高間晴☆quiet followTRAININGロナドラ800字。 ##94SS ■好きなひと 今回もロナルドはフクマになんとか原稿を渡すことができた。ついでにフクマは原稿を持っていく代わりにファンレターの束を置いていった。それが現在机の上に数十通散らばっている。 ドラルクはその中の一通の封筒を手に、事務所のソファにぐったり伸び切ったロナルドに訊く。「きみ、好きな人とかいないの」「……は? 突然何言ってんだよ」「だってこれだけファンレターもらってるし、気になる人の一人や二人いないのかって」 ロナルドは体を起こすと、ドラルクの手から封筒を引ったくった。「いたらいたでお前に教えると思うか? 絶対ネタにして笑うわ引っ掻き回してメチャクチャにするわだろ」「おや、私の行動が読めるようになったか」 おりこうさんでちゅね~。とドラルクがふざけた口調でロナルドの頭をくしゃくしゃに撫でる。ムカついたので反射的に殴ったらドラルクは死んだ。 ロナルドは手にした封筒を開けて中身の便箋を取り出す。そこには熱烈なメッセージが綴られている。女性らしいやわらかな文字と文章に見覚えがある。あ、この人確かロナ戦一巻からファンレター送ってくれてる人だ。曰く、ロナ戦ブログ時代からのファンだとか。 ドラルクは再生するとロナルドの隣に腰を下ろす。そうして呟くように言った。「まあ、冗談抜きで好きな人できたら教えて。そしたら私、すぐにこの事務所出ていくから」「なっ……に、バカ言ってんだ!」 言葉に詰まりながらロナルドが食ってかかると、ドラルクは牙を見せて笑った。「だって私がいたんじゃ恋人を連れ込むことなんてできやしないでしょ?」 そうしてどこか遠くを見つめる瞳になる。それを見てロナルドは手元の便箋を持つ手に力を込めた。くしゃりと紙がしわになる。「もしかして私のこと心配してくれてる? 大丈夫だって。行くあてならいくらでもあるし」 そんなんじゃない。そんなんじゃないけど――。その答えを今のロナルドは持っていなかった。Tap to full screen .Repost is prohibited Let's send reactions! freqpopularsnackothersPayment processing Replies from the creator Follow creator you care about!☆quiet follow 高間晴MOURNING140字敦太。 10 高間晴DOODLE敦太R18pass:18↑?すけべどうやったら描けるねん…… 高間晴DOODLE普段すけべを描かない人間の精一杯の敦太すけべpass:18↑? 高間晴DOODLE敦太すけべらくがきpass:18↑? 高間晴PAST過去の文スト短歌。カップリングとかはなんでもありのカオス。 40 高間晴DOODLE接吻せい……の心持ちで描いた recommended works 空木忍DOODLE<A-A>ATRANDOM(と、<AE-1β>EUROPA)その2。頭だったころ。ビジュアルめっちゃすき。ボディ入手前後で性格もしゃべり方も変わった気がします。(頭だけだったころの方が丁寧で、ある意味やわらかかったような?)ケーブルを自分の意思で動かしたり、ロボットに挿して操ったりと、いろんな便利機能がありました。とてもいい。 高間晴PASTオラトリオとクオータって色調反転させるとやばいんですよ……(2枚目参照)これ計算済みだったのかな……大清水先生すごすぎる 2 ym902DONE自分絵 おそ/カラ/一/十四 8 高間晴DOODLE長い爪と牙と角とピアス(ベルフェゴール) 高間晴REHABILIリハビリのらくがき。 高間晴MAIKING年賀状用のイラスト(線画のみ)丑年要素もなければめでたさの欠片もない。 高間晴DONEチェズモクワンライ、「三つ編み」。■永久の約束「モクマさん、私の髪をみつあみにしてもらえませんか」 寝床を共にするようになって、数ヶ月経ったある朝。ベッドから起き上がり、自分の髪を櫛で梳かしながらチェズレイが言った。それにどう反応していいかわからずモクマが隣で驚いた顔をする。「えっ……えっ?」 その声を聞いて、チェズレイは眉尻を下げて瞳を潤ませるとモクマの顔を見つめた。「モクマさァん……」「うっ、お前さんその顔したらおじさんが何でもしてくれると思っとらん?」 怯んだ様子でそう言えば、ベッドの上、シーツにしわを寄せてチェズレイがにじり寄ってくる。じり、と近づかれてモクマは小さな悲鳴を上げた。こちらを見つめてくるアメジストの瞳は、朝のたまご色の光を反射してきらきら輝いている。「思っていますが、何か問題ありますゥ?」 そう言われてしまっては返す言葉がない。モクマは、はーっと肺から空気を押し出すようなため息をつく。それから顔を上げると両手でチェズレイの頬に触れる。壊れ物を触るような手つきだった。チェズレイは以前にも髪を切ってほしいなどと無茶振りをしてきたが、またかといった感じだ。「お前さんには隠し通せな 1844 FUMIxTxxxHDONEknot for two.ED後、チェズレイの手の話です。お手て繋いでイチャイチャしてるだけ。 夕食の香草焼きが美味かった。サラダのドレッシングはモクマが作ったが、こちらも会心の出来だった。チェズレイも気に入ってくれたらしい。 どこまでもマナーの行き届いた彼が最後までひとくち分残しておくのは、食べ終わってしまうのを惜しむ気持ちの表れだと、今のモクマは知っている。たぶんもう、今のこの世でモクマだけが知っている。 片付けを済ませると、どちらからともなくリビングのソファに並んで腰を下ろした。テレビも点けず穏やかな静けさを共有する。 二人では居るが、特に交歓に耽るでもなくただ二人で居る。それが心地好い関係に落ち着ける日がくるなんて、かつては思いもしなかった。決して楽しいばかりではなかった二人の馴れ初めを手繰れどただただ小気味良いばかりだ。 モクマは晩酌に徳利一本と猪口を持ち込み、チェズレイはタブレットで何やら悪巧みを捏ね回している。しかしお互いに片手間だ。何故なら、ふたりの隣り合った手と手は繋がれているから。チェズレイが求め、モクマが応えた。逆の日もある。時折ふたりの間に発生する、まるで幼い恋人同士のような戯れ。 ……そんな片手間に、モクマはぼんやりと宙を仰いだ。まだ一杯 4701 itUDONDONE勘違いで頑張る系おじさん(チェズモク) 2