haruka 他所に載せていたテキスト置き場お読みいただきありがとうございますhq&沢のみなさん大好きです30代の彼らが楽しみすぎます ☆quiet follow Yell with Emoji POIPOI 9
harukaPAST前にアップした五白R18話のつづきで夜中に目が覚めた五白のいちゃいちゃ話うっすらとですがベッドの中の出来事なので気持ちR15夢でもうつつでもあなたが 何年かぶりに電話を掛けてきた先輩は、やっぱり、あのころのように、さりげなく親切だった。 ――あいつが電話口でキレても気にすんなよ。単に甘え慣れてねーだけだから。 会いに行きたい。でも、そんなことをしたら、あのひとは怒るかもしれない。 俺の弱気と躊躇いを、打ち明ける前に掻き消してくれるところは、あのころから変わっていなかった。 少し前に、俺の好きなチョコレートを山ほど送ってくれた先輩もそうだった。 離れた地から、いつも、この道の先を見せてくれる先輩も。 連絡をくれたり応援してくれるみんな。 いつも会えるわけではないけれど。 遠いと言えば、遠い日。 でもすぐそばにあるような。 俺はひとりではないんだと、教えてもらえたあの日々を、思い出した。 3654 harukaPAST本編から数年後フランスでの牛天の小話ちょっとセンチメンタルな感じの雰囲気です瞳に映る世界 薄いドアの隙間から、また、微かに甘い香りが漂ってくる。 それは隣りの部屋に居る男の、繊細さを要求される挙動に合わせて、静かに、そろりと、波紋のように牛島の元へと届く。 ショコラ。カカオの香り。 牛島にとって、すっかり馴染みとなったもの。 ただその味や香りの違いはよく判らず、それに関しては少し申し訳なく思うのだが、ショコラに格別の愛を注ぐ男は、気にしていないと言って笑う。 『わからなくても、美味しけりゃいーの』 そう話したキッチンに立つこの部屋の主は、――たいてい、眉を寄せ、小首をかしげ、難しそうな顔をしている。牛島のわからない世界で、領域で、とても細やかなところまで、気力と技術と感性を行き届かせようとしている。 1806 harukaPAST付き合い始めた牛天が抜きあいっこする話前の話とつながっていますが前のものを読んでなくても大丈夫です寮設定など捏造もいろいろありますのでご注意ください18歳以上ですか? yes/no 31189 harukaPAST引退後の牛天と沢のみなさんの話・後編ここまでお付き合いいただきありがとうございましたきみとマブダチ/後編 その日、白布は練習中に何度か川西と目が合い、自分の覚える些細な違和感が気のせいではないことを確信した。 休憩に入り、川西が後輩たちに水分補給の指示を出す。話すならいまのうちだと、白布は川西のドリンクボトルを持ってそこへ駆けていった。 「ほい、太一」 「ありがと」 お互いボトルをぐいと傾け喉を潤し、はあ、とひと息つく。 そうして、白布は少し離れた場所で集まっている1年の塊を見ながら横の男に話を切り出した。敢えて確認しなかったが、川西の視線もまた同じ場所に注がれていることはわかっていた。 「……やっぱ変だよな、あいつ」 「だな」 昨日から五色の様子がおかしい。 プレーそのものの調子はいい。練習にも身が入っている。 42355 harukaPAST引退後の牛天と沢のみなさんの話・中編きみとマブダチ/中編 大きな手のひらが見えた。 その手はこの身を抱えるように包んでいき、強く抱きしめられた。 ――若利。 ――元気でな。 ――からだを大事にするんだぞ。 ――どこにいても、父さんはいつもお前のことをおもっているよ。 ぬくもりの中で、頭の上から声が降ってきた。 雪のようにやわらかくて。 すぐに消えていく。 (――うん) (ぼくもおもう) (お父さんも、げんきで) ことばはここにあるのに、声にならなかった。 だから代わりに頷いて、最後まで、お父さんの姿が見えなくなるまで、見送った。 お母さんと、手をつないで。 でも、いつのまにか、手にはなにもなかった。 お父さんがいなくなって。 お母さんもいなくて。 ひとりだった。 33117 harukaPAST引退後の牛天と沢のみなさんの話・前編すれ違ったりケンカしたりしてくっつきますキャラの過去や設定などをあちこち捏造しておりますご注意くださいこのあと中編・後編につづきますきみとマブダチ/前編 若利くんはときどき、小さく頷きながら本を読んでいた。 どの本もというわけじゃない。若利くんの部屋の本棚にあるうちの3冊で、取りやすい段にいつも置いてある。 若利くんは、ジャンプや他の本を読んでるときはほとんど動かず黙々と読んでるけど、その本を読んでるときだけは、よっぽどタメになることが書いてあるのか、そこから得たものを確かめるように何度も頷いてた。 フシギだねー、と思いながら俺は若利くんのベッドに寝そべって、その横顔を見ていた。 興味のあることには真剣な若利くんのことだ。あれだけ何度も、隣りでゴロゴロしてる俺が本の表紙とタイトルを覚えちゃうほど読んでたら、内容なんてすっかり頭に入ってそうじゃない? 33942 harukaPASTむかし他所に載せていた五白社会人になってからも距離感を気にする白せんぱいの話最終回少し手前の時系列です捏造多々ありますのでご注意ください18歳以上ですか? yes/no 28626 harukaPAST前編からのつづきで両想いになった牛天初エッチの話18歳以上ですか? yes/no 26269 harukaPASTむかし他所に載せていた牛天卒業後にいろいろあって両想いになる話設定の捏造が多々ありますのでご注意ください後編はR18です 21226 1