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    ツバキ

    ツバキと申します!
    獅花、桐花、吉西(西吉)……etc
    思い立ったものを置きまくる予定です!

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    ツバキ

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    寒くて寝れない獅子堂となーんでそんなことまで知ってるの花輪さんってはなし…。獅花です。
    ※方言ミスってたらごめんなさい。

    「なぁ花輪さん。」
    あくび混じりの声で花輪に話しかける獅子堂。時間帯でいえばお昼をすぎたあとの時間である。大道寺に来てから生活習慣が変わり一般人からした”ごく普通の生活習慣”になった獅子堂。ここに来てから何ヶ月かたった今でも慣れないため、午後になればあくびが止まらない。そんなあくびばかりしている獅子堂に呆れる花輪。
    「まだお昼すぎです。そんなにあくびばかりしていたら任務に支障が出ますよ。」
    「んな事言われましても困りますわ。これは”せいりげんしょう”ってやつや。」
    「そう…ですか。」
    慣れない小難しい言葉(獅子堂的に)を自信満々に話す獅子堂に何をそんなに自信満々に言うのだろうと不思議に思う花輪。この季節になると、日が高く登る時間でも十分に風邪は冷たくその風が2人を邪魔した。大きなくしゃみをした獅子堂がなにか思い出したかのように言う。
    「そういえば最近は寒くて寝れんのです。」
    「よく言いますよ…。貴方がこんな寒い中、薄着で寝ているからではないでしょうか。これで風邪をひかないことが羨ましい。若さの違ということでしょうか?」
    「……しゃあないやろ。支給されたヤツ、暖かさが0か100で俺に合わんのや。…ってなん薄着で寝てるの知ってるん。」
    獅子堂のツッコミをスルーし「コホン。」と咳払いをしてから花輪は会話を続ける。
    「……おひとつお聞きしますが、あなたって本当に人ですよね。」
    「人ですわ。んじゃ、逆にお聞きしますけど花輪さんはどーなんです?」
    「私…ですか?何故そんなことお聞きするのですか。」
    「何となく…。お互いの好み知るんもええ事だと住職のおっさんから聞いたんで。」
    「寝巻きに関しては好みではないと思うのですが…。私は普通ですよ。私も支給されている冬用の物を着てますよ。」
    「ふーん。おもんなあ。」
    「私に何を求めているのですか、あなたは…。」
    「別に。そんなひょろちい体してたら俺より寒さに負けて寝れへんのやないですか?」
    「…………。こんな話置いといて報告をお願いします。」
    「へーい。」
    ……………………………………………………………………………………………
    アジトに戻って事務処理をしている花輪に話しかける獅子堂。部屋には花輪のキーボードがカタカタなる音とそれを向かいの椅子に座ってじーと見ている獅子堂のふたりだけいた。
    「なぁ花輪さん。さっきの話の続きしません?」
    「はい?」
    キーボードを打つ手が止まる。
    「お互い寒くて寝れないって話。」
    「私はそんなこと1つも言ってませんよ。」
    「そーでしたっけ?」
    「……それでなんでしょう。私は報告書を早く書き上げたいのですが。」
    花輪のそっけない対応を横目に獅子堂は話を続ける。
    「2人で寝たらお互いポカポカで寝れるんとちゃいます?」
    「はい?!!」
    獅子堂のいきなりな発言に大きな声を上げ、この間一切見なかった獅子堂の顔を直視する。
    「い、いきなりなんですか?!どうしたらそこまで話が飛躍するんですか!!」
    「いい案だと思ったんですけど。」
    「それはいい案かもしれませんよ?あなたの場合、基礎体温が高くて36°後半のあなたと寝たら温かくてよく寝れそうだなんて思いますけど…!!」
    「花輪さんなんか変な事言うとりますよ。あとなんで俺の体温知ってるんですか。」
    ドン引く獅子堂。
    「!!……たまたま知っているだけです!!」
    何故か強がる花輪。それを見た獅子堂はニタァとして話をつづける。
    「ま、花輪さんがそう思ってるんならええですよ?湯たんぽ代わりになりますわ。これでお互いいい朝迎えられるっちゅうわけですわ。」
    「……!!」
    顔がさらに真っ赤になりパソコンをバンッとしめる花輪さん。それに驚く獅子堂。花輪は「他の場所で仕事をするので着いてこないでください!!」と言ってその場を勢いよく離れた。
    「やっぱりおもろい人やな花輪さん。住職のおじさんに夜の許可の取り方聞いてみよ。」
    開き直って住職のところにいくことを決め、部屋から去る獅子堂。この後許可取ることができ、お互いポカポカでよく寝れたそう…。めでたしめでたし。
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    ツバキ

    DONE私の中で吉村さんが残酷な人ではないと思ってて、殺す事に対する考え方がこうなのかなと考えながら書きました。
    ※エージェントの西谷と獅子堂でてきます。
    薄暗く無機質で冷たい空間で部屋を満たす。この部屋にいる人間はみな感情はいらない。なぜなら今から死ぬ人間に情けなどいらないからだ。
    これが処刑執行の”いつも”の風景だ。
    「………。」
    吉村はこの光景を少ない数ではあるが何度か見てきている。しかし、これに慣れる人間がいたとしても大抵ろくな性格を持っていないであろう……。普通の人間なら当然の考え方だ。だが稀に全く対照的な意見を持つ者がいる。
    そう頭の中考えているうちに時が経ち、いつの間にか誰かが放った冷たい銃声が部屋で静かにこだました。
     
    吉村の経験上1度だけこの光景を見ないですんだ事がある。それは大道寺にしては珍しい”賭け”であり、この賭けは見事にこちらの勝ちであった。最初この話を主任から聞いた時、反吐の出る話だと思った。何故、情の要らないこんな場所でそんなことをしなければならないのか…と。それに死ぬ相手は吉村に対して反抗的な人間であったため余計に不満だった。しかし、振り返ってみると正解だったのだろう。目を離せないほど危険だが、大道寺には必要な人材を確保出来たからだ。
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