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    lien_lapin

    @lien_lapin
    20↑すでに成人済(͒ˊ㋓ˋ˶)͒//相模審神者//ハピエン至上主義。美人は受。ショタ萌・美少年萌・人外萌
    krnb供養用。

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    CPでは(多分)初のにゃんちょぎ。唯一GWを何に使っているのかと小一時間(自戒)団地妻ちょぎちゃんと、運送屋にゃんせんくん。運送屋にこだわったのは、ユイさんちのにゃんぢょぎちゃんのお話の刷り込みが強い…げふげふ。

    ##にゃんちょぎ
    ##女体化

    玄関で、来客を知らせるチャイムが鳴る。古い団地だから、チャイムの音もどこか歪んで玄関の天井に響いていた。在宅ワークのおかげで、家から出ることは本当に僅か。出かけても近所の商店街までしかいかない。だって欲しいものは何でも通販で手に入る。どこにもいかないで、ずっとこの家にいて欲しい、というあの人の言葉に頷いたのは自分だった。だけれど、そのあの人も単身赴任でもう二か月も顔を見ていない。ネットカメラで話すのも考えたけれど、多忙な彼の負担になりたくないと言いかけた言葉は飲み込んだ。カメラの代わりに、一日一度だけでもメッセージが届くから、それで満足だ。
    「お届け物です」
    低めの、若い男の声に慌ててキッチンテーブルに出していたハンコを手にする。チェーンをつないだままの細く開けた玄関の隙間から見えたのは、もうすっかり見慣れた宅配業者だった。前の担当者はずいぶんと年齢が上の男性で、ちらちらとこちらを詮索するような視線が嫌で一時期通販を控えていた。腰を痛めて辞めてしまった代わりに来たのが彼だった。
    回ってくるのはたいてい夕方。遅番の配達員と入れ替わる前。『美人に届けて一日の仕事が終わるのが最高だと思う』という彼の言葉にうっかり動揺してしまうほど、彼がここに来るのを期待するようになってしまった。
    来客の確認をしてからチェーンを外して、ようやく大きい荷物の時に触れた骨ばった手に、近づいたときに漂う汗と制汗剤の混ざった香りに、じっとこちらを見つめてくる視線に一喜一憂してしまう。
    「なぁ」
    ぼんやりとしていた思考が声一つで現実に引き戻される。存外近いところで聞こえた声に顔を上げれば、帰ったと思っていた男はすぐ目の前にいた。カチリ、と男の背後でカギがかかった音がする。なに、と答えたはずの声はのどに張り付いて、ずいぶんと上ずってしまっていた。大きい荷物だからと玄関の上がり框まで入ってもらっていて、そうして。
    伸びてきた腕にあっさりと捕まって、下駄箱に背がぶつかる。いつもよりもギラギラとした捕食者の視線に、じくりと腹の奥がうねる。吐いた息はまだ春先だというのにずいぶんと熱くて、興奮が、伝わってしまいそうだった。
    「あんた、いつつもそんなもの欲しそうな顔してんのかよ」
    違う、と言いかけた声は、大きく開いた彼の口に吸い込まれた。次いでやってきた長い舌が自分勝手に口の中を荒らしていく。上顎の内側をなそせられたときに大きく反応してしまったからだろう、執拗にそこばかりを責められて、口がようやく離れたときには、もう呼吸することで精いっぱいだった。震える足は立っていることもできずにずるずるとフローリングに座り込む。追ってきた男はこちらの身体を囲むようにして、先ほどとは裏腹にまるで労わるように顔のあちこちに唇を落としていった。
    「ほんと…たまんねぇ」
    男も興奮しているのだろう。随分と厚い声に、ああ彼も同じなのだと分かってしまった。分かってしまったから、抵抗なんてできなかった。
    片腕一つで抱き上げられて、すぐ隣の部屋の扉を開ける。ここは駄目だと頭の中で警報が鳴るのに、自由に指一つ動かせない。不可侵のはずの寝室。二つ並んだベッドの片方はもうずいぶんと使われていない。その上に落とされて、逃げる間もなく伸し掛かってきた男の身体で縫い留められた。まるで思い合っている相手にするように髪を撫でられ。あらわになったこめかみに口づけられる。そのまま表面をなぞるように頬をなぞり、耳のすぐそばでリップノイズがする。跡になってしまうだろうか。だけど、多分見咎める人もいない。
    武骨な手が身体をなぞり、ニットの下に潜り込んでくる。じかに肌に触れられると、それだけで甘い痺れがじわじわと身体中を満たし始める。身体の熱が一気に引き上げられて、頭がくらくらする。剝き出しになったブラの際でぴちゃりと濡れた感触。怖いもの見たさで視線を向ければ、じっとこちらを見ながら尖らせた赤い舌の先が肌の上の曲線をたどっていく。。ちりと視線が絡んで、男がにんまりと笑みを浮かべた。
    「だ、だめ…」
    「だめ?」
    こちらを真似たのだろうわざと舌ったらずな口調で返されて、羞恥に震える。どうにかして引きはがそうと力の入らない手で頭を押しやろうとして、薬指に見える銀色。
    「だ…し、主人…が…」
    「主人、ねぇ」
