ケイサラ140文字シリーズ第8弾お題:「汚らわしい」
彼との待ち合わせ場所で彼が知らない女性に抱きつかれているのを見た。
その人は派手なメイクで背が高くて逞しい大人の女性で、私とは正反対。
どんな関係か知らないけど、ケイジさんはあんな女性がいいのかな?
そう思っていたら、こっちに気づいて慌てて手を伸ばしてきた。
だから思わず「汚らわしい!触らないで!」って叩いてしまった。
お題:「ありがとう・・・さようなら」
違う、本当は冷静に話し合うべきなのに。
感情任せに手を上げた子供な自分が嫌になる。
あの人は私のことを「可愛いよ。」「好きだよ。」って言ってくれたけど、私よりももっと大人な人が相応しいんだ。
だから私は、
「私達、お別れしましょう。
ありがとう・・・さようなら。」
って、涙を耐えてそう言った。
お題:「冗談でもそんなこと言うなよ。」
涙を流して別れを告げ、走り去ろうとした彼女の手を捕まえる。
離してって言われたけど、離すもんか。
だって、君は盛大な勘違いをしてるんだから。
「あの人は警官時代に仕事で知り合ったオカマバーの店長だよ!」
それでなくてもオレが好きなのは君だけなんだから・・・冗談でもそんなこと言うなよ。
※この後、cv玄田○章か大○明夫の店長が走ってきて説明してくれました。
お題:「俺がいなくても、君は難なく生きていけるんだろうね」
「オレがいなくても、君は難なく生きていけるんだろうね。」
そう思ってポツリと呟くと君は真剣な顔で、
「生きてはいけるでしょうね。
でも貴方がいないと私は寂しいしとても虚しい。
笑うことすら出来ないゾンビみたいになります。」
ククク・・・ゾンビか。
それは嫌だねー。
なら離れるわけにはいかないな。
お題:「魔法でも使ったのかい?」
体育の授業が水泳だったときやお気に入りのジャムが品切れだったとき。
親友と喧嘩したときでも貴方に会うと心が軽くなる。
だから「何か魔法でも使ってるんですか?」って聞いたけど、彼は笑顔でこう言った。
「オレだって嫌な事とかあっても君に会うとすぐ幸せな気分になってるよ。
君こそ魔法でも使ってるのかい?」
お題:「一緒に寝よ?」
君と付き合うようになってからちゃんと眠れるようになった。
特に一緒のベッドで眠る時は温かくて心地良い。
まだ添い寝だけでそこから先には進めてないけど、もう十分すぎて勿体無いほど満たされてるんだよ。
だからごめんね。
いつもソワソワさせちゃって悪いけど、もう少しだけ待って?
そして今日も一緒に寝よ?
第9弾に続く!