桜の下で、君と春の穏やかな午後、シャリアとエグザベは満開の桜並木をゆっくりと歩いていた。
戦場から離れたこのひとときは、二人にとって貴重な安らぎの時間だった。
「⋯桜、綺麗ですね⋯中佐に似合います」
エグザベがふと立ち止まり、桜の花びらが舞い落ちる中でシャリアを見つめた。シャリアは少し驚いた様子で微笑む。
「そう⋯ですか?何だか恥ずかしいですね」
エグザベは優しく微笑みながら続ける。
「フフ、似合いますよ。確か桜って種類によって花言葉が違うんですよね、『精神の美』『優れた美人』『しとやか』『優美』『ごまかし』⋯⋯僕も随分と誤魔化したりはぐらかされたりしました、中佐に」
シャリアは少し首をかしげながら答える。
「おや?そうでしたか?」
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