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    AKaSe

    @AKaSe485

    色々と書いたの載せてます。
    見るのは全部自己責任でお願いします😇
    誤字脱字常習犯なので教えてくれたら直します…

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    AKaSe

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    誕生日に誕生日全く関係ない短いアキイトです。
    風呂入ってる時にあ〜って思いついたの書き出したものです。
    喋ってるだけ。
    キャラ崩壊、口調迷子etc

    #アキイト

    どっちを選ぶ「私と娘どっちを選ぶのよ」

    ルミナススクエアでアキラと待ち合わせた場所でぼんやりしていると唐突にそんな声が響き渡った。

    声の出先を目で追えば女性と男性が言い合いをしているらしかった。

    「そんなの選べないよ!僕はどっちも愛してるんだ…!」

    男性が狼狽えたように叫んだ瞬間バチンと乾いた音がなる。
    女性が男性に思いっきりビンタしていた。
    周りがザワつく。

    「あなた、何も分かってないのね…もういいわ。さようなら」

    「待ってくれ」

    去っていく女性を男性が必死に追いかけようと駆け出していくが女性は一向に止まる気配がない。
    そのまま2人とも遠くへ消えていく。

    二人を遠目から伺っていた観衆達も我に返ったように各々の目的へ戻って行った。



    「なんだか凄いものを見てしまったね。」

    いつの間に居たのかライトの横に来ていたらしいアキラが感慨深そうに呟く。

    「まるで映画のワンシーンのようだったよ」

    「…そうだな」

    2人が言い合っていた場所から目を離さずにライトが相槌を打つ。

    「なぁ、アキラ」

    ただじっと見つめるライトを眺めていると目線はそのままに口を開く。

    「俺とアンタの妹どっちかしか助けられなかったらアンタはどっちを選ぶ?」

    先程の女性の問いを彷彿とさせるソレに目を見開く。
    まさかライトがそんなことを聞いてくるとは思わなかった。

    「…ライトさんはなんて答えて欲しいんだい」

    少し考えてなんとなく、でも確信できる答えをアキラは出していた。それでも言いたくなくてそう問えばライトはすっとアキラに目線を落とす。

    「分からない。」

    「分からないって…」

    拍子抜けというか、なんというか、アキラはポカンとしてしまった。
    そんなアキラを見てライトは徐に胸元を掴む。そこには仲間のドックタグがあることをアキラは知っていた。

    「きっと妹だと答えてくれたら俺は安心すると思う。でも…嘘でも俺だと言って欲しい気持ちも確かにある。」

    「ただ本当にそうなってアンタが俺を選んでアンタの妹が居なくなったら、俺は自分を許せない。」

    「ライトさんは我儘だね」

    静かにライトの言葉を聴いていたアキラがライトの手を掴んだ。

    「でも僕は我儘なライトさんの方が好みかな」

    するり指を合わせと恋人繋ぎした手を持ち上げてちゅ、とキスを落とす。

    「妹を選べって言われたらさっきの女性みたいに僕も怒ってしまうところだった」

    ふざけたような声色でしかし愛おしげに微笑みながらそう言われてライトは居心地が悪そうに視線をさ迷わせた。

    「そいつは危なかったな」

    「ふふ、でもそうだな…強いて言うなら僕の答えは『両方』だよ」

    「それじゃあ問いの意味がないだろ」

    自信ありげに告げられた答えにライトは片眉を上げる。
    そんなライトにアキラは変わらず真っ直ぐな瞳で見つめ返す。

    「それでも1%でもどちらも助かる可能性があるなら僕はその1%の賭けに勝てる自信がある。」

    「それに、」

    アキラの握る力が僅かに強くなる。

    「僕にはもうライトさんが居ない世界なんて考えられないんだ。」

    「だからライトさんも死に物狂いで生きて、無敗のチャンピオンなら生きて帰って来れるだろう?そうすればこんな問意味なんてなくなるさ。」

    パチリとライトが瞬きをする。
    ふ、と思わず漏れた息に口を抑える。

    「ん、ふふ、そうだな……確かにそうだ。」

    耐えきれずに笑うライトにアキラがそっと近付き口を覆う手の甲に口付けた。

    「は、」

    ここはルミナススクエアでそこそこ人通りもある場所だ。
    手を繋ぐだけでも普段はしないのに、
    驚いて固まるライトにアキラはニコリと笑う。

    「ライトさん、僕は貴方を一等愛してるんだ。だからちゃんと自覚して?」

    裏に簡単に死ねると思うなと言われているそれにライトは目を見開く。

    今まで培ってきた思考は簡単には変わらない。けれど彼がそう言うなら変えざるおえないと、そう思えるほどライトだってアキラを愛している。

    「じゃあ俺が自覚できるまでアンタの愛ってやつを教えてくれるか?」

    挑戦的な笑みを浮かべて問えばアキラは嬉しそうに笑う。

    「勿論、嫌という程教えてあげるから覚悟しておいて」
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