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    asano5han

    @asano5han

    小説の進捗とか載せようかなぁ

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    asano5han

    ☆quiet follow

    交際後、“コウちゃん”を“コウくん”と呼ぶのは、一周まわってむしろすごくえっちなのでは?という私の感情を第三者に伝える為の小説……の、導入です。
    ひとまず全年齢になる予定♪その続きはもちろん(?)18禁です。

    #ときメモGS3
    tokiMemoGs3
    #コウバン

    コウバン導入 エンジンをかけると、低く唸る音が車内に響いた。ハンドルを握る琥一は、目を細めて小さく息をつく。学生時代からコツコツと貯めていた貯金を頭金に、念願だった車が、ついに自分のものになった。
     助手席には美奈子が座っている。小さく拍手なんてしながら、おめでとう、と笑った。
    「よかったね、コウちゃん」
    「あぁ……ククッ、これで荷物運ぶのも多少楽になんだろ」
     琥一はダッシュボードを軽く叩きながら照れくさそうに笑う。ずいぶん前から目をつけていたアメリカンクラシックの車種、色、内装。それがちょうどタイミングよく中古車として売りに出されたのを、琥一は見逃さなかった。
     いつか、その日のためにと貯めていた貯金は、全くといっていいほど足りていなかった。が、これを逃しては次いつ好条件の物が出るかわからない、と思い切ってローンを組んだ。
     それほどまでに、欲しい車だった。
     エンジン音が心地よく響く車内で、琥一はシートに深く座り直し、ステアリングをゆっくりと撫でる。納車してから自分で取り替えた無垢材のそれは、つるりとした光沢が美しい。その感触が手に馴染むのが、たまらなく嬉しかった。
     そんな琥一の横顔を見た美奈子は、くすりと笑う。
    「ふふ、コウちゃんすごく嬉しそう」
    「当たり前だ、ずっとこいつに乗るの、夢だったんだからよ」
     バイクで買い出しに行くたびに『物が載らねえ』などとボヤいていた琥一を思い出し、美奈子は目を細めた。ぶつくさ文句を言いながら、SR400を愛おしそうに見つめる琥一が見られなくなるのは少し寂しい気がする。
     けれど、少年が新しい玩具を手にした時のように目を輝かせる琥一の様子から、きっと、そんな事は杞憂に過ぎないのだろう。
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    Replies from the creator

    asano5han

    PROGRESS6月に行われるGSMBでお出ししたい兄弟の過去捏造本の進捗です。幼少期〜はば学入学に至るまでを描きたいと思っています。
    とりあえず、ADVのような一人称視点のこんな雰囲気の本、出した〜い!!
    ケツ叩きの意味も込めて公開します。
    多少推敲しましたが、まだベタ打ち状態なので文章色々おかしいです。すみません。
    進捗サンプル 人間は、嫌な記憶の方が鮮明に残りやすいらしい。どこかで、そんな話を聞いたことがある。
     だから、だろうか。
     ルカが家に来た日のことは、今でもよく覚えている。
     
     黒いランドセルを背負い、俺の両親に付き添われ玄関に佇む幼いルカは、俯きがちに申し訳なさそうな顔をしていた。
     シン……と静まり返った玄関は、扉一枚を隔てて外の世界から切り離されてしまったように、冷たくて重い空気が漂っていた。
     ほんの数秒前、扉が開いていた時に見えた外の世界は、春の日差しが地面を暖かく照らしていた。柔らかな風が木の葉を揺らし、遠くから小鳥の鳴き声が聞こえてくるような、そんな麗らかな景色が広がっていた。
     それなのに。扉を閉めただけで、ここだけがその世界から取り残されたみたいに重く、重く、沈んでいる。まるで誰かが泣いたあとみたいな、冷たい空気だった。
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