自分だけ言葉が通じなくなった♥️「~~~~~」めちゃめちゃ怒る
「あーっ、もうっ」
普通に話しかけてもだめ、紙に書いてもだめ、ありとあらゆる手を尽くして監督生に話しかけるけどどれも通じなくてとうとう切れ始める。
怒ったって仕方ないだろう、って近くにいた♠くんに言われても腹が立つもんは腹が立つ。
「あーっ、モヤモヤする」ってその場を離れたかと思いきや、マジカルペン構えてまた現れたりするし、最終、「もー、いい加減にしてよ。疲れたー。疲れたんだけどー。」って言葉が通じないことを良いことに、監督生ちゃんに背中側から抱きついて言うし、なんなら誰にも聞かれないような声で、監督生ちゃんの耳元で「…なぁ、好き。」ってどさくさに紛れて思いを伝える❤くん。
♦️「」マジカメたくさん文字入れて投稿する
「ほんと悪趣味なイタズラだよねぇ〜」
言葉が伝わらなくなったことが、分かった瞬間は、びっくりする♦️先輩だけど、伝わらないと分かれば特に焦ったりもしない。
若干、イラッとはしてるかもしれないけど。
普段通りマジカメに更新してる。
【監督生ちゃんに魔法かけたのってだーれ】
なんて文章で、犯人探しを始める。
そんな中、監督生に魔法かけた相手わかったらしいぞっていう声を聞いた瞬間、「それって、誰」って話してた寮生の背後に現れて静かに訊く。
相手がわかれば、同じ寮の生徒だろうが他寮生だろうが容赦しない。
もちろん監督生ちゃんのいないところで、ね☆
「…はぁー、こういうダルいことしなくていいから。」
って言うのはいつものにこにこへらへらしてる♦️先輩ではないし、犯人の生徒は恐怖で固まっちゃうなか半ば無理やり魔法を解かせられる。
次の日、監督生ちゃんとすごく楽しそうに話しながら歩く♦️先輩を見かけた犯人の生徒は冷や汗が滝のように流れるでしょー。
♣「~~~~…」
たくさんそばにいるし、監督生ちゃんがいないところでは頭を抱えてイライラする。
特に、監督生ちゃんがいないところでの♣先輩の姿をよく目にする♦️先輩が見かねて「オレがオバブロしたら責任取ってね。」って言いながら舞い散る手札で犯人探しの聞き込みしてくれる。
♣先輩の人柄がそうするようで他の寮生たちも犯人を探して毎日寮生が報告に来る。
♦️先輩が犯人わかったよ、って報告に来てくれた瞬間目の色が変わるし、「その顔は寮生に見せないほうがいいよ、副寮長どの。」って♦️先輩に苦笑されるけど、そんな言葉は耳に入ってないしものすごく怖い顔で犯人の生徒のところにズカズカ歩いていくし、「監督生にかけた魔法、解いてくれないか」って静かに微笑む♣先輩の目は笑ってないからすごく怖い。
🐆なるようになるとしか、って諦めかけて🦁先輩に喝を入れられる。
「…おい、」
「…」
「…おい、ラギー。」
「何ッスか、レオナさん。」
「監督生と話ができねぇってんだろ。」
「…そうッスね。」
「ハッ、ザマアねぇな。」
「……ま、なるようにしかなんないッスよね。明日突然また話せるようになるかもしんないし、このまま死ぬまで話ができないかもしんないし。」
少しだけからかってやろうと思った🦁先輩だったけど、あまりにも覇気がない🐆先輩を見て、イライラしくる。
「それでいいのか」
「オレにはオレの人生が監督生クンには監督生クンの人生があるから、ずっとは構ってばかりはいられないッスよ。」
一切、🦁先輩の顔を見ずに言い放つ🐆先輩に「話は相手の目を見てする。」と注意する。
「…はい。」
ようやく目が合った🐆くんにもう一度「それで良いのか」って訊くと「…良くないッス」って涙を零さないようにしながらも言うので🦁先輩はめちゃめちゃ頑張る。
🦈ずっと抱きしめてる
「小エビちゃーん、もう分かる〜」
🦈くんはマイペース。言葉がわからないこと良いことに人魚たちの言葉を一から教えようとする。
発音したあとに、絵で描くから、何となく暫くしたら監督生くんも簡単な人魚語をマスターしつつある。
「このままでいいんですか」って🐬くんが訊くと「ん~、良くねぇし変な魔法かけたヤツが分かり次第締めるけどぉ〜。小エビちゃんと俺たちだけが使える言語もサイコ〜かなぁ〜♥」とか言う🦈くん。