情緒がタヒんでるバ「バデーニさんは俺に、愛してるって言ってくれませんね。」
「ハァ?愛の言葉を口にすることが何の証明になる?本心か欺瞞か、言われた側が検証できない以上、そんなもの無意味だ。」
「俺はあなたの言葉が本心だって思ってます。」
「どうやって確認するんだ?」
「確認なんてしません。信じるだけです。」
「バカらしい。私は暇じゃないんだ。出てってくれ。」
「バデーニさんは俺の言葉、信じてくれないんですか?」
「…。私は、口で言われた事より、実際の行動を見ている。だから君の言葉が本心なのは…ちゃんと分かっている。」
「じゃあ俺はどうしたらあなたの愛情を確かめられますか?」
「〜〜ッ!私の行動を見ろ!それが全てだ!」
「!、分かりました!つまり、この増えたパンが俺への愛情ってことですね!」
「君は私のペットか⁈家畜か⁈」
以後、配給のパンを渡す度にオクジー君から熱のこもった目で見つめられて罪悪感を感じたバデさんが、もっと愛してるって言ってくれるようになるといい。
でも実際は、オクジー君の本をオクジー君がパンを分け与えてる貧民たちの頭に彫る、なんてドデカい(ドSい)愛情表現が為されてるのにね。明かされないもんね、本人には。
頭に他人のラブレター彫り込まれた貧民の方々は本当、災難だったとしか…。
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