    目の色が濃くなったような気がした。脳内の警報は一向に収まらない。逃げないと、どうにかして、だけれどどうやって。
    「奥さんがこんなされてても、駆け付けられないくせに」
    強い力でブラが引き下ろされて、つつましい胸があらわになる。興奮した男の手にすっぽりと収まって、ぐにぐにと勝手に形を変えられていく。固い手のひらで頂が負いつぶされて、こらえきれずに快楽と悲鳴が混ざった声が上がった。
    動きを封じ込めようと伸し掛かる重みが増して、男の匂いが強くなる。もう片方の手がスカートの下、太ももをまるでいたぶるように上がっていく。
    ああ、もう、もう。
    「痛いっ!」
    力を振り絞って癖のある金色を引きはがした。擦られすぎた乳首はいまだにひりひりして、また絆創膏の世話になるのかと思うとげんなりする。見咎められて、からかわれるのと生ぬるい笑みを向けられるこちらの立場にもなってほしい。
    「何するんだにゃー」
    「それは!こっちのセリフ!」
    政府から依頼された一か月近い遠征に南泉が駆り出され(強引に則宗が引きずっていったせい)、ようやく帰ってきたと思えば二人分の有休を主にたたきつけるように申請して万屋街の花街の、左手にある建物に連れ出されたと思ったらこれだ。
    今日帰ってくるとは思っていなかったから、しぶしぶ畑仕事を終わらせて、国広から見繕ってもらって貸してもらった本を人を駄目にするソファーに埋もれながらだらりと読んでいたのが悪いけれど。その中に、国広が本科と南泉に似てるからと置いていった、いわゆる春画の小説版をそうとは知らず読んでいたのを見咎められて、そんなに興味があるなら実践してやる、という売り言葉に買い言葉で、この流れだ。内容は南泉も誰かから借りたらしくて知っていた、らしい。誰が南泉に貸したのか、本丸に帰ったら真っ先に問いただしてやろうとひっそりと心に誓いながら。
    銀色の指輪は、同じものが南泉の指にもついている。恋仲になった時に、揃って互いに送り合ったものだ。その話の流れで言うなら、仮想の主人だって南泉じゃないのか。
    剥き出しになった服を直しながら、ふてくされてベッドの足元で胡坐をかいている想い人をちらりとみる。シチュエーションに合わせて部屋の内装も服も変化するこの部屋が、その辺の宿よりも何倍も値が張るのは耳にしたことがある。男女比が半々のうちの本丸では、女士の噂話は可愛らしいものからえげつないものまで様々だ。閨のあれこれなんて一番最多なもので、男士しか行かないはずの花街の話だって筒抜けだ。だからこそ、南泉と恋仲になった時に隠し通せないと早々に主に白状した。
    運送屋、の制服を着た南泉はあの小説の挿絵よりも全然かっこいい、と思う。あの話の最後はなんだったか。主人の目をかいくぐって、また逢瀬をする約束で終わっていたような気がする。だけれど。
    「わ、私なら…帰ってきた主人に愛される…話のほうが好きだ…」
    同じ本に載っていた話だったはずだ。運送屋とのひと時の逢瀬を≪選ばなかった≫主人公が、遠距離の仕事を終えて帰ってきた『本当に好いている』相手と思いを重ねる話。ちらりと視線を向ければ、言いたいことは伝わったのだろう運送屋の帽子を放り投げてガシガシと頭を搔いた南泉が、大きなため息をついてから四つん這いでこちらに向かってくる。そうして目の前にやってきて、大きく広げた腕の中にすっぽりと埋まりながら、頬に触れる柔らかい髪を堪能する。
    「…悪かったにゃ」
    「まぁ、悪くはなかったけどね」
    今はそれよりもこっちのほうがいい。お帰りという囁くような声とともに差し出した唇は、優しい唇で返された。
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    TRAININGCPでは(多分)初のにゃんちょぎ。唯一GWを何に使っているのかと小一時間(自戒)団地妻ちょぎちゃんと、運送屋にゃんせんくん。運送屋にこだわったのは、ユイさんちのにゃんぢょぎちゃんのお話の刷り込みが強い…げふげふ。玄関で、来客を知らせるチャイムが鳴る。古い団地だから、チャイムの音もどこか歪んで玄関の天井に響いていた。在宅ワークのおかげで、家から出ることは本当に僅か。出かけても近所の商店街までしかいかない。だって欲しいものは何でも通販で手に入る。どこにもいかないで、ずっとこの家にいて欲しい、というあの人の言葉に頷いたのは自分だった。だけれど、そのあの人も単身赴任でもう二か月も顔を見ていない。ネットカメラで話すのも考えたけれど、多忙な彼の負担になりたくないと言いかけた言葉は飲み込んだ。カメラの代わりに、一日一度だけでもメッセージが届くから、それで満足だ。
    「お届け物です」
    低めの、若い男の声に慌ててキッチンテーブルに出していたハンコを手にする。チェーンをつないだままの細く開けた玄関の隙間から見えたのは、もうすっかり見慣れた宅配業者だった。前の担当者はずいぶんと年齢が上の男性で、ちらちらとこちらを詮索するような視線が嫌で一時期通販を控えていた。腰を痛めて辞めてしまった代わりに来たのが彼だった。
    回ってくるのはたいてい夕方。遅番の配達員と入れ替わる前。『美人に届けて一日の仕事が終わるのが最高だと思う』と 3275

