作者、恩人さんと小ケイジさんの別れの場面が仕事中にふいに頭に浮かぶ。
恩「実はな、ケイジ。
オレ、転勤することになった。」
ケ「えっ!?」
恩「ここの交番で働くのは今月いっぱいまでなんだが…転勤先は他県でな。
お前にはそう簡単に会えなくなるな。」
ケ「へ、へー…そうかよ。」
恩「あん?なんだよ、寂しくねーのかー?」
ケ「別に…うるさいヤツがいなくなって清々するよ。」
恩「ほー?…まぁ、そんならそれでいいけどよ。
もう友達殴ったりすんなよなー。」
ケ「もうしてねーよ!
そんなガキくせーこと!」
恩「カカカ!そーか、そーか!」
(ケの頭ワシワシ撫でる)
ケ「わ!やめろよコラ〜!(恩の手を引っ剥がす)」
恩「お、なんだよ可愛くねーなー。
…ああ、そうそう。
引っ越しの日は○○日だからなー。
昼頃に交番寄ってくから、見送りに来いよなー!」
ケ「ハン!誰が行くかよ!」
(そして引っ越し当日。恩人さん待ってるけど、小ケイジ来ない。)
奥さん「あなた、そろそろ。」
恩「あ、ああ…そうだなー…行くか。
(最後にもう1回顔見たかったけど…仕方ねーか。)」
(で、車乗って、発進)
(直後にケ走ってやって来て、車追う)
ケ「お、おまわりさーん!おまわりさーん!!」
恩「ケイジ!?」
ケ「おまわりさーん!!!うわっ!?(転ぶ)」
恩「ケイジ!(車停めて駆け寄る)大丈夫か!?」
ケ「平気だ、こんなの!
それより、い、今まであ、ありがと…(小声)」
恩「ん?なんだって?」
ケ「な、なんでもねーよ!
いつか警察官になって、アンタに御守り返しに行くからな!待ってろよ!」
恩「…!ああ、待ってるぜ!
ちゃんと返しに来いよ!」
ケ「絶対だぞ!約束だからな!」
恩「ああ、男と男の約束だ。
だからな…もう泣くなよ、いくら膝擦り剥いたからって。」
ケ「ちげーよ!そんなんで泣くか!」
恩「カカカ!そーか、そーか!
…まぁ、いいか。
別れが辛くて泣くのは恥ずかしいことでもねーからな…どんどん泣け。」
ケ「…泣いてねぇし。」
そしてここまで考えて、作者はアスナロへの怒りが爆発してゴンさん化した。