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    kazura12_R

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    kazura12_R

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    書きたいところだけ書いたブラオス

    ぐちゅりと混じり合った体温。
    そのままゆっくり身体を押し進めると、柔らかなシーツをぎゅっと握りしめ痛みに耐える恋人の姿にブラッドは動きを止めた。
    「……今日はこのくらいにしておこう」
    汗で張り付いた前髪を優しく撫でてやると熱で潤んだ瞳が悩ましげに視線を彷徨わせる。
     性交渉をするために作られていない箇所を時間をかけ丁寧に解し、初めて挿入を試みた。が、やはりいきなり全てを受け入れるのは難しいようだ。
    「少し焦りすぎてしまったな」
    互いの思いが通じ合うまで時間はかかってしまったが、やっと恋人になれたのだ。
    もちろんオスカーとひとつになりたい気持ちはあるが別に急ぐことではない。
    そう判断したブラッドは体を起こすとシーツを握りしめていた両手が首の後ろに回され阻止された。
    「や……です……」
    「オスカー?」
    「まだ、中に……いてもらえませんか……?」
    ──これはなんの拷問だ?
    半分ほど挿入した己の分身は今にもはち切れそうで、このまま挿入が不可であれば外で早く処理をしてしまいたい。
    だが、可愛い恋人にこんなことを言われて抜くという選択肢などあるだろうか。答えはNOだ。
    オスカーに気付かれぬようそっと息を吐き、額にやさしいキスを落とした。



    end
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    すいぎんこ

    DONEブラオス小話。こしのさんの素敵イラストのネタをお借りしました。エリ雄本編とは違うような似たような、なんかふわっとした設定です。友情出演で、今回も🍺がいます。
    一発逆転ジャックポット(ブラオス)「ええと、普段の時給は16ドルです。でも今日はホールなので、もう少し高いとは思うのですが」
     大真面目に答えたオスカーの言葉に、男は珍しいマゼンダ色の瞳を大きく見開いた。その後ろからは馬鹿笑いと称して良い声量の笑い声。最近入ったという怠惰なディーラーの声を聞きながら、オスカーは困惑に眉を下げた。


     時は遡ること数時間前。いつも通りオスカーは己が勤めているカジノに出勤していた。オスカーが今身を置いているカジノは繁華街の路地を入ったところにある、まあ言ってしまえば「あまりよろしくない」類の店で、ブラックとグレーの間をギリギリ綱渡りしているような店だった。
     カジノとしても違法性が高く、バックにヤバい組織が絡んでいると黒い噂があるとかなんとか。それだけ知っていても、身寄りもないストリートチルドレン出身の青年を雇ってくれる貴重な店であるだけに文句は言えず、今日も彼はお仕着せのガードマンの制服に腕を通して配備位置に着こうと従業員通路を歩いていた。
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