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    MOURNINGこの間のランジェリーモデルんばちゃんとカメラマン伽羅ちゃんの話の続きの続き。あーいう雑誌って肖像権どうなってるんだろうなーっていつも余計なことを考えてしまいます…とりあえずお付き合いが認められたところまで(ネタばれ)あと1つ(えっちっちなの)書けるといいなぁ…スタジオに入ってからずっとひりついたような、よそよそしい空気があった。今日に限って見知らぬスーツを着た男が数人、そして普段はなかなか合わない事務所のスタッフが二人。まるで何かありましたと言わんばかりの空気なのに誰もそのことに触れようともしない。
    スタジオに男性が多いのは、今日はモデル撮影ではないからだろう。先月から打診されていた俺のプロデュースインナーの仕上がりを確認する日だ。ここのランジェリーは着心地も良ければデザインもかわいらしくて、この間同じ事務所のアイドルグループがベビードールで浜辺で遊ぶMVでも着ていて話題になったほどだ。ありがたいことに俺が選んで着たランジェリーの売り上げが良いらしく、ならばデザインもしてみたらどうかと言われたのだ。渡されたスケッチブックにラフを描きこんで、そこから選んで作ってもらえるらしい。
    2冊みっちりと描いたスケッチブックからランジェリーが5種類、ガーターストッキングとベビードールが4種類、パジャマは3種類。ここから出来上がりを見て判断されていく。自分の理想が形になるのはとても緊張する。ここに来るまでに珍しく電話をくれた長義が出来上がりを楽しみにしてい 6986

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    MOURNINGこの間のランジェリーモデルんばちゃんとカメラマン伽羅ちゃんの話。んばちゃんside。意識し始めたきっかけ的な。夢の影響って結構大きいんだよねっていう話を聞いたので。目の前にはくすんだ金色の額縁に飾られた写真がある。その隣に大きく開いたガラス戸の入り口から見える景色は良く知っているものだ。海辺にある美術館。駅からバスを2回乗り繋なければたどり着けないせいか、人気は驚くほどに少ない。展示会目当てで来る学生か、地元の住人がほとんどだろう。アイドル時に、人のいない場所を求めて見つけたこの美術館は人の少なさのおかげでよく利用していた。時折聞こえてくる波の音を聞きながら、飾られている写真をぼんやり見て回れるのがいい。
    写真を見ているからと言って写真に詳しいわけじゃない。いまだにアーティスト写真の撮影は嫌いだし、テレビに出るのも苦手だ。踊るのと歌うのだけ好きで、なぜ自分が今の職業を続けているのかもわからない。子役出身の長義にそっくりだからアイドルの相方に選ばれたのだという噂にはしっくりくるけれど。長義がすごい性格が嫌な奴だったらすぐに辞められたのに、人に厳しい以上に自分にも厳しいから、ついつい続けてしまっていたのだ。そのアイドルも去年惜しまれつつ解散した。24歳まで、という期限付きだったからだ。長義は女優に、残された自分は事務所の社長が進めるままにモデルになっ 3567

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    MOURNINGユイさんに妄想を(勝手に)送っていたランジェリーモデルのんばちゃんとカメラマンの大倶利伽羅くんの話。BGMはポルノの『元素L』大きなスタジオのセットには、ふんだんにオーガンジーの布が閃いている。その中心にあるアンティークな腕置きの付いたソファーには、一人の女性が下着だけの姿で身を横たえている。絶え間なく焚かれるフラッシュと、天井から下げられている布を靡かせるために大きなサーキュレーター、撮影の気分を盛り上げるためだろうゆったりとした音楽だけが空間を埋め尽くしている。
    ランジェリーモデルと言えば昔であれば眉をしかめられそうなものだが、海外のランジェリーモデルの影響もあるのか今では彫刻とも呼べそうな女性の理想を凝縮したプロポーションを維持しているからか憧れの職業になりつつある。彼女たちの生活の一挙手一投足が常に話題の中心になる。
    過去有名アイドルだった山姥切も有名ランジェリーショップの専属モデルの一人だ。アイドル当時からすらりと伸びた陶器肌の手足は話題に上がっていたのだから、アイドル卒業後の進路としては誰もが納得していたのだろう。
    これで6着目の撮影だというのに、疲れた様子を見せないのはさすがというべきか。頭の先からつま先まで、商品をよりよく見せるポーズというのは体幹を鍛えていなければすぐに崩れる。今のポーズの維 4627