯牙にも掛けられていないわけじゃないことに、棪堂は少しホッとした。




     桜に告白したのは、もう両手でも数え切れない回数になっていた。

     最初の告白は初めて茶しばきに行った際に、軽いノリで「オレと付き合わねぇ?」と訊いてみた。
     すると桜は、少し頬を赤らめながらも「お前は誰にでもそんなことを言ってそうだ」と流されてしまった。
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    tsushino_es

    DOODLE付き合ってる棪堂と桜の桜君が、付き合って暫く経ってから夜中になると初期桜になって、棪堂と交流する話です。
    つづきます。
    書きたいところだけ書いてます。


    ❤caution!!
    ・デロデロ激甘の棪堂哉真斗しかいません
    ・流され絆されちゃう桜遥しかいません
    ・キャラブックの初期桜が出てきます
    ・色々捏造しています
    ・なんでも許せる方向けです
    桜と初期桜が入れ替わったりする話。1.







     その夜の月が酷く美しかったことを、棪堂哉真斗はいつだって昨日のように思い出すだろう。











     腕の中の温もりがモゾモゾと動いて消えた感覚で、棪堂哉真斗は目を覚ました。
     見慣れた自室の天井付近の壁に視線を投げれば、秒針を刻まないスイープ式の時計が深夜二時を指している。
     日付が変わるくらいまで散々喘がせて、ぐったりと疲れ切って眠ったはずの腕の中の恋人が、思ったよりも早く動き始めたことを少し意外に思いながら、棪堂は上半身を少し起こして恋人 ── 桜遥の姿を探した。
     桜の体力があることは知っている。初めてセックスした訳でもなければ、初めて自室に連れて来たわけでもない。
     そのため、水を飲みたいとか、トイレに行きたいとか、そういった生理現象で動き回るのに棪堂への確認は必要ない。